2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 亀井勝一郎著『現代史の課題』(岩波現代文庫)

2011-03-16 20:47:59 | 読書
遠山茂樹らの『昭和史』(岩波新書)の登場を機会に、戦後の歴史家についての批判、アジア諸国との「連帯性」を掲げる一方侵略を行うという矛盾をかかえた「日本近代化の悲劇」、支配層が生み出した天皇制のある「擬似宗教国家」、日本共産党の評価を巡る「革命の動きをめぐって」、敗戦の5つの特徴をあげた「戦後日本についての覚書」、そして芸術を通じての「民族性をめぐる様々な感想」が収められている。なお、岩波現代文庫版 . . . 本文を読む

千葉県内の電車

2011-03-14 07:53:25 | Weblog
千葉県内のJRは終日運転見合わせ。京成は快速と各駅停車のみ運転。また、午前11時から午後5時まで運休。 . . . 本文を読む

読書 茨木のり子著『倚りかからず』(ちくま文庫)

2011-03-10 20:31:15 | 読書
十八篇の詩からなる詩集である。 『苦しみの日々 哀しみの日々』という詩の「苦しみに負けて 哀しみにひしがれて とげとげのサボテンと化してしまうのは ごめんである」(80頁)という言葉は、長引く経済不況の影響で乾ききった人間関係の上に乗っかる現在の日本社会には不可欠だろう。なにがなんでも一人の人間として、そのようなサボテンにはなりたくは無い。 . . . 本文を読む

東京スカイツリー609メートル

2011-03-10 08:39:06 | Weblog
押上駅の掲示板によれば、3月7日現在東京スカイツリーの高さは609メートル。残りは、25メートル。 . . . 本文を読む

読書 保坂展人著『いじめの光景』(集英社文庫)

2011-03-10 00:28:30 | 読書
80年代後半から90年代前半に著者たちが始めた10代向けのテレフォンサービスに寄せられた子どもたちの生の声や「このままじゃ、生ジコクになっちゃうよ」との遺書を残して自殺した鹿川君事件を追った内容が書かれています。 いじめという事態の打開策として、著者が80年代後半に中高生に呼びかけた8か条のうち、第1条の「絶対に自分から死のうなんて思わないこと」及び第8条の「勝ち目がなければ、さっさと逃げていい . . . 本文を読む

読書 保坂正康著『〈敗戦〉と日本人』(ちくま文庫)

2011-03-09 20:19:48 | 読書
『昭和天皇独白録』、『侍従長の回想』、『終戦秘史』、『戦藻録』、『機関銃下の首相官邸』、『機密戦争日誌』、『時代の一面』、『敗戦日記』及び『戦中派不戦日記』の史料を通じて、「敗戦について、日本の政治・軍事指導層はどのような受け止め方をしたのか、そこにはどのような対立があったか」(13頁)ということに対する理解を得ることが本書の目的である。 改めて、日本軍が特に敗戦に近い時期には「天皇でさえも手の打 . . . 本文を読む

読書 森田ゆり著『子どもへの性的虐待』(岩波新書)

2011-03-08 19:53:36 | 読書
性的虐待に関する基本的情報、その要因、子どもたちによる性的暴力、対策などが書かれている。第5章の「男子への性的虐待」の内容は他の書物で記載されているのを見つけるのは困難であると思われる。 日本社会が「性的虐待加害者たちに寛容で」「被害者にはきびしい」との主張(11頁)は聞くまでもないが、これは性的虐待に限らないのではないか。例えば、「従属慰安婦」問題でも同様だろう。 「傍観者たちが力の強い者の側に . . . 本文を読む

昨日の雪が残る今朝

2011-03-08 07:48:34 | Weblog
昨日の日中は雪が降って数センチくらい積雪があった。今朝は昨朝よりも気温が高いので残っている雪は無くなるだろう。今シーズンの雪はもう無いかと思うと寂しい気もする。 . . . 本文を読む

読書 本間義人『居住の貧困』(岩波新書)

2011-03-07 23:01:22 | 読書
本書では、住まいに関する政策が、省庁の縦割り行政を反映して、社会福祉及び労働政策とは連動せずにきたことが繰り返し言われています。更に、霞ヶ関(中央政府)はみずからが主体となって住宅を供給せずに、民間に頼ってきた。その結果、今般の経済不況によるハウジングプア問題が生じたと指摘する。 解決策として、住宅行政を国土交通省から厚生労働省に移管し、都市再生機構が新規賃貸住宅の建設を可能とすること等が提言され . . . 本文を読む

今朝は寒い雨

2011-03-07 07:37:11 | Weblog
今朝は雨が降り寒い朝となった。昨日と比べ、最低気温が10℃も下がるとの予報である。雨が降って寒いと言うのは春が近いと言うことかもしれない。 . . . 本文を読む