【西暦2021年5月5日 ニューエドワーズ基地コンピューター室】
模擬戦の翌日.VFーⅩ-10改プロトカットラスは、改良と安定旋回性を強化が進められる事になりミリアと開発者のアルガス・セルザーなどの技術者が立ち合っていた。
SVF-64アンサーズは待機が命じられ、様々な業務に取り掛かっていた。
ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
VFー1Rバルキリー1個小隊が、バトロイド形態のまま行進してる中、アサルトライフルを携帯している警備兵が基地を警備している。桐原少佐は月にいる妻と娘の事を思い出しているかのように空を見上げていた。
桐原少佐「・・・・」
地球ではない異星の空。
地球とはあまり変わらないが、星の位置が違う。
・・・・・もしマクロスが落ちず日本やアメリカの諸国が存在している別ルートの人間がなんていうか・・・・・・・・
そう呟きつつ見上げる。
「少佐」
一人のエデン軍の将校が近寄ってくる。
何やらビジネス用バックを抱えているようである。
何かありそうだ・・・・・・・桐原はそう思う。
桐原少佐「何事だ?」
「ハッ月クラビウス基地司令部より任務報告をまとめろと通知が来ました。できたら、転送するようにとのご命令です。」
実家(基地司令部)からの任務報告書を纏めろの通知であった。
これは本来桐原の仕事ではないはず・・・・・・
なぜここに・・・・・・・・
ーよし聞いてみよう・・・・・・・・・
桐原少佐「それはベレスフォード大佐の仕事だろ?」
「そうでありますが、大隊の報告書はきちんと大隊長の役割です。」
・・・・・・・桐原はすっかり忘れていた・・・・・・・
大隊の指揮官は自隊の任務報告書を纏め司令部に提出する事を・・・・・・・・
ーくそこんな事を忘れたって新兵以下か俺・・・・・・・
桐原は情けなく悔しがる。
「それと既に報告書に関するデータは私どもがやりましたので、報告書の編集と自身のサインをお願いします。」
報告書100枚のサイン+始末書3枚
桐原少佐「そ.そんなにあるのか?」
報告書100枚と始末書3枚・・・・・・これ一人でやるのか・・・・・・
桐原はあまりの数の多さに間抜けな事を言う程驚愕する。
それに始末書3枚って・・・・・・・・・
「はいそうでありますが?上からの伝言で、何か不服でも?と言っておけと言われています。これは不服でしょうか少佐?」
桐原少佐「いえ.............」
流石に上も俺が言う内容を理解していたのかよ。
まるでブラック職場だブラック職場。
くそ~副官が入れば・・・・・・・
完全に吉野と言う副官の存在を忘れている桐原。
すると将校がショルダーバックから何かを取りだした。
「では終わりましたら、この無線機で連絡してください。」
ショルダーバックから出てきたのは無線機であった。
まるで野戦部隊で使うような無線機である。
それに20年前の米軍で使用されている物だ。
桐原少佐「なぜ無線機なんだ?それに20年前のだし、ここどんだけ田舎なんだよ?」
「いえニューエドワーズテストフライトセンターは、最新式ですが機密性な物が多く盗聴されないようにです。ご理解をお願いします。」
ニューエドワーズ基地は最新鋭機の開発試験場に指定されているため傍受される可能性のあるレーザー通信は使えない。
なので傍受されにくい無線機を今だに使用され続けている。
地球本国からすれば田舎町扱いはされるが・・・・・・最新の情報通信システムは地球優先に配備されているのでしょうがない。
エデンだけではない、他の植民惑星も同様である。
桐原少佐「だけど、書類のサインで機密がどうこうって神経質すぎるぜ。君・・・我が部隊の小隊長を呼んできてくれないか?」
「分かりました.後で、では失礼します。(`_´)ゞ」
桐原少佐「頼む。」
一人じゃ完全に仕事が終わるわけがないから各小隊長を招集する。
この量は流石に一日で終わる量ではない。
分担しないで書類編集するのは流石に無謀である。
桐原少佐「100枚か、ハンコを押すのではなくサインだからな。はぁ、大変だよ。」
アメリカを中心に出来た地球統合政府の流れを汲む新統合政府のサインの仕方はハンコではなく、サインである。
手で字を書くと言うのはかなりの負担を強いられる事になる。
桐原はこれらの負担を強いられる作業を開始する。
ある程度報告書の処理が完了した頃・・・・・・・
マックス「少佐、こんな所にいらしていたんですか?」
桐原少佐「おぉマックスか?」
マックスだ、いつものようにベレー帽を被り左手に資料を持っていた。
仕事だろう、マックスも部隊長だ資料をまとめに来たんだろう。
マックス「それにしてもものすごい数ですね......あっ昨日の始末書まである。パソコンを打ち込みながらサインを同時に書く私にはできない神業だなぁ。」
マックスは桐原の作業に尊敬の念を抱く。
それは既に完成した報告書の編集とそれにサインを作業をするのを両手で行っている。
普通ではできない神業である。
桐原少佐「お世辞を言うな、昨日の模擬試験でVF-1であそこまで新型機VF-X-10改を追い詰めたから、テスト期間の遅れが出たから始末書書けとお偉いさんのお達しさ。」
マックス「軍のお偉いさんは石頭ですからね、それにしても昨日の戦いはミリアも久々にゼントランの本能が爆発し楽しめたと喜んでました。」
ミリアは実は昨日は楽しんでいた。
ラウラの実力を高く評価しており、今後の再戦を楽しみにしていると言う。
マックス「彼女いいエースになりますね。」
桐原少佐「だろ、ラウラは秘蔵っ子だからな。」
ラウラは秘蔵っ子。
上からの評価もかなり高い。
彼女の事は軍内部ではかなり有名になっている。
マックス「ははははそうですね、そう言えばベルタリア准尉は?」
桐原少佐「あぁぁそれなら......格闘戦をするとかで、修行の鬼となっているよ。ラウラはムキになるからなぁ。」
出来た報告書を印刷に回す桐原。
ラウラの今やっている事は簡単に分かる・・・・・・
一番倒したいライバルを倒すために。
模擬戦の翌日.VFーⅩ-10改プロトカットラスは、改良と安定旋回性を強化が進められる事になりミリアと開発者のアルガス・セルザーなどの技術者が立ち合っていた。
SVF-64アンサーズは待機が命じられ、様々な業務に取り掛かっていた。
ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
VFー1Rバルキリー1個小隊が、バトロイド形態のまま行進してる中、アサルトライフルを携帯している警備兵が基地を警備している。桐原少佐は月にいる妻と娘の事を思い出しているかのように空を見上げていた。
桐原少佐「・・・・」
地球ではない異星の空。
地球とはあまり変わらないが、星の位置が違う。
・・・・・もしマクロスが落ちず日本やアメリカの諸国が存在している別ルートの人間がなんていうか・・・・・・・・
そう呟きつつ見上げる。
「少佐」
一人のエデン軍の将校が近寄ってくる。
何やらビジネス用バックを抱えているようである。
何かありそうだ・・・・・・・桐原はそう思う。
桐原少佐「何事だ?」
「ハッ月クラビウス基地司令部より任務報告をまとめろと通知が来ました。できたら、転送するようにとのご命令です。」
実家(基地司令部)からの任務報告書を纏めろの通知であった。
これは本来桐原の仕事ではないはず・・・・・・
なぜここに・・・・・・・・
ーよし聞いてみよう・・・・・・・・・
桐原少佐「それはベレスフォード大佐の仕事だろ?」
「そうでありますが、大隊の報告書はきちんと大隊長の役割です。」
・・・・・・・桐原はすっかり忘れていた・・・・・・・
大隊の指揮官は自隊の任務報告書を纏め司令部に提出する事を・・・・・・・・
ーくそこんな事を忘れたって新兵以下か俺・・・・・・・
桐原は情けなく悔しがる。
「それと既に報告書に関するデータは私どもがやりましたので、報告書の編集と自身のサインをお願いします。」
報告書100枚のサイン+始末書3枚
桐原少佐「そ.そんなにあるのか?」
報告書100枚と始末書3枚・・・・・・これ一人でやるのか・・・・・・
桐原はあまりの数の多さに間抜けな事を言う程驚愕する。
それに始末書3枚って・・・・・・・・・
「はいそうでありますが?上からの伝言で、何か不服でも?と言っておけと言われています。これは不服でしょうか少佐?」
桐原少佐「いえ.............」
流石に上も俺が言う内容を理解していたのかよ。
まるでブラック職場だブラック職場。
くそ~副官が入れば・・・・・・・
完全に吉野と言う副官の存在を忘れている桐原。
すると将校がショルダーバックから何かを取りだした。
「では終わりましたら、この無線機で連絡してください。」
ショルダーバックから出てきたのは無線機であった。
まるで野戦部隊で使うような無線機である。
それに20年前の米軍で使用されている物だ。
桐原少佐「なぜ無線機なんだ?それに20年前のだし、ここどんだけ田舎なんだよ?」
「いえニューエドワーズテストフライトセンターは、最新式ですが機密性な物が多く盗聴されないようにです。ご理解をお願いします。」
ニューエドワーズ基地は最新鋭機の開発試験場に指定されているため傍受される可能性のあるレーザー通信は使えない。
なので傍受されにくい無線機を今だに使用され続けている。
地球本国からすれば田舎町扱いはされるが・・・・・・最新の情報通信システムは地球優先に配備されているのでしょうがない。
エデンだけではない、他の植民惑星も同様である。
桐原少佐「だけど、書類のサインで機密がどうこうって神経質すぎるぜ。君・・・我が部隊の小隊長を呼んできてくれないか?」
「分かりました.後で、では失礼します。(`_´)ゞ」
桐原少佐「頼む。」
一人じゃ完全に仕事が終わるわけがないから各小隊長を招集する。
この量は流石に一日で終わる量ではない。
分担しないで書類編集するのは流石に無謀である。
桐原少佐「100枚か、ハンコを押すのではなくサインだからな。はぁ、大変だよ。」
アメリカを中心に出来た地球統合政府の流れを汲む新統合政府のサインの仕方はハンコではなく、サインである。
手で字を書くと言うのはかなりの負担を強いられる事になる。
桐原はこれらの負担を強いられる作業を開始する。
ある程度報告書の処理が完了した頃・・・・・・・
マックス「少佐、こんな所にいらしていたんですか?」
桐原少佐「おぉマックスか?」
マックスだ、いつものようにベレー帽を被り左手に資料を持っていた。
仕事だろう、マックスも部隊長だ資料をまとめに来たんだろう。
マックス「それにしてもものすごい数ですね......あっ昨日の始末書まである。パソコンを打ち込みながらサインを同時に書く私にはできない神業だなぁ。」
マックスは桐原の作業に尊敬の念を抱く。
それは既に完成した報告書の編集とそれにサインを作業をするのを両手で行っている。
普通ではできない神業である。
桐原少佐「お世辞を言うな、昨日の模擬試験でVF-1であそこまで新型機VF-X-10改を追い詰めたから、テスト期間の遅れが出たから始末書書けとお偉いさんのお達しさ。」
マックス「軍のお偉いさんは石頭ですからね、それにしても昨日の戦いはミリアも久々にゼントランの本能が爆発し楽しめたと喜んでました。」
ミリアは実は昨日は楽しんでいた。
ラウラの実力を高く評価しており、今後の再戦を楽しみにしていると言う。
マックス「彼女いいエースになりますね。」
桐原少佐「だろ、ラウラは秘蔵っ子だからな。」
ラウラは秘蔵っ子。
上からの評価もかなり高い。
彼女の事は軍内部ではかなり有名になっている。
マックス「ははははそうですね、そう言えばベルタリア准尉は?」
桐原少佐「あぁぁそれなら......格闘戦をするとかで、修行の鬼となっているよ。ラウラはムキになるからなぁ。」
出来た報告書を印刷に回す桐原。
ラウラの今やっている事は簡単に分かる・・・・・・
一番倒したいライバルを倒すために。