おはようございます、やまぐち建築設計室の山口です。
週末の土曜日、今日は朝から吉野は雨です。
カラッと晴れてくれると気持ちがよいのですが・・・・・・。
昨日から今日にかけて間取りを考えているのですが、
同じ考えるならばやっぱり生きた間取りですよね。
とりあえず「無難な間取り」ではなくて、
キッチリと考えた間取り。
実際の生活や使われ方に則して家を計画していないと暮らしにくい、家に縛られた生活になりますからね。
例えば・・・・・書斎とか。
書斎のありかたとしては、
「静かで誰にも邪魔されないところでゆっくり本を読みたい」
と希望される事が多いんですが、実際はどうか・・・・。
帰宅して、部屋にこもって読書する。
でも、よくよく考えてみると、
居間やダイニングスペースのどこかで家族と食事をとった後に・・・・・・。
とか、
読書しながらテレビを横目で・・・・・。
家族が寝静まったあと落ち着いて・・・・・。
という話が多いんですけど。
隠れ家的な要素としての書斎を希望される場合もありますが、
その分「個」を重視しているので、
なかなか家族が集まらない結果になったり・・・・・。
逆にせっかく費用をかけて書斎をつくっても、
もともとそのような習慣がないので、
結局ダイニングやリビングに大好きな本を持ち込んで、家族と一緒に本を読んでいる・・・・。
となると、
せっかくの書斎がすぐに「納戸化」してしまいますよね・・・・。
そう考えると、無駄にコストを上げてしまうことにもなってしまうので、
日常生活をふりかえって考えた間取りがいいのではないかと思いますよ・・・・・・。
奈良で住まいの設計と暮らしをデザインする建築設計事務所の建築家