奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

未来の担い手に一言コメントも・・・・・・奈良県から取材オファーをいただいた、一般配布用のリーフレット記事内容の校了・・・・・。

2017年02月08日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

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少し前の話しですが、

奈良県庁から取材のオファーをいただいていた

奈良県の建設業界紹介の

一般配布向けリーフレット記事

校了が届きました。

 

建築の仕事を通じて出来る事は、

いろいろとあると思いますよ。

 

未来の建設業界を

担うかもしれない皆さんに

ちょっと「一言」を

語らせていただいています・・・・・。

 

 

リーフレットは奈良県庁や

奈良県内各市町村公共建物等に

置かれる予定だそうです。

 

 

とりあえず、校了でひと段落・・・・・。

 

 

 

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今夜のつまみ食いは・・・・・。

2017年02月08日 | グルメ つまみ食い 夜食

 

今夜のつまみ食いは・・・・・「黒胡麻とうふ豆」。

 

 

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暮らしの空間としての和の佇まいのある空気・・・・・和室と座敷による空気の違い、歴史が生み出す心地よさのある場所として、LDKと違う現代に至る「和心」の場所。

2017年02月08日 | 和モダン 思想

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現代人の持つ和室のイメージにも色々と・・・・・。

 

和室と座敷・・・和の場所と和心の空気色々と。

日本建築の間取りの中心である

畳敷きの部屋・・・・和室は、

日本人の住まいの原風景といえますよね。

 

畳敷きでくくってしまうには

あまりもおおざっぱなので、

和室のルーツを考えながらデザインする事も

多くあります・・・・。

 

 

 

 

 

 

畳は貴人の座・場でした。

 

 

 

 

 

 

 

座敷飾りと呼ばれる

唐物を飾る場が登場して

そこから時代は下って、

畳敷きの範囲が

少しずつ広がってくるように・・・・・。

 

 

最初は限られた

貴人のみだった畳敷きが、

普通の貴人へと広がり、

板間部分がだんだんと減ってくる。

 

 

現在の禅寺の本堂などで

見る事のできるような

部屋の真ん中に

板敷きを残して

その廻りに畳を敷いた・・・・追い回し部屋が

近いイメージ。

 

 

また・・・畳敷き以外の部分にも

薄縁と呼ばれる

縁取りした筵を敷くようにもなってくる。

 

 

板間部分がサービス通路となり

残っているのではありますけど、

その部屋は饗応・接客のための

部屋で・・・・・。

 

 

勿論、他の部屋は板間であり、

やはり畳は貴人の座・場を示すように。

 

この段階で、

座敷飾りと呼ばれる

軸と花を飾る板を備えた部位が登場し、

「押板」と呼ばれるようになります。

 

 

「押板」は後の「床の間」に発展していくスペース。

この頃、柱間装置といわれる

襖や板戸が発展してくると、

やがて限られた貴人の部屋では

板間を残さずに

畳を敷きつめるようになります。

 

 

畳マットという

座を敷いた部屋・・・・・座敷の始まりですよね。

貴人の起居するところから始まり、

やがて会所と呼ばれる

人の集まる場が座敷化・・・・・畳敷き化されていく。

 

 

いよいよ書院造。

書院造は室町時代に武家住宅として発展した様式で、

二条城二の丸御殿が例示されると

壮大な印象があるのですが、

武家も上級だと家は「城」となってしまう、

そんな豪奢な造りが書院造の原点。

 

 

少なくとも・・・・・貴人の部屋である

上座には全面に畳が敷き込まれ、

ここで初めて現代の「和室」の定義に叶う

造りが登場するようになります。

 

 

襖や紙張り障子も備わり、

座敷飾りである

飾り棚も造り付けとなってきて、

ここで「和室」そのものが完成・・・・・。

 

 

そうした上段の間には

書院、床の間、違い棚、頂台構えが揃い、

ひとつのスタイルができあがります。

 

 

さすがに頂台構えは

姿を消すものの・・・・・500年も前のスタイルが

今も日本の和室のプロトタイプとなって

現代人の和室イメージに刷り込まれているという流れ。

 

 

そう書院造は

日本の和室のルーツといえますよね。

こうして完成した和室、書院造は

豪奢の度を上げて、

貴族・武家社会の威厳の象徴となり

発展する一方で、

概ね貴人の使う各室には

全面的に畳が敷き詰められるようになり、

今度は茶の文化の流入により、

和室のもうひとつの性格が出てくるように・・・・・。

 

 

最初はメインの座敷の脇で

茶点所(ちゃたてどころ)ができ、

いわゆる別室でお茶を点て

喫茶する座敷に運ばれていたところ、

台子という点茶セットごと

座敷内で点茶・喫茶するようになってくる・・・・・。

 

 

まだこうした部屋を「純粋茶室」と呼ばない、

それは次に続く理由があり・・・・・・。

和室を茶室と呼ぶか呼ばないかの

定義にかかわるひとつが「炉」。

 

 

先の座敷に持ち込んだ

点茶道具「台子」には風炉釜が乗り、

どこでもそこは点茶所・・・・茶室となります。

これは貴人が自らそこに火を焚き茶を

点てるのだから、

まるで「ままごと」のようであり。

 

 

やがてその「ままごと」が講じてマニアは、

畳に炉を切り嵌めることを考えたようです。

 

 

こうして・・・茶の湯専用の座敷として茶室ができる。

武野紹乗による「紹乗の四畳半」が最初。

 

 

これは、座敷に付随した草庵の間で

やがてこうした茶室は独立したりしながら

利休の侘び茶の小座敷ができあがる・・・・・。

 

 

この後、広間の座敷と

侘び茶の小座敷が歩み寄った形で

中途半端で自由な茶点所が

「鎖の間」として書院の脇に並ぶようになる。

 

床の間を備え、

茶を点てられる気楽な場、

座敷であり、人々に広く愛されたようで、

「棚」までも備えない

床の間だけついた和室が

庄屋や町民への広がり、

座敷といえばこれ、といったスタイルと

定型化していく・・・・・。

 

 

床柱に磨き丸太を使ったり、

皮付きの面皮柱を用いたりと、

書院造よりは自由でくだけた

「綺麗さび」といわれる

「小堀遠州」の茶室様式は、

その後の数寄屋建築を定義付けるところまで

完成度をあげ・・・・・・・。

 

 

 

武家社会では書院はかかせないまま

座敷(床の間付き和室)も併設されますが、

家作を制限された農家・町家では、

畳敷きの部屋も増えていく中で

「座敷」造りは禁止され、

少なくとも表向きは

長押や床の間、漆塗りの建具や貼り付け壁は

御法度となる・・・・・。

 

 

こうして一般庶民には

江戸250年の間、

書院・座敷へのあこがれがたまってくる。

もちろん富裕な庄屋、

町家、揚屋(郭)・旅籠・湯殿など

特殊な建物には座敷に贅をこらしたものが多くあり

今も現存した状態で残っていますが、

現在でも・・・・・「和室でくつろぎたい」と願う

DNAは健在ですよね。

 

 

長い講釈でしたけど、

和室は畳を敷き詰め、

せめて床の間や書院を備えた

「和みの部屋」として、

今後もまだまだ・・・・・「和心」を

くすぐっていくこと請け合いですよね。

 

「畳の間」の存在は、形を変えても

暮らしの中に存在する事で

心地よさが生まれますから・・・・・。

 

 

意味を持つ空間として。

 

 

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