奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの周辺に和の作法と環境の趣をどのように取り込み住まいの中に作法として取り入れるべきなのかを丁寧に紐解く事で住まいの質と暮らしの余白による感覚的な意識の程よさが生まれるように。

2025年01月18日 | 和モダン 思想

住まいに豊かな余白を

いつもさりげなく考えています。

※吹抜けと中庭のあるリビング+ダイニングキッチンの内観デザイン提案

 

僕自身、

建築家として

暮らしを考える時に

人や自然に寄り添い

日常に馴染む

シンプルな空間は、

豊かな住まいのカタチに

程よさを与えてくれるものだと

考えます。

 

その為に

機能性を確保しつつも

余分なモノはなくし、

「豊かな余白」を

造ることがとても大切だと。

 

人の動きである

動線や間取りはシンプルにし、

空間を断面的に

そして立体感覚を考え、

外観は虚飾のない

凛とした佇まいに

近くなるよう・・・・・。

 

自然と環境の摂理に

順応する。

 

敷地や空間に生まれた余白は、

自然の苦悩が出来る限り

引き寄せられる

奥深い空間を生み出し、

住む人の日々の暮らしに

多様な豊かさと

質を与えてくれるように。

 

日常に気持ちでも感じる変化を。

人は自然の移ろいや

光と影など「変化するモノ」に

心動かされ、

年月を重ねる程

味わいを増すモノに

心惹かれることも多いと

考えています。

 

日常の中で、

ふと空を見上げたくなったり、

モノに触れたくなったり、

そこにとどまりたくなるような。

 

そんな「はっ」とする

日常の心の変化を

デザインすることは出来ないか?。

 

僕は設計の際に

建築的操作の中でも

何気ない日常の中に

五感で感じる豊かな変化を造り出し、

年月の経過と共に

味わいを増す

魅力的な住まいのありかたを

つくりあげることで

住まい手さんの日常を

価値観ともに上質にと考えます。

 

その中にあって

空間に「多様な繋がりと奥行」を。

 

建築の設計とは

境界の立体化を考える行為です。

 

その為空間同士の

「繋がりや境界の奥行」を

考えることがとても大切です。

 

例えば、

縁側や軒下、

通り土間に坪庭など、

日本の住まいは

昔から内と外との境界に

多様な半屋外空間(中間領域)があり、

格子や障子など

多様な空間の仕切り方が

存在しました。

 

そんな日本の風土に適した

中間領域や仕切り方は、

空間に「多様な繋がりや奥行感」を与え、

暮らしに豊かさを

与えてくれ「装置」となります。

 

そういう事からも

カタチやデザインだけではなく

建築と暮らし全体の中に

和の伝統から多くのことを学んだ

敷地環境や

住まう人との語らいの中から、

現代に再構築した

豊かな建築と住まいの空間を

考えるようにと

いつも考えています。

 

暮しに応じた和の作法の中にある

現代的な

暮らしの奥行きを丁寧に。

 

住まいと暮らしの作法を

丁寧にイメージしてみませんか?。

 

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やまぐち建築設計室
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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