二階建てや三階建ての注文住宅、
例えば「平屋+α」の住まいの空間で
立体的な空間構成を活用して室内の変化を楽しんだり
過ごし方に余白を愉しんだり・・・・・。
※階段途中に設けたスキップフロアからLDKと吹き抜けを視界に
スキップフロアのある暮らし。
段差を立体的に活用して
中間の階を設けて
余白空間を生み出す「スキップフロア」のある空間。
※スキップフロアの書斎カウンター付近から吹抜けを介して視界
暮らし方や住まいのカタチに応じて
注文住宅で取り入れる
スキップフロアのメリットや
空間活用の手法は色々あります。
スキップフロアには、
スペースを有効活用したり、
部屋(空間)に開放感を持たせたりと、
間取りの構成によって
メリットも数多く生まれます。
そんなスキップフロアの魅力を
どんな風に活用できるのか?。
注文住宅を検討する際の
参考にしてみてください。
※階段+吹抜けを介してのスキップフロア約4.5帖の部屋構成
家造りを考え始めた時に、
インテリアや住宅雑誌、
ハウスメーカー、
住宅会社等のHP、Instagramなどを見ていると、
「スキップフロア」というキーワードを
目にすることがあるかと思います。
スキップフロアとは、
フロアの高さを半階層ずらして、
中階層をつくる間取りのことを指し、
場合によっては
「小上がり」や「ステップフロア」と
呼ばれることもあります。
スキップフロアの特徴は、
横ではなく縦の空間を
活用する点にあります。
ごく一般的な間取りが、
横に空間を活用するのに対して、
縦の空間を
有効活用できるのが大きな特徴。
つまり、
空間を壁で仕切ることなく、
段差を加えることで、
ひとつの空間に緩やかな繋がりを持たせた、
連続性のある
もうひとつの空間を生み出す事ができるので、
空間にメリハリがつくなど、
住まいの印象がガラッと変わります。
スキップフロアには
どのようなメリットがあるのか?。
開放感をプラスできるという事。
LDKに少し段差をつけるだけでも、
変化が生まれ開放的な印象になります。
スキップフロアのスペースと
LDK(リビングダイニングキッチン)を
同じ雰囲気で統一していること、
吹き抜けで天井を高く計画していることもプラスして、
部屋(空間)が広く
見えるようになっています。
※LDKからスキップフロアと吹き抜けを見上げる視界+スキップフロアの下部空間を利用した収納(約4.5帖)
※吹抜け+スキップフロア空間を見上げる視界・斜めの視界で広さを感じる空間構成
自然な斜めの視界がポイントです。
空間の高いところから
光が差し込むようなつくりになっていることも、
開放感ある空間演出を
サポートする構成にもつながります。
スペースの有効活用に最適。
スキップフロアは、
平面的な場所(スペース)の確保が難しい場合に
相性がよいことも特徴のひとつ。
その理由としては、
空間を有効活用できることで、
収納スペースを
確保できることが挙げられます。
そのほか、
同じ空間内に高低差をつけることで
部屋を広く見せる効果が
あることなども理由としてあります。
また意識的な仕切りや
ステップを設置することで、
限られた空間のなかでも
1つの部屋が確保できる事は
暮らしにも随分価値を生み出すこともあります。
プランによりドアで仕切ることもできるので、
必要に応じて
部屋をしっかり分けて使うことも
可能です。
スキップフロアのスペースを意識して
窓の構成をデザインとして
設計の工夫を考える事で、
部屋を仕切っても
明るい空間のまま利用できるのもポイントです。
趣味の部屋やリモートワークに、
アイデア次第で
いろいろな空間に活用ができます。
子ども部屋は計画できても
寝室以外に大人のための
自室が取れそうにない、
といった間取りの場合には
スキップフロアを部屋として
利用する計画をデザインする事も
メリットのひとつです。
家族の理想をカタチにできる
注文住宅だからこそ取り入れたい「スキップフロア」を
活用した空間構成の価値。
同じ空間のなかで
少し高低差をつけるだけで、
縦の変化をもたらすことができるという事は
開放感を持たせたり
部屋を広く見せたり、
スペースを有効活用できたりと、
スキップフロアには
さまざまなメリットがあります。
理想的な暮らしのカタチ、
住まいのあり方がどのようなものなのか?。
イメージがまだ
決まっていなくても大丈夫です。
スキップフロアなど
部屋に取り入れてみたいアイデアや、
理想の家族の暮らしをお聞かせください。
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■やまぐち建築設計室■
建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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