奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

隙間を生み出し、空気の質をコントロールするような中庭の存在、LDKだけでなく場所としての外部空間を四則演算で振り分けつつ「角度を生み出す装置」として設計デザインするように・・・・。

2017年06月15日 | 家 住まい 間取り プラン

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住まい造りと空間の余白・・・・・。

場所の距離感を設計するという事。

 

つくりがあるデザインとして、

様々なものを鏡のように

「映し出す」ことができますよね「庭」の存在を。

 

 

晴の日、曇りの日、夕焼けや星空、

雨や雪、夏と冬、

そこにいる自分の「心理状態」も

映し出してくれます。

 

 

そして、その時々で驚く程、

その姿を変えてくれる庭。

 

 

「カラッポ」であるが故に・・・・。

 

 

住宅の計画を設計する時にも

そんな思想を持ち込みます。

 

 

純粋な建築の空間として・・・・・。

敷地条件から許される限り

最大の「カラッポの箱」を

用意することから始まり、

家として、敷地全体を見渡せる広さである

開放感を感じることが出来るように。

 

カタチは残しつつ、構造物の無い部分

建物でない場所を計画するように・・・・・。

庭の存在をどのように計画するのか?。

という事ので設計の差ですよ。

 

 

庭は建物ではありませんけど、

建築の一部。

それを逆手に取って

魅力あるスペースとして

生かしてしまえばいい訳です。

 

 

例えば、一丁の豆腐から、

包丁で数カ所のブロック(庭)を

くり抜いたみたいに・・・・・・。

 

住まいの空間を豊かにする手法として、

大きなものをひとつでなく

小さなものを沢山という

メソッドがあります・・・・・。

 

 

庭という外部空間で建築空間を

操作するような設計デザインに。

 

それを庭に持ち込んでみると

大きな中庭が「ドン」とひとつあるより、

小さな中庭が所々に沢山散在している

というイメージですよ。

 

 

そうすると、室内に居ながらにして、

前にも/後にも/左にも/右にも庭が

さり気無く・・・内部にいた筈なのに、

あそこにもここにも

沢山の豊かな外部空間として

顔を出してくる事になるんですよ。

 

 

小ぶりな庭が・・・・色々な場所に

散りばめられているという事での

変化のある空間の豊かさ。

 

プライバシーや見たくない物を

遠ざける工夫として、

隣家との視線は遮りながらも

明るさを適度に確保できるように・・・・・・。

 

そして「その場所」を一望出来る内部空間。

視覚的にすべて連続して

一体に設計することで、

住まいが実際以上の広さ感覚を持ち始めます。

そして、間仕切り壁が「透明なガラス」

になることで、

室内とブロック別けすることにより

境目の印象で別空間としての意識も。

 

 

室内に居て外を感じ

に居ても室内を感じるような感覚、

空や雲や月や夕焼けが、室内に入り込むように。

 

 

人間というのは、

上より下の方向を見る習性がありますよね。

床の部分としての印象も

上(空)にある自然(空・雲・月・夕焼け)たちを、

日常生活で頻繁に感じる下(床)にまで

デリバリーしてくれる効果として

印象をデザインしていますよ

いつでも・・・・・。

 

植えられた植物たちが

ユラユラしている風景を目にすると、

外で柔らかい風が吹いていることも

感じる事が出来ますよね。

 

 

動きや屋外の豊かさを五感の内、

風を目(視覚)で感じるということも

デザインに取り入れながら・・・・・・。

 

その、ある意味幻想的な空気の感触

生活の中に浸入させるように。

そうする事により、決して小さくない

感動が生まれる時間が個々のエリアで

生まれますからね・・・・・。

 

 

中と外が幾重にも連なる空間。

案外それが心地いいんです・・・・・。

 

 

一見シンプルに見える

箱としての中庭の存在の中には、

装置(デバイス)としての存在感。

 

「カラッポ」の箱の中に

視線を踏み入れると、そこは屋内とは

全く違った風景が広がりますからね。

 

敷地条件から許される限り

最大の「カラッポ」の箱を用意する設計。

 

その「空気」が目には見えなくても、

竜安寺の庭のように変化に富んだ

色や臭い、音、感触を

住まい手さんに感じさせてくれますよね。

 

建築は「物」をデザインするのではなく、

「空気」の質をコントロールする事で

その質がずいぶんと異なりますからね。

 

 

設計の質での空間の違い・・・・・。

暮らしの器となる家で

肌と感覚で感じる心地よさを

体感してみませんか?。

 

 

暮らしを考えたうえで

丁寧な設計の持つ意味を・・・・・・。

 

 

 

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