奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住宅建築設計デザイン・・・住まいの空間で奏でるイメージ、空間で生まれる質の良い効能と陰影による大人の時間とゆとりを設計。

2016年10月11日 | (仮称)暮らしと共に「め・で・る」家。

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住まいの新築工事・・・・・。

(仮称)暮らしと共に「め・で・る」家。

現場でカタチを生み出す仕事が進んでいるところ。

 

 

外観部分も見え方がよく分かる様に

なってきました・・・・・。

「要塞」のイメージと「和モダン」の融合を

後はこの下地工事の次の段階での

「タイル張り」で表現を具現化していきますよ。

そのセレクトと「張り別け」もしっかりと

計画段階で昇華していますから・・・・・。

 

 

そして内部の工事も順調に。

部屋の空間構成も住まい手さんに

把握(認識)しやすくなっています・・・・・。

部屋全体の広さと構成内容。

 

二階部分は床材も大半を

張り終えの状態に・・・・・・。

 

 

二階部分には建材メーカー「朝日ウッドテック」の

Live Natural PLUS ブラックウォールナットを採用。

少し味わい深い大人の雰囲気を

計画していますよ・・・・・。

 

一階にはもうひとランク「価値の違い」がある

プレミアムと、波をイメージした幅の違いで速度感と

リズムのある「Nendo collection」も使い分けていますよ。

そのエッセンスとなる照明の「灯り」にも

空間への設計の工夫を盛り込みつつ。

間接照明(間接光)による全体の雰囲気構成を視野に。

 

光の箱をデザインしていますよ・・・・・・。

箱を積層材でつくり、

上部を開放してその中へ照明器具を隠し、

光だけを上部へ向けて

開放的に照らすように・・・・。

 

 

天井が程よい明るさで照らされる事により、

味わいが生まれますよ。

照らす場所と灯りの効果で

空間の雰囲気をデザインします・・・・・。

見えるモノゴトを全体でデザインする事により

暮らしの価値をより良い場所へ・・・・。

 

 

そして一階部分も同時に工事が

進んでいるところ・・・・・・。

 

天井部分の変化部分、

壁の変化部分も分かりやすくなってきました。

この部分にも「変化を促す設計の工夫」を

色々と投入していますよ・・・・・。

2階のセカンドリビング同様、

光の演出効果と・・・2階よりも、

より深い味わいの生まれる「陰影」の効果を。

影を操るデザインで落ち着きをデザインしています。

色の効果と同様に二次的なデザインの意味を

設計で細工しておくことで

「見え方の変化」を「時間の経過」も含めて

インテリアに変革を促しますよ・・・・・。

観葉植物等の「緑の効能」のように。

 

物理的な効果だけを考えるのではなくて、

心地よさに訴える「効果」を

デザインしておくことが

暮らしの本質を変えるためには大切。

 

効果の程は完成後を楽しみに・・・・・・。

 

そして電気設備面も同時進行での

現場打ち合わせを。

 

照明器具の効能にも関係する「ライトコントロール」、

ライコン回路の計画内容確認と

設置位置・・・・床からの高さも含めて。

 

 

陰影の効果は家の大小に関係なく

大切な要因だと僕は考えていますよ・・・・・・。

 

 

照明計画の持つ意味。

 

 

谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」には、

日本人の陰影に対する美意識が描かれています。

古い茶室や寺院を見ても分るように、

障子や簾で光を調節し、

美しき陰りをつくりだしています。

 

 

微妙な光と陰が醸しだす

陰影の美しさに触れることで、

豊かな気持ちに導かれることを日本人は理解し、

建築物や芸術に取り入れてきました・・・・・。

 

 

 

能や茶道が、今日まで受け継がれているのも、

陰影を生かした演出で人々の心を魅了しているから。

心地よい環境に不可欠なものは、

光を操ることで生まれた「陰り」といえます。

 

 

 

高級ホテルに足を踏み入れると

感じる優雅な独特の感触がありますよね。

割烹や料亭等、フレンチやイタリアンでもそうです・・・・。

 

 

そう感じるのは、日常の均質な照明とは異なる、

落ち着いた、柔らかい光が

上手く配されているからですよね。

 

そのバランスを作り出すシステムの部分。

照度調整等をそれぞれの回路に活かす

システムの取り付け・・・・・。

設定をして「各所」の照度を固定しておきますよ。

 

 

 

光と陰のバランス次第で、

空間の印象は変わるものですからね。

その時の、その空間にふさわしい灯りに

調節することで、

人の心も心地よい気分になりますよ・・・・・。

 

 

そのような「効果」を空間へ設計の配慮で

投入しつつ、

設計デザインの価値で空間の魅力と効果を

生み出していますよ・・・・いつでも丁寧に真剣にコツコツと。

 

 

配慮の経験値と、

何を設計しているのかの違いで

生み出す空間には差が生まれますよね。

 

 

 

 

 

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