奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

(仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家新築工事、オーバーハングが生み出す効能を踏まえた設計デザインは使い勝手と方位を加味し暮らしやすさの提案に。

2024年12月14日 | (仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家

(仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家新築工事。

奈良県橿原市内で

新築工事中の住まい。

※工事用仮設足場の外れた状態

 

工事用仮設足場と

養生シートが外れた状態になり

建物のフォルムが

しっかりと見えるようになりました。

 

オーバーハング部分を

しっかりと持って

それが建物の佇まいの

特徴にもなっている外観。

 

オーバーハングとは

下階よりも突き出した

上階部分がある設計や構造のこと。

 

庇やベランダ、

バルコニーなどがそれにあたりますが

今回は2階の部屋そのものの一部も

外側に張り出した状態で

設計の工夫としてデザインを施し、

室内側からの使い勝手を

向上できるように

間取りを考えています。

 

同時に屋根が掛かっている

二階ベランダ部分も

「道路が西側」という特徴を考えて

深い奥行きを持たせて

屋根も掛けて

半屋外としてのデザインに。

 

一階の軒下のような空間にも

そのような意図を持たせて

デザインを工夫しています。

※ミニマムなLDK空間とリビング階段の周辺壁紙を貼る前の状態

 

内部は仕上げの壁紙(クロス貼り)工事の

進行中で2階はほぼ貼り終えて

1階部分は下地を調整中のところ。

 

雰囲気は整っているので

仕上がりの様子は

住まい手さんにもリアルな範囲も

伝わっているところ。

※壁紙を貼り終えた二階の状態(トイレ)

 

二階部分はクロス(壁紙)を

貼り終えている状態なので

少し仕上がり具合の確認も・・・・・。

 

窓のサイズと位置にも

意味があって

単純に明るさや

風通しだけではなくて

光の効能も取り入れて

設計していますから

陰影がいい具合に

二次的なデザインの効果として・・・・・・。

 

暮らしの趣を丁寧に表現する工夫は

単純にみえるような空間にも

居心地の表現として

色と質感の効果も

ご提案しています。

 

暮らしの質感を丁寧に・・・・・。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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(仮称)中庭と半ビルトインガレージのある生活動線がワンルームのようなシンプルモダンの家、暮しに則した間取りと生活の豊かさを考えて生活の質を向上する空間に、家造りの設計とデザイン提案。

2024年12月14日 | (仮称)中庭と半ビルトインガレージのある生活動線がワンルームのような家

今年の5月に土地の視察が始まり

プランと間取り

暮らしの趣について打ち合わせを続けていた

奈良県生駒市で新築計画の住まいは

最終的な土地の購入も終わり

実施に向けて進んでいるところです。

※住まい手さんとの打ち合わせ

 

(仮称)中庭と半ビルトインガレージのある生活動線がワンルームのようなシンプルモダンの家

 

個室化していないガレージ計画で

広さの拡張性と

自由な使い勝手も

提案させていただきながら

ガレージから玄関への動線、

玄関ポーチから玄関への動線と

結果的には同じ屋内に入るのですが

ルートを2カ所に設けての提案。

 

玄関からホールを通って

どこにでも自由に行き来できる

回遊動線(クローバー動線)を

設計して

移動にも混雑しない

複雑すぎない

単純な移動のための動線を確保して

実は複数の部屋から部屋への

移動も出来るような

間取りの工夫を持った家。

 

中庭の方に寄せた吹抜けと

リビングアクセス階段は

時間の経過を程よく感じる日陰の動きが

デザインとなる設計を施しています。

 

光の反射や日射がデザインのカタチとして

表現される事で

実は穏やかな空間が生まれますから。

 

風景としての中庭、

部屋の延長としての

中庭という付加価値以上に

過ごし方の密度が

家族にとって程よい空間になる

そんな設計を施した住まいの計画。

 

着工の予定は来年の3月ですが

それまでに色々な準備、

建築空間と暮らしの連動を

整えているところですが

土地の整理整頓も同時に・・・・・。

 

暮らしを整える住まい造りで

生活を見直す時間を

大切にといつも考えています。

 

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よりよい暮らしを叶える家づくり、間取り生活動線まで考える住宅プランのポイント間取りやデザインだけでなく家族の生活スタイルに寄り添ったプランニング、動線設計、収納計画も生活の見直しから。

2024年12月12日 | 家 住まい 間取り プラン

間取りだけではなくて

生活のプランとして

家の状態を考えるという事。

※住まい手さんの価値観と暮らしからデザインを提案・LDK内観CG

 

注文建築で建てる家、

どういう暮らしが

思い浮かぶのか・・・・・。

 

広々とした

オープンスペース、

テーブルにも使える

対面式のキッチン、

バルコニーや庭で

くつろぎのひと時、

いろいろな

生活の基準を考えながら理

間取りに描いてみます。

 

そこから

全体の調和を考えて

暮らしをカタチにします。

 

注文住宅のために、

間取りを考える際の

大切な内容を

少し書いてみたいと思います。

 

プランとは

間取りだけではなくて

これからの住まいと

暮らしを計画すること。


暮らしやすい家、

生活の方向性、

間取りを意識しながら

具体化する。

 

〇 これは外せないという部屋から、その近くに必要な部屋をイメージする
〇 遠くに置きたいものを遠ざける
〇 玄関から入ってすぐに欲しいものを考えてみる
〇 一緒に暮らす人の希望も書きとめる
〇 家族それぞれが自分の部屋周りに何が必要なのか整理整頓する
〇 住む人の気持ちを整理する
〇 外せないこだわりから希望まに優先順位もつけてみる

朝起きてから何をするのか

玄関から入って

どこへ行くか

駐車場から荷物を抱えての出入りは?。

人の動きにあわせて

間取りの中に

動線を引いてみます。

 

朝の気ぜわしい時も

ぶつからない、

気兼ねなくお茶を入れたり、

トイレに行けたりといった、

生活のリズムと見直してみる。

 

絶対外せないポイントから、

ささやかな希望も

話してみる。

 

現在の生活環境で

困っている事を

整理してみる。

ちなみに設計する際には

耐震性や建築基準法、

都市計画法や

地域の市町村条例や県条例、

消防法や土地の事情から

いろいろな制限も判断します。

 

また、採光や通気性、

構造や安全性、

近所との兼ね合いなど、

機能的な面から

調整をしていきます。

 

そして実際にかかる

建築費用も提示します。

 

間取りで押さえるポイント。

間取りを

確定させるまでに

家具や電気製品も

大事な要素になります。


家具や大きな電化製品で、

今あるものを

使うなら

そのサイズや

配置したい場所も考えます。

※窓の位置関係や扉の位置関係も重要ですから。


新しく買うなら

カタログからサイズを

写しておきます。

また使いたい電気製品、

電気器具の位置も

書いてみます。

洗濯機、テレビ、冷蔵庫、

食洗器、

台所用品(ミキサー、炊飯器、オーブンレンジ、湯沸しケトル…)、

充電器などです。

 

使うであろう電気機器を挙げます。

 

IT機器を

使うスペースも書きこみます。

ここから次の位置と

数を考えていきます。

〇 LAN端子(モジューラージャック) 
〇 TV端子
〇 電気コンセント
〇 照明
〇 スイッチ
家具やスイッチの位置を見ながら

次の事柄を

ひとつひとつ

確認をします。

〇 室内の動線に無駄がないか
〇 家具が障害物にはならないか、スペースは充分あるか
〇 収納はどこに必要か
〇 収容はどのくらいの大きさにしたいか
〇 コンセントの必要数と位置
〇 スイッチの位置

実際に手や足を動かして、

距離感を確かめるように

決めていきます。

 

外の自動点滅照明も

必要ならば

書き足します。

 

こういった内容を基本に、

間取りが決定したら、

内装や外装、

建築素材や仕上げの話しも

徐々に増えてきます。

 

住み心地のいい間取りを

計画する為にも、

多方面から

考える必要があります。

 

土地の条件にも

紐づけして

全体像を考える事が

重要です。

〇 家の外の音や家の中の生活音で安眠が妨害されないか
〇 日当たりがよすぎて家の温度が上がりすぎないか
〇 料理の匂いがキッチンから家の中に充満し過ぎないか
〇 風呂、トイレはプライベートが守れるか
〇 来客のあった時、家族は自由に動けるか
〇 道や隣からの視線はどうか
〇 隣の換気扇やクーラーの室外機はどこにあるか

また、

こだわりの裏側にある

マイナス点も

しっかり見極めるように。

そして、
〇 希望を100%叶えるよりも、優先度の高いこだわりを確実に生かせるような家にする
〇 住む人のニーズに応える、ライフスタイルに合った家にする
また、
〇 ライフスタイルに合う家を考える
〇 プランニング以外の打ち合わせにも情報の共有を大事にする

暮らしやすい家を

建てるために、

必要な生活の質

を見直す時間は重要です。

 

いろいろなアイデアや

最新の情報が

あったとしても、

それが

「自分たちにとっての住みやすさ」に

結びつくかどうかは

別問題です。

 

自分たちの暮らしにとって

必要な要素は何なのか?。

 

憧れや理想だけではなくて

暮らしの本質に沿う

家造りが重要ですから。

 

丁寧な

暮らしの意識も

大切にと思います。

 

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住まいの設計における乾太くん設置場所、家事と動線を最適化するための設置場所選びも含めた間取り検討、新築・リフォーム時に考慮すべき屋内外の配置、洗濯機上・横・独立設置におけるメリットと課題を。

2024年12月11日 | 住まいの水まわり住宅機器

部屋干しという選択肢と共に

乾燥機を使う間取りと

家事動線、

乾太くんを置く場所、

選び方、設置場所別に

考えておくべき

使い勝手。

※家事空間をワンルーム化したLDK空間の提案

 

新築やリフォームを

考えている、

乾燥機として「乾太くん」を

検討している人、

乾太くんの設置場所選びに

悩んでいる方も

多いと思います。

※扉を開けると洗濯機スペースと乾燥機スペースを兼用した収納空間・隣には収納スペース

 

採用したいけど、

どこに置けばいいのかが

わからない、

使いやすい場所に

設置したいと

考えているのけれど

判断が出来ない

という方も多いかと思います。

 

実際、家の間取りや動線を

打合せするなかで

家事動線や物干し等の

ご相談とあわせて

乾太くん導入を

検討するケースもあります。

 

現在も二案件、

導入予定で相談中です。

 

現在の家事の変化や

環境の変化にともなって

部屋干し(室内干し)同様に

乾燥機の導入も多くなっています。

 

勿論それは家造り、

間取りの検討やライフスタイルにも

関連してきますので

乾太くんの設置場所の選び方、

メリット・デメリット、

設置場所別の

注意点なども

家づくりに組み込み

それぞれの暮らしの環境に

最適な乾太くんの設置場所を

見つけられるように

ご提案も行っています。

 

そういった意味で

家事の中に含まれる作業として

乾太くん設置場所の選び方を

少し書いてみたいと思います。

 

乾太くんを

快適に使いこなすためには、

設置場所選びが重要。

 

設置場所によって

メリット・デメリットが

異なるため、

それぞれの場所の

特徴を理解した上で、

ライフスタイルに合った

最適な場所を

選ぶ必要があります。

 

1:高さ

乾太くんの設置高さは、

使いやすさを大きく左右します。

 

高すぎると、

踏み台が必要になり、

洗濯物の出し入れが

大変になります。

逆に低すぎると、

腰への負担が大きくなり、

長時間作業が

辛くなります。

 

特に、

縦型洗濯機の上に

乾太くんを設置する場合は、

洗濯機の上フタを

開けるスペースを

確保する必要があり、

乾太くんの取り出し窓が

160センチメートルくらいの

高さになる場合が多いです。

 

身長が低い方は、

奥の洗濯物を

取り出すのが大変になりますし

乾太くんの

掃除用フィルター位置によっては

定期的なメンテナンスに

難ありとなります。

 

2:奥行

乾太くんの奥行きは、

乾燥の容量と

設置場所のスペースに

影響します。

 

奥行きが広いと、

洗濯物を

出し入れする際に

スペースが必要になります。

奥行きが狭い場合は、

設置場所のスペースを

比較的有効活用できます。

 

3:排湿

乾太くんは、

乾燥時に発生する湿気を

排出しなければいけません。

排湿口は、

外壁や窓などに

設置する必要があります。

排湿口の位置によっては、

設置場所が

限られてしまうことが

あります。

 

乾太くんの設置場所別

メリット・デメリット

 

乾太くんの設置場所には、

屋内、屋外など、

さまざまな

選択肢があります。

それぞれの設置場所には、

メリットと

デメリットがあるので、

れぞれの場所の

特徴を理解した上で、

最適な場所を

検討する事が重要です。

 

屋内設置

脱衣所やランドリールームなど、

屋内に設置する場合、

洗濯物を干す事が減るので

不要になるため、

部屋を広く使えるという

メリットがあります。

 

また、

雨や風などの

影響を受けずに

乾燥できるため、

天候に左右されずに

洗濯物を乾かせます。

 

しかし、

屋内設置の場合は、

排湿対策が必要になります。

乾太くんは、

乾燥時に発生する

湿気を外部へ

排出しなければいけません。

先にも書いたように

排湿口は、

外壁や窓などに

設置する必要があります。

 

また、

排湿口から

湿気が漏れる可能性もあり、

部屋の湿気対策も必要です。

 

屋外設置

ベランダや庭など、

屋外に設置する場合、

屋内設置と比べて

排湿対策が不要になります。

また、

屋内設置よりも

広いスペースを

確保できるケースも多いため、

計画性さえしっかりしておけば

乾太くんの設置場所を

選びやすい

というメリットがあります。

 

しかし、

屋外設置の場合は、

雨や風などの

影響を受けるケースもあるので

デメリットがあります。

 

また、

冬場は寒さの影響で

乾燥時間が長くなる

可能性があります。

 

洗濯機の上

洗濯機の上に設置する場合、

洗濯が終わったら

すぐに乾太くんに

移せるため、

動線が短く、

作業効率が向上します。

また、

スペースを有効活用できる

というメリットがあります。

 

しかし、

洗濯機の上に設置する場合、

乾太くんの設置高さが

高くなるため、

洗濯物の出し入れが

大変になることがあります。

また、

洗濯機の上に設置するため、

洗濯機と乾太くんの間に

スペースが必要になります。

 

洗濯機の横

洗濯機の横に

設置する場合、

洗濯機と乾太くんを

並べて設置できるため、

スペースを有効活用できます。

また、

洗濯機と乾太くんが

近い位置にあるため、

洗濯物の出し入れが

しやすいという

メリットがあります。

 

しかし、

洗濯機の横に設置する場合、

乾太くんの設置場所が

狭くなるため、

設置場所選びが

難しい場合があります。

また、

乾太くんが洗濯機に

近すぎる場合は、

洗濯機の操作が

難しくなることがあります。

 

独立設置

乾太くんを

独立して設置する場合、

設置場所を選べるという

メリットがあります。

また、

洗濯機と乾太くんを

離して設置できるため、

スペースを有効活用

しやすくなります。

 

しかし、

独立設置の場合は、

洗濯機と乾太くんが

離れるケースによっては、

洗濯物を持っての移動を

考える必要性があります。

同様に、先にも書いているよう

乾太くんに電源や

排湿口などを設置する

必要があるため、

設置場所選びが

難しい場合があります。

 

乾太くんの設置場所選びは、

使いやすさ、

スペース、

排湿対策など、

さまざまな要素を

考慮する必要があります。

間取りと生活空間、

家事空間を融合しながら

暮らしのイメージを持った状態で

設置位置を

検討することが重要です。

 

乾太くんの設置は

間取りと共に

造作、家事動線、

ライフスタイルを考えながら

全体に馴染むよう

意識することが大事です。

 

家事だけを見るのではなくて

暮らし全般を見据えて

乾太くんを採用する

優位性を考えてみては

いかがでしょうか?。

 

設備機器類の機能性も含めて

暮らしと家事と

理想と現実のバランスを

大切にと思います。

 

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暮らしを彩る理想の間取りと動線設計のある家、見た目も大事にしつつ住まい手さん家族にとっての過ごしやすさを意識した使い勝手の良さも両立した住まいづくり。

2024年12月10日 | (仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家

暮らしやすい間取りと空間のカタチは

生活の価値観や考え方で

随分変わります。

※木造二階建て住まいの新築工事中の現場

 

それぞれの

暮らしのカタチに応じた

過ごしやすい間取りと

生活スタイルの提案。

 

(仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家新築工事

※外壁材仕上げ提案時のイメージパース

 

現場は外壁や軒樋、

建物外周部の工事もほぼ終わり

内部は仕上げ工事前の下地を

進めているところ。

 

※廊下出入口周辺は桧板間・その他は畳敷き込みの和室

 

部屋の状態もわかりやすくなり

一階DKと続きつつも

廊下側への出入口になる和室も

板間の位置関係がわかりやすくなり

畳の仕上げでフラットになる

段差のある状態。

 

いろいろな場所へ

連続した移動が出来る

回遊性のある動きを意識した

動線計画のある間取り。

 

家事や生活全てにおいて

移動のしやすさは

使い勝手にも関連しますから。

※奥行きを広く計画した屋根軒下のあるベランダスペースは半屋外のセカンドリビング的なスペース

 

二階部分も同様に

仕上げ前の状態ですが

ベランダ部分も

物干し場ではなくて

生活空間として考えているので

フリーな空間として

使い勝手よく

屋根の軒下空間のような位置付で

設計の工夫を施しています。

その内容はまたの機会に・・・・・。

※天井部分を繋げてスッキリとさせた出窓部分

 

この家の特徴でもある

出窓部分は

それぞれの使い勝手にあわせて

仕上がりの形状を変えています。

 

出窓カウンターと

奥行きを確保しつつ

天井をつなげて

状態を拡張するスペースに

活用した部屋と

 

※出窓カウンター下部を空洞にして可動式の棚を設置するスペース

 

出窓カウンター下に

空間を計画して

可動式の棚を設置する

収納スペースのある部屋も・・・・・。

 

同じ空間であっても

仕上げの差で

使い勝手も変わります。

 

量を確保出来る空間の考え方と

量ではなくて

感覚に趣向を持つ空間に

仕上げるのか。

 

生活の価値観は

暮らしの計画性には重要です。

※二階廊下から階段周辺を活用するテラス窓設置部分

 

吹き抜けと階段を活用した

この場所も

仕上がった状態になった際には

いろいろな意味を持つ空間になります。

 

テラス窓を階段周辺に設ける意味も

どこかの機会に・・・・・。

 

暮らしの可変性をイメージした

住まいづくりを考えてみませんか?

 

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低い家具と配置の工夫で叶える広がりのある住空間、住まい造りやインテリアの要素に視覚効果でつくる上質で快適な暮らしの設計と過ごし方の意識を心地よくする家具のレイアウト。

2024年12月09日 | 家 住まい 間取り プラン

家具選びと配置の工夫で、

広さを感じる空間を

計画することで変化する心地良さ。

※ホテルライクな暮らしの空間をイメージした中庭のある家・提案CG

 

家づくりで「空間の広さ」を

感じさせることは、

間取りだけでなく、

家具選びや

配置の工夫によって

大きく左右されます。

 

家が狭くて物が多いから仕方ない。

そんなふうに

諦める前に、

ちょっとした選択と

配置の工夫で、

広くて快適な空間を

手に入れることが

できようになります。

 

普段からも

インテリアコーディネートの

ご相談も受けておりますので

その実例も踏まえて

主要な家具は

低いものを選び、

配置を工夫することで

広さを感じる空間を

つくる方法について

少し書いてみたいと

思います。

 

これから家を建てる方も、

すでに家を持っている方も、

日々の暮らしに

取り入れる事の出来る

実践的なアイデアに

なるかと思います。

 

家具選びの基本として

低い家具が広さを生む理由。

 

視線の抜けが

空間を広げるという事。

 

高さのある家具が

煩雑に部屋に

並んでいると、

視線が遮られて

部屋全体が

窮屈に感じられます。

 

一方で、

低い家具を選ぶと

視線の抜けが確保され、

部屋全体が

広く感じられるように

なります。

 

特にリビングでは、

ソファやテーブル、

収納家具を

低めに揃えることで、

空間要素に

部屋の天井高さや

窓の広がりを

強調できます。

 

具体例としては

高さ40cm以下の

ローボードを

テレビ台として活用する

 

ローソファや

フロアクッションを選ぶ


ローテーブルや

スツール型の

収納家具を採用する

 

天井高と

低い家具の相乗効果。

 

一般的な住宅の天井高は

約2.4m~2.6mが多いですが、

低い家具を

使用することで

「縦方向の余白」が生まれ、

実際の天井高以上に

広く感じる

効果があります。

 

もし吹き抜けや

梁(はり)と呼ばれる

構造部材の見える部屋なら、

さらに強調された

がりを演出できます。

 

逆に低い天井高さを活用して

横方向の広

ワイドを強調する設計を

提案させていただく場合も

あります。

 

ポイント・・・・・。

部屋のテーマに合わせた

低い家具を選び、

壁や床と調和する

色味にすると

一体感が生まれます。

 

配置の工夫・・・・・。

広さを引き出すレイアウトとして

家具を壁際に寄せない。

 

部屋の家具を

壁際に寄せすぎると、

中央が広がる反面、

周囲が圧迫感を

生むことがあります。

 

家具の一部を

壁から少し離すことで、

空間に奥行きと

リズムが生まれます。

 

例えばソファを

壁から30cm程度

離して配置し、

後ろに観葉植物や

間接照明を置くことで、

視覚的な抜けが

強調されます。

 

具体例としては・・・・・。

ダイニングテーブルを

窓際ではなく

中央に配置し、

背後に通路を確保

 

ベッドを壁から少し離し、

後方に

デコレーションスペースをつくる

 

窓や出入口の周辺を開ける

 

窓や出入口周辺に

家具を配置すると、

人の動きである

動線が阻害されるだけでなく、

空間全体が

重たく感じられます。

 

特に窓周りは、

自然光が差し込む場所を

優先して開けておくと、

部屋の明るさや

開放感が増します。

 

ポイント・・・・・。

カーテンやブラインドを

軽やかな素材で選び、

光の通り道を

確保する事。

 

空間を引き立てる

アクセント。

 

視覚効果とデザインの工夫。

カラーバランスで

広さを演出する。

 

色の選び方によっても

空間の印象は

変わります。

 

明るい色や中間色。

白、ベージュ、

ライトグレーなどは、

視覚的な広がりを

生み出しやすい色の

選択肢です。

 

一方で、

暗い色の家具や

アクセントを

取り入れる場合は、

広さの感覚を

求めるのであれば

一箇所にポイントを

絞るのがコツです。


壁際に低い白の

収納棚を配置し、

アクセントとして

グリーンの観葉植物を飾る。


床と同じ色味の低い

家具を揃え、

一体感を強調する。

 

照明で空間の高さと

奥行きを強調する。

 

低い家具を選ぶ場合、

照明計画も重要です。

 

天井から吊るす

ペンダントライトや

スポットライトで

高さを意識するだけでなく、

足元や壁面に

間接照明を

取り入れることで、

視線が自然と

部屋全体に広がります。

 

実際にどのように

活用するのか?。

 

ワンルームマンションの場合。

ワンルームマンションでは、

ベッド、ソファ、

デスクを低めに揃えると、

狭さを感じさせずに

リラックスできる

空間を作れます。

 

また、

折りたたみ式の

ローテーブルを

取り入れれば、

使わない時には

しまえるため

より一層広さを感じるのには

便利です。

 

ファミリー向けリビング。

家族が集うリビングでは、

収納力も重要です。

 

低いキャビネットを

配置し、

中央には高さ

30~40cm程度の

ローテーブルを置きます。

 

床に近い家具は

子供も使いやすく、

安全性も高いです。

 

書斎や趣味部屋。

書斎には

低めのデスクや

床に座って

作業できるスタイルが

広さの拡張性を

もたらします。

 

床にクッションチェアを

置いたり、

可動式のサイドテーブルを

取り入れることで、

用途に合わせた

自由な使い方が

可能になります。

 

低い家具を選び、

配置を工夫することで、

視覚的にも

実際の使いやすさの面でも

広さを感じる

空間が手に入ります。

 

これらのアイデアは、

シンプルでありながら

効果的で、

誰でもすぐに

実践可能です。

 

まずはお持ちの家具の

高さや配置を見直し、

改善ポイントを

見つけてみてください。

 

「広さを感じる家」は、

必ずしも

大きな家でなくても

叶えられます。

 

心地よい暮らしのために、

インテリアを空間から

見直してみませんか?。

 

丁寧な暮らしの空間に

ご自身にとって

心地い空間の比率を。

 

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新築とかリノベーションの選択肢も考えつつも理想の暮らしを実現する家づくりのポイント・7:3の法則で住まいと家族を豊かにする家造りの計画性、バーチャルとリアルの関係性。

2024年12月08日 | 暮らしの事イロイロ

家づくりを考え始めた方へ。

 

 

あなたの考える

家づくりは

新築でしょうか?

それとも

リノベーションでしょうか?。

 

もしくは家具や

カーテン類を使った

模様替えかも知れませんね。

 

家造りは

それぞれの暮らしや

人生に関して

大きな影響を

持っていますし

選択肢は沢山あります。

 

暮らしの方向性を

どのように考えていますか?。

 

7割は図面、

あとの3割は

現場で出来上がります。

 

どういうことかと

不思議に思ったかも

しれませんが、

家づくりは図面だけで

出来ていくのではありません。

 

もちろん工事が始まるまでに、

ある程度の方向性は決まります。

 

始まってしまってからでは

変更できないところも

沢山あります。

 

ただ、

住まい手さん自身が

現場が出来てきて

初めてわかること、

イメージがつくこと、

これも沢山たくさん

あるんですね。

 

ここが住まい手さん自身が

改めて現場で

検討できる「3割」です。

 

不要と話していたけど

リアルな状態を見ると

やっぱり棚が欲しいな、

照明器具の位置どうかな、

スイッチはやっぱり

もう少し右へ寄せた方がいいかな等、

より「暮らしと現実」が

見えやすくなり、

考えがまとまることも。

 

イメージの世界ですべてを完結できる程

空間情報は

単純ではありません。

 

最終決定

していただくためにも、

この7:3の

家づくりの「密度」を

大切にしています。

 

僕が建築家として

設計したりデザインの提案で

提供させていただく

物事は

住まい手さんと

ご家族それぞれの

「暮らし方」だと

考えています。

 

色で言うなら一言で「赤」

と言っても

朱色やボルドーなど、

いろいろな「赤」があるように、

「暮らし」にも

それぞれのこだわりや

考え方が

本当に沢山出てきます。

 

「暮らし」を考えること

「家庭」を考えること。

それぞれの

豊かなくらしを

提案すると同時に、

その暮らしの中にある

家庭を守るような

喜怒哀楽に

そっと寄り添えるような

住まいのカタチを

ご提案できればと思います。

 

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住まいの新築やリノベーションで気になる収納の計画性、家事動線を効率化し、美しい空間を実現する収納の工夫について、間取り設計と収納場所・方法の選び方にも様々な生活習慣への紐づけを。

2024年12月07日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

新築を検討中、

またはリフォーム

リノベーションを

考えている方の中には、

間取りや収納に

こだわりたいと考えている方も

多いと思います。

※二階間取り鳥観図事例


家事動線を効率化したい、

収納方法に悩んでいる、

スッキリと

美しい空間を実現したい・・・。

※一階間取り鳥観図事例

 

そんな悩みを

持っているの方々からの

ご相談も「お問合せ」からは

いただく事が多いです。

 

そういった事もあり、

blogでも動線計画や

間取りの工夫に基づいた

収納術と収納場所の

選び方を書く機会も多いです。

 

最近ではSNSのDMでも

ご相談をいただく事も

増えているので、

それだけ皆さんが

悩んでおられるのだろうと

思います。

 

せっかくですので

全ての人に

該当する訳ではではありませんが

家事の負担を軽減したり、

充実度が増えるような

生活空間を

実現するためのヒントを

少し書いてみたいと思います。

 

動線計画で

家事の負担も

減る事があります。

 

間取り図だけでは

解決する訳では無い収納。

 

動線計画に基づいた

収納術は、

家事の負担を軽減し、

快適な生活空間を

実現する上で欠かせません。

 

間取り図も

重要なのですが

そこに付随する

「片付けの考え方」や

「実際の生活」を

活用することで、

収納場所の選び方や

収納方法を

具体的に検討できます。

 

家事動線を意識した間取り設計。

間取り図を検討する際に、

まず注目すべきは、

キッチン、洗面所、

洗濯スペース、クローゼットなどの

収納場所の配置です。

 

これらの場所が、

ご自身の家事動線上で

どのようにつながっているかを

意識することが重要です。

 

例えば、

キッチンから洗面所、

洗濯スペースへの

移動が単純化されていたり

距離が短ければ、

家事の負担を

軽減できる可能性も

高くなります。

 

収納場所の選び方。

収納場所を選ぶ際には、

以下のポイントを

意識することも大切です。

 

〇使用頻度が高いものは、

 手の届きやすい場所に収納する。

 

〇頻繁に使うモノは、

 移動距離が短い場所に収納する。

 

〇季節ものなど、

 頻繁に使わないものは、

 手の届きにくい場所に収納する。

 

収納方法の工夫

収納方法も、

モノの特性や用途に合わせて

工夫することが大切です。

 

例えば、

頻繁に使う食器は、

オープンシェルフに

収納することで、

取り出しやすく、

見た目もスッキリと

させることができます。

 

一方、

季節ものや、

見た目に影響を与えやすいものは、

扉付きの収納に

収納することで、

空間をスッキリと

見せることができます。

 

収納場所の選び方、

適材適所がカギ。

 

収納場所の選び方は、

動線と生活スタイルを

考慮することが重要です。

 

使う頻度や

動線を意識することで、

収納場所を最適化できます。

 

収納方法も、

扉付きやオープンシェルフなど、

モノの特性や

用途に合わせて選ぶことで、

スッキリと美しい空間を

実現できます。

 

収納場所の例としては、

以下のものが挙げられます。
・キッチン:食器棚、パントリー、カウンター下収納
・洗面所:洗面台下の収納、タオル収納
・寝室:クローゼット、ウォークインクローゼット
・リビング:テレビボード、飾り棚、収納付きソファ
・玄関:シューズクローゼット、傘立て
・廊下:コート掛け、収納棚

 

収納方法の例としては、

以下のものが挙げられます。
・オープンシェルフ:見せる収納、取り出しやすい
・扉付き収納:見た目にスッキリ、埃よけ
・引き出し収納:整理整頓しやすい
・ワイヤーラック:通気性が良い、見せる収納
・収納ボックス:仕分けしやすい、積み重ねられる
・ハンガーラック:衣類収納、見せる収納

 

収納場所を選ぶ際には、

以下の点に注意する事が望ましいです。
・収納するモノのサイズや量
・収納場所の大きさ
・収納方法との相性
・見た目のバランス

 

動線計画に基づいた収納と

収納場所の選び方で

収納の充実度や

使い勝手も変化します。

 

家事の負担を軽減し、

快適な生活空間を

実現するためには、

収納場所の選び方だけでなく、

収納方法も工夫することが大切です。

 

間取り図と連動した

生活の習慣や

行動の内容を活用し、

収納場所の選び方、

収納方法を工夫することで、

スッキリと美しい空間を実現し、

家事時間も充実するような

ストレスが少なく

快適な生活を送ることができます。

 

暮らしの中身を整理整頓して

状態の良い環境で過ごす

家造りを考えてみませんか?。

 

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家族が心地よく暮らしながら集う美しい暮らしのスタイルにデザインと機能を極めるアイランド型キッチンのレイアウト設計と間取りとの融合提案、生活の質を底上げする家の設計と暮らしのスタイル。

2024年12月07日 | 家 住まい 間取り プラン

アイランド型キッチンを

レイアウトする暮らしの空間。

※デザイン提案の一例・ホテルライクでモダンな暮らしの空間をイメージしたアイランドキッチンのあるLDK

家族が集まり、

会話が生まれるキッチン。


アイランド型キッチンは、

調理場としての

機能を果たすだけでなく、

家族や友人が集まる

「居場所」としての

役割も担います。

 

そのオープンなデザインと

使い勝手の良さから、

実際に採用に

至るケースも多い

レイアウトスタイルですが、

採用に関しては

間取りとの融合や

暮らしの方向性に関して

様々な独自の工夫必要です。

 

今回のblogでは

そんなアイランド型キッチンを

効果的に

レイアウトするための

ポイントや、

それが暮らしに

どのような付加価値を

もたらすのかを

少し書いてみたいと

思います。

 

オシャレだけではなくて

実用的な空間を目指して、

理想的な暮らしと

住まいづくりの

参考になればと思います。

 

アイランド型キッチンとは?。

その特徴と魅力。

アイランド型キッチンとは、

壁に接する部分がなく、

キッチン本体が

独立した島(アイランド)のように

設置されたスタイルの

キッチンです。

 

このデザインの

主な特徴は

以下の通りです・・・・・。

開放感のある空間設計

キッチンをリビングや

ダイニングとつなげることで、

視覚的にも実際にも

広々とした印象を与えます。

 

コミュニケーションのしやすさ。

調理中でも

家族やゲストと

顔を合わせながら

会話を楽しめるので、

孤立感がありません。

 

インテリア性。

デザインの自由度が高く、

モダンな雰囲気や

ホテルライクな雰囲気

ナチュラルなスタイルなど、

家全体のインテリアに

調和したキッチンが

実現できます。

 

 

アイランド型キッチンの

レイアウトを

成功させるポイント

 

動線を意識する「三角ゾーン」。

調理を効率的に

行うためには、

シンク、コンロ、

そして冷蔵庫の配置が

重要です。

 

この3点をつなぐ動線を

「ワークトライアングル」と

呼びますが、

これを短く保つことで

スムーズな作業が

可能になります。

 

キッチンの幅は

一般的よりも少し広く

90cm以上を確保。

 

狭すぎると動きづらく、

広すぎると

疲れやすくなります。

 

アイランド型キッチンを

中心に据えた場合、

周囲に少なくとも

1m以上のスペースを

確保しておくと、

キッチンでの作業中も

人の行き来が

しやすくなります。

 

収納スペースを最大限に活用する。

オープンキッチンは

見せる収納と

隠す収納を

組み合わせることで

美観を保つのがコツです。

 

引き出し式収納。

アイランドの下部に

広めの引き出しを

設けることで、

大型の調理器具や

食器をすっきり

片付けられます。

 

パントリー。

食材や頻繁に使わない

調理器具を

収納するために、

スペースに近い位置で

パントリーを設置するのも

工夫のひとつですです。

※全体像を考えた間取りの計画性が重要

 

ライフスタイルに合わせた

素材とデザイン選び。

 

アイランド型キッチンは

頻繁に目に触れる

場所です。

 

そのため、

家族のライフスタイルや

趣味に合わせた

素材とデザイン選びが

大切です。

 

子育て世代には、

汚れが付きにくく

耐久性の高い

人工大理石の

カウンタートップがお勧めです。

 

木目調の仕上げでの場合は、

温かみのある

ナチュラルな雰囲気を

出する事が出来ますします。

 

暮らしを豊かにす

アイランド型キッチンの

メリットと注意点

 

暮らしの質を高めるメリット。

家族の時間が増える。

家族が自然と

集まりやすくなるため、

日常的な

コミュニケーションの場として

活用できます。

 

趣味を楽しむ空間。

アイランド型キッチンは

比較的カウンターが広いので

パン作りや臨時の家事室、

書斎スペースなど、

趣味の時間を

より豊かにしてくれます。

 

インテリアとしての魅力。

キッチン自体が

家の主役になり得る

デザイン性を持っています。

 

設置時の注意点。

換気設備の設置。

オープンな分、

油煙が広がりやすいため、

強力なレンジフードを

導入することが必要です。

 

生活感の露出。

見せたくないものを

隠す収納の工夫や、

日々の整理整頓が

求められます。

 

アイランド型キッチンは、

調理場としての

役割だけでなく、

家族や友人との

コミュニケーションを

生む空間として

暮らしの中心に

位置します。

 

デザイン性や

機能性を両立させることで、

家全体の空間価値を

高めることができます。

 

よりよい空間として

成功させるためには

動線や収納計画、

換気設備などの計画を

意識しておくことが重要です。

 

自分たちにとって

過ごしやすくて

日々の暮らしが

向上する

住まいづくりの

第一歩として、

アイランド型キッチンの

導入も検討してみてください。

 

どんな空間で過ごしたいのか?

どのような暮らしを楽しみたいのか?

を明確にすることで、

きっと理想の

家が近づくと思います。

 

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二世帯住宅を賃貸併用住宅として使うメリットと注意点について、自己資金のみの場合は自由ですが住宅ローンの場合は注意が必要です、そのうえで将来設計とライフプランを考えた賃貸化という選択肢。

2024年12月06日 | 2世帯住宅

二世帯住宅を

賃貸併用住宅として使う

メリットと注意点について。

※将来的に賃貸計画も可能にある二世帯住宅での間取り提案(1階部分)法律上は一戸建て住宅ではなく長屋建て住宅にて申請を取り扱います

奈良県で計画の場合は奈良県条例などにも注意

 

一般的に二世帯住宅と呼ばれる家は、

親世帯と子世帯が

同居するための住宅です。

 

しかし、

将来的には家族構成や

ライフステージの変化により、

二世帯住宅の使い方も

変わってくるものです。

 

一般的に可能性が高いのは、

いつかは親世帯の

居住スペースが空くことです。

 

そんな時のために、

二世帯住宅を

将来賃貸併用住宅としても

使えるようにしておく

という選択肢があります。

 

二世帯住宅を

賃貸併用住宅にする

メリットや注意点を

すこしだけ書いてみたいと思います。

 

※個人住宅の住宅ローンで賃貸住宅の住宅ローン融資は不可です。

 

賃貸併用住宅とは、

一軒家で自分たちの住まいと

賃貸に出せる部屋を

両方設けた住宅のことです。

 

自宅の一部で自分たちが生活し、

残りの部分を

賃貸として貸し出す形をとることで、

家賃収入を得ながら

住むことができるのです。

 

二世帯住宅を

賃貸併用住宅として使うメリット。

 

二世帯住宅の場合、

親世代が他界したり

どちらかが別の場所に

移り住んだりした際に

空きスペースができてしまいます。

 

その空いたスペースを

賃貸に出せるような形の

二世帯住宅にしておくことは、

いくつかメリットがあります。

 

将来の収入源になる。

親世代が他界したり

別の場所に

移り住むことで

空いた部屋を賃貸に出し、

定期的な家賃収入を

得ることができます。

 

特に、

老後の生活費や

ローン返済に役立てることができるため、

経済的な安心感を

得ることができるのは

大きなメリットです。

 

柔軟に住み替えできる。

二世帯住宅は、

子世帯が独立して

別の場所に住む場合や、

親世帯が介護施設に入る場合など、

将来的にどちらかが

住み替えを検討することになる

可能性も高いです。

 

もしも空いたスペースを

有効活用できないような

二世帯住宅であれば、

スペースが無駄になってしまう、

ローンの支払い等で

家を維持するのが難しくなる、

といった状況になることも

考えられます。

 

家を建てる段階から

賃貸に出すことを

考慮した住宅にしておくことで、

住み替えを検討する際も

柔軟に考えることが可能になります。

 

賃貸併用住宅にする注意点。

二世帯住宅を

賃貸併用住宅として使う場合の

注意点を少し。

 

プライバシーをどうやって確保するか。

他人の世帯同士が

近接して暮らす場合、

プライバシーの確保は

何より重要です。

 

二世帯住宅を

賃貸併用として使う場合、

賃貸部分と自宅部分が

隣接しています。

 

今まで以上に

生活音が気になったり

出入りの際に

鉢合わせしたりといった

可能性もあるため、

当初の二世帯住宅の

設計時から

将来賃貸併用住宅にすることを

考慮してゾーニングしておく

必要があります。

 

賃貸住宅運営のための知識が必要。

賃貸併用住宅を

成功させるためには、

最低でも次のような

賃貸経営の基本的な知識が

必要です。

 

・賃貸契約の管理

・入居者とのコミュニケーション

・修繕・メンテナンス対応 など

賃貸において

必要な管理業務などもあるため、

賃貸管理業者に

物件管理を

依頼するのもおすすめです。

 

また、

いつかは賃貸部分が

空室になるリスクもあります。

 

その際は収入が途絶えてしまうため、

長期的な資金計画を

立てることも重要です。

 

初期投資が必要。

賃貸併用住宅にするためには、

初期投資も必要です。

 

いくら違う世帯とはいえ

家族同士であれば

それほど気にする必要が

なかった点が

気になることも考えられます。

 

例えばしっかりと

防音対策をしたり、

玄関の位置や

向きを考慮したりなど、

賃貸スペースを

独立させるために

ある程度事前のコストを

考えておくべきです。

 

親世帯と子世帯が

一緒に暮らした

二世帯住宅を

将来賃貸併用住宅として使うことは、

さまざまなメリットがあります。

 

しかし、

その場合は二世帯住宅の

設計段階から

賃貸併用住宅を見据えて計画し

管理運営に関して

準備が必要です。

 

将来的に二世帯住宅を

賃貸併用住宅として

使うことを考えるなら、

資金計画においても

適切な選択を行う事が重要です。

※一般的な住宅ローンは事業ローンとしては使えません。

 

少し先の暮らしのことを

キチンと考えておくことは大切です。

 

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暮らしやすさを意識した理想的な間取りを実現する事で過ごしやすい環境をつくりだす家としての効能提案に大切な間取りの要素と暮らし方の価値観、家造りの要素を整理する前に暮らし方を整理整頓する時間を丁寧に。

2024年12月06日 | 設計の事デザインの事

暮らしやすさを意識した

理想的な間取りを実現する事で

過ごしやすい環境をつくりだす

家としての効能提案。

※人それぞれに暮らしやすさの持つ意味は異なります。

 

生活スタイルに

程よく馴染む

間取りの考え方を大切に。

 

間取りは、

家を建てるうえで

最も重要な要素の一つです。

 

生活スタイルや家族構成、

価値観、

土地の特徴などを

考慮に合わせて、

暮らしやすくて

使いやすい、

そして何より家族にとって、

自分自身にとって

居心地がよい家となる

間取りを考えることが

大切です。

 

特に間取の要素については

空間の印象も

ドアや窓の位置関係、

サイズによって

大きく異なります。

 

オフィシャルホームページの

「お問合せ」からは

間取りに関する

悩み事相談も

よくご依頼をいただきますので、

せっかくの機会ですし、

少しだけ

間取りを考える際のポイントや、

時代背景も含めた

最近の全体的な傾向なども

書いてみたいと思います。

 

間取りの考え方・・・・・。

生活スタイルを整理する事。

間取りを考える前に、

まずは自分たちの

生活スタイルを

知ることが重要です。

 

そのため、

僕は設計のご依頼を

いただいた際には

間取り以外の周辺要素や

家具やインテリア等のお話しを

させていただくようにしています。

※家具やインテリアの趣味嗜好によって間取りの構成要素も変わります。

 

一日の生活の流れを

箇条書きにしてみると、

どのような空間が

必要かが見えてきます。

※独自に製作したアンケートシートに紐づけさせていただきます。

 

早朝に家を出る人、

在宅で働く人、

趣味に時間を割く人など、

ライフスタイルによって

必要な空間は

大きく異なります。

 

家族間でも

意見や理想が

一致するとは限りません。

 

普段の暮らしで

思っている事や

改善したい内容等を

「意見」として

話し合いを行い、

生活スタイルや

希望についての

意見の違いの有無を

家族間でも

確認することは大切です。

 

何を優先するのかで

間取りも変わってくるため、

共有し認識を

合わせることで、

より納得のいく間取りに

近づけます。

 

土地の特徴を活用する・・・・・。

土地の形状や方角、

周辺環境などの

特徴を考えて、

その特徴を活用した

間取りを考えることも

大切です。

 

例えば、

日当たりが良い土地ならば

どのような時間帯に

どのような日当たりが

家を建てる場所から

どのような風景が見えるのか?

という事など・・・etc。

 

その状況を加味して

建物と部屋の配置を考える事で、

充実した

生活空間を確保できます。

 

また、

土地の形状によっては、

通常の間取りではなく、

もっと特別な工夫が

必要な場合もあります。

 

最大限に

土地の特徴を活かした

間取りにすることで、

住みやすさや

日常生活の時間が

格段に向上します。

 

間取りの傾向・・・・・。

LDKの進化。

間取りの傾向としては、

LDK(リビングダイニングキッチン)の

進化が挙げられます。

 

家族が一緒に

時間を過ごしやす

いオープンな空間づくりが

一般化して、

キッチンとリビングの

境目がなくなりつつあります。

 

また、

リビングとダイニングの間に

立体的な収納や、

キッチンに隣接する

小さな家事室が

設けられることもあります。

 

こうした工夫により、

生活の利便性が

高まるだけでなく、

空間の美しさも

維持しやすくなります。

 

プライバシーと開放感のバランス。

プライバシーを

保ちつつも

開放感を享受する間取りも

一般時には広まっています。

 

例えば、

子ども部屋を

リビングから近い場所に

配置して、

プライバシーを

確保しながらも

家族が集まりやすい

環境を計画する事もあります。

 

また、

屋外の緑を取り込むために、

リビングやダイニングから

直接庭に出られるようにする

リビング玄関や

通り土間のような空間を

リビング内に

提案するケースもあります。

 

自然光を取り入れ、

庭とのつながりを

感じられる間取りは、

気分を穏やかにするキッカケにも

なる間取り構成としても

一考の価値はあります。

 

間取りアイデア・・・・・。

畳スペースの活用。

畳エリアのある間取りは、

日本家屋の伝統的な

要素を取り入れつつ、

現代の生活スタイルに

合わせたアレンジが

されています。

 

リビングの隅に

畳スペースを設けることで、

くつろぎの空間が生まれますし

逆に畳をリビングの中心に

デザインをして

和の趣があるモダンなLDKを

提案することもあります。

 

また、小上がりを利用して

畳スペースを

計画することもあります。

 

子どもの遊び場としても

使える畳スペースは、

ごろ寝が出来たり、

座面を低くして

普段とは

少し視線を変えて過ごす

特別な空間になったり

家族のコミュニケーションを

促進するポイントにも

なり得ます。

 

吹抜けのあるリビング。

吹抜けを取り入れた

リビングは、

開放感があり、

豊かな自然光が

室内を明るく照らします。

 

高い天井からの陽光が

生活空間を

温かく包み込みます。

 

また吹抜けの

デザイン次第では

明るさだけではなくて

素材の考え方や光の反射率、

質感を工夫することで

ホテルライクでありつつも

「陰翳礼讃」のような

程よい暗さの心地良さを

楽しむ空間も

生まれます。

 

家族の生活の中心となる

リビングに

吹抜けを設けることで、

豊かな空間の

広がりを

感じることができます。

 

見た目の美しさだけでなく、

空間の開放感を

楽しむことができるのが

魅力だったりします。

 

間取りの注意点・・・・・。

動線の考慮。

家の間取りを計画する際に

重要なのは、

人の移動を考えた

動線の考慮です。

 

家事動線、

生活動線、

来客動線など、

他にも色々とありますが

日々の活動を

スムーズに行えるように

間取りを設計する

必要があります。

 

例えば、

キッチンから洗濯機のある場所へ、

浴室への動線を単純化して

移動しやすく、

家事の負担を減らす事、

効率をよくする事も大切です。

 

また、

プライバシーを

保護するための動線も

考慮する必要が

あります。

 

例えば、来客時には

プライベートエリアへの

視線が入らないように

配慮した間取りは、

居住者の快適さを

保つために重要です。

 

収納の計画・・・・・。

使いやすさを考えた

収納計画も

間取りを考える際には

欠かせません。

 

単純に「広い収納」があるだけでは

モノの出し入れや

使いたい時に使えない

という事が起こったり

ストックの量を

把握できなかったりします。

 

収納の量や

配置を適切に計画することで、

生活空間を

すっきりと保ちつつ

収納物の管理もしやすくなります。

 

広さの目安としては

家の面積に対して

12〜15%程度の収納スペースを

確保することが

理想とされています。

 

ただし、

家族のライフスタイルや

趣味等に合わせて、

収納の量や

収納の種類も変わります。

 

収納に困る物の量や

種類などを

事前にリストアップすることで、

より効果的な

収納計画が可能になります。

 

間取りを計画する際には、

生活スタイルや

土地の特徴を

考慮することが大切です。

 

また、

おしゃれな間取りアイデアを

参考にすることも、

重要と考えられるかも

しれませんが、

憧れと現実的な部分では

ギャップが生じやすく

それが「暮らしの不自由」を生み出し、

日々のストレスに

つながることもあります。

 

家造りの際には

憧れだけではなくて

「掃除の得意不得意」や

「片付けの事」、

「家事の内容」など

現実的な範囲も意識する事は

理想も反映しつつ

暮らしやすさのある

住空間を実現するための

重要なステップです。

 

動線の考慮や収納の計画など、

間取りにおける注意点も

忘れずに

把握しておいてください。

 

さまざまな

間取りアイデアがある中で、

自分や家族の生活に

最適な間取りを見つけることは、

時間と労力を要する

プロセスかもしれません。

 

しかし、

本当に理想的なの家を

建てるためには、

結果だけではなくて

なぜそういう間取りが必要なのか?

というプロセスを大切にして、

慎重に構成要素を

選んでいくことが重要です。

 

皆さんも理想的でありつつも

暮らしやすい家造りを

実現できますように。

 

住まいの新築・リフォーム
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陰翳礼讃の美を楽しむホテルライクな暮らしを叶える上質な空間のデザインと和モダンを味わう暮らしの提案、明るさだけでは気付かない奥行きを生み出す程よい暗さの恩恵と効能を設計する暮らしの提案。

2024年12月05日 | 設計の事デザインの事

陰翳礼讃を楽しむ

ホテルライクな暮らしの空間。

※明るさと程よい暗さを融合するホテルライクな空間提案CG

 

暗闇が持つ美しさと

翳りが醸し出す奥深さ。

 

そういった

日本的な美意識に触れたとき、

心の中に広がる

静けさや落ち着きに

魅了された経験はありませんか?。

 

現代の住まいでは「明るさ」が

好まれる傾向がありますが、

ふとした陰影が創る

空間の豊かさを見落とさないように。


「陰翳礼讃」にインスパイアされる

ホテルライクな

暮らしの空間に・・・・・。

 

非日常性が持つ

暮らしの充実感が生まれる

視点から。

 

暗がりや翳りが持つ

心地良さにも

いろいろな効能の存在提案を。

 

陰翳礼讃・・・日本の美意識に宿る陰影の魅力

 

「陰翳礼讃」という言葉は、

谷崎潤一郎のエッセイから生まれた

日本の美学の象徴です。

 

暗がりに宿る美や、

光と影の絶妙な

コントラストを讃える

その思想は、

古くから茶室や和室の

設計にも

取り入れられてきました。

 

たとえば、

障子越しの柔らかな光や、

木製の格子が生む

微妙な影は、

空間に独特の

奥行きをもたらします。

 

現代の住まいでは、

照明器具も明るさ重視で

大きな窓を活用して

明るい空間が

主流となっていますが、

※勿論法律上の採光基準もあります。

 

この「翳りの美しさ」を意識することで、

住まいに

落ち着きと

洗練を与えることが

可能になります。

 

皆さんも程よい暗さの心地よさを

経験したことはありませんか?。

 

 暗がりの活用術:ホテルライクな空間に翳りを取り入れる方法

ホテルのデザインにおいて、

光と影のバランスは

重要な要素です。

 

暗い空間が適切に

取り入れられることで、

よりプライベートな

心地よい空間が生まれます。

 

以下は、実際の設計で活用できる

具体的な方法です。

 

間接照明で光をコントロールする


間接照明は、

直接的な明るさを抑え、

壁や天井に反射した

柔らかな光を生むには

理想的です。

 

たとえば、

リビングや寝室で

天井照明の代わりに

フロアランプや

ウォールライトを使うことで、

光のグラデーションが生まれ、

翳りが際立ちます。

 

素材で翳りを演出

木材や石材の自然素材は、

光が当たるとその質感が際立ち、

影が美しく映ります。

 

無垢材のフローリングや

和紙を使った壁材は、

光を吸収しつつも

柔らかい反射を作り出します。

 

視線の先にポイントを計画する


暗がりの空間に

アクセントとして

美しいデザイン家具や

アートを配置すると、

空間全体のバランスが

引き締まります。

 

陰影に包まれた場所に

アートピースを飾れば、

その存在感が際立ちます。

 

陰影を活かした住まいのデザイン

 

モダンなリビングルーム

大きな窓からは、

昼間は柔らかな光が

リビング全体を包み込むように設計。

 

夜は間接照明で

落ち着いた雰囲気を演出し、

家族団らんの時間も

一人で静かに寛ぐ時間も

ゆったり過ごせる空間のイメージを。

 

ホテルのような寝室・・・・・。

※光の反射を抑えてトーンを落ち着かせたホテルライクな寝室提案CG


寝室にはあえて強い光を入れずに、

ウォールライトと

天井の間接照明を活用。

 

ダークトーンの

ベッドフレームと

リネンを組み合わせ、

深い翳りが生む心地良い空間を。

 

明るさだけでは

決して味わえない、

暗がりと翳りの心地良さ。

 

日本的情緒のある

「陰翳礼讃」の美意識を

住宅設計に活かすことで、

住まいには日常とは異なる

奥行きと洗練が生まれます。

 

そして、

この空間づくりは

「静かに過ごす場所」を

創り出す考え方にもつながります。

 

住まいで「翳り」を楽しむ

デザインの価値は、

暗がりが生む安らぎから、

忙しい毎日を

リセットする最高の

贅沢になるかもしれません。

 

暮らしの奥行きを「程よい暗さ」から

イメージしてみませんか?。

 

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(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事、和を意識した仕上げの中にモダンな暮らしの風景を設計した心地よい暮らしの提案を具現化しながら住まい手さんにとって使い勝手の良い家に。

2024年12月03日 | (仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築

(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事。

現場は工事用の仮設足場が外れて

佇まいも和の雰囲気が

感じられる仕上がりも徐々に。

 

今回計画した

1階と2階の格子には

外側を整える意味と

もうひとつ内部空間と

その周辺における役目を

いろいろと持たせています。

詳しい話は完成後の際に・・・・・。

今回は室内に入る前段階

玄関ポーチと玄関

そして人の動きである「動線」を

3重に設計したうちの一部

家族玄関周辺を

少しだけ書いてみたいと思います。

和の雰囲気を味わう際に

土間を活用する事が多いのですが

今回は和風住宅の趣を重視しながら

モダンなイメージを味わう

コンセプトもありましたので

洗い出しをモチーフにした

リンクストーンを

玄関+玄関ポーチ周辺に採用。

 

リンクストーンとは

四国化成建材という

商品メーカーの舗装材

骨材とよばれるものを

無黄変ウレタン樹脂で固めたものです。

 

サイズもS/M/Fとあるのですが

今回はこのような使い方を。

 

和の代表である

数寄屋の家にも

基礎の周辺に使う事もありますが

よく提案する「洗い出し」と

雰囲気も近く

採用するサイズと内容によって

雰囲気もガラリと変わるので

今回の風情には最適解でした。

 

足もとの雰囲気が変わるだけで

和の味わいも随分変化します。

そのまま玄関に入ると

間取り設計時に

いろいろな相談を経て

デザインを施した

複数のリビング前動線が

暮らしやすさを

意識できるように

完成しています。

 

ひとつはメインの

玄関ホールを通じて

ダイニングを経て

LDKへ・・・・。

 

そして玄関ホールを通じて

廊下を経てキッチン側からの

LDKへの動線。

 

最後に家族玄関、

シューズクローク兼

ウォークスルークローゼットを経て

玄関ホールに続く廊下に入り

リビング側、キッチン側の

どちらからも出入りできる

回遊性を持ちつつ「クローバー動線」を

備えた複合的な玄関。

 

今回の間取りの中に

投入したこの仕掛けは

過ごし方から割り出した

間取りの使い方。

 

それぞれの家庭や

生活文化の価値観により

好ましい間取りは変わります。

 

ですが朝の時間や帰宅の時間に

どのような動きが

万能に近くなるのか?

という事を考えると

玄関やホールが

綺麗な状態で保たれている

というのは

ある意味「気持ちの良い朝」や

「家に帰るとホットする」という

感覚に対して

素直な状態に

なりやすいと思います。

 

そんな暮らしのポイントを

暮らしの風景に馴染むように

カタチと素材をととのえた住まいも

もうすぐ「家」というカタチが

完成します。

 

暮らしの空間に

味わいを生み出す仕掛けが

いろいろと備わっている

住まいのカタチは

理想だけではなくて

現実的な背景+「こうあればいいいな」

という意識の部分を

程よく融合した住まいです。

 

間取りのカタチだけではない

暮らしの風景を

デザインする住まいづくり。

 

続きはまたの機会に

書きたいと思います。

 

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住まいの間取りと収納計画、暮らしの風景を考えた具体的な整理と整理整頓をイメージを大切に、家造りの際に断捨離するという考え方もありますが先ずはご自身の片付けの中身と普段の収納物を意識する事。

2024年12月01日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

住まいというのは

広くても狭くても

どのような空間であっても

限られたスペースです。

※書斎コーナーを兼ねたウォークインクローゼット収納空間展示

 建材設備メーカーPanasonic大阪ショールーム

 

その中に例えばですが

玄関、廊下、ホール

リビング、ダイニング、キッチン、

和室、トイレ、浴室、洗面脱衣、

ランドリールーム

収納、寝室、

それぞれなど

必要な場所がいくつかあって、

その配分バランスを

整えることになります。

 

当然、

何かが増えれば

何かが減るということもあります。

 

土地(敷地)にも制限がありますし

平屋なのか二階建てなのか

三階建てなのか

それとも四階建て以上での

計画なのか・・・・・。

 

様々な住まいの計画が

あると思います。

 

基本的に僕が建築家として

住まいを考える際に

大切にしていることは、

暮らしている人の

生活の風景を

しっかり考えることです。

 

その方法の一つは、

住む人のモノの所有のカタチを

詳細に「相談」することです。

 

例えば洋服の場合、

脱いで洗濯して

干して収納して

着るまでの動作、

方法、収納する量などを

明確にするようにします。

 

どのようにやっていますか?

それはどうしてですか?

ここにある数量で十分ですか?

 

ここにある中に

不要なものは

どのくらいありますか?

 

このようなやりとりを

繰り返して、

それぞれの住まいの

バランスを探っていきます。

 

その中で、

人によっては

収納の話ばかりに

なってしまうことがあります。

 

住まいの広さには

いろいろな制約の中で

限界があります。

 

その中で、

居心地の良い

スペースを考えながら

たくさんのモノを

効率よく使いやすく

収納することを考える事も

重要な間取りの提案。

 

もう少しモノを減らせないか、

あるいはまだどこかに

収納を計画

できるのではないかなど、

収納の話ばかりになってしまうと、

暮らし方やデザイン、

素材、照明などの

話題までが

遠くて住まいづくりが

なかなか深まりません。

 

反対に、

お話しして短時間で、

非常にスムーズに

暮らしの風景を

住まい手さんなりに

把握できる方もいます。

 

物が少ないこともありますが、

すでにご自身で

「モノの持ち方」について

検討と整理が

終わっているので、

収納するモノに関して

解決できている人たちも多いです。

 

そういった方々は

新しい住まいでは

比較的「片付け」の法則にも

一定の考え方が整理整頓できています。

 

モノの所有の

カタチを見直すのか、

その前に済ませているか、

その考え方の差は

大きいと思うのです。

 

なので住まいの

間取り打ち合わせに入る前に

家具やインテリアの「物量」と「サイズ」

そして片付けの状態や

収納の「方法」などについて

細かく相談するようにしています。

 

そうする事で

暮らしの中にある

モノを見直すきっかけになり、

具体的に実行に

移しやすい方法が

何かないかと住まい手さん自身が

「意識」できるようになります。

 

まずは「捨てる」を終わらせる、

そしてその前に

片付いた空間での

理想の暮らしを考えるように。

 

本質的かつ具体的に。

 

暮らしの準備に

理想は大切です。

ですが、現実を置き去りにすると

住まい手さんご自身が

暮らしにくい家になってしまいます。

 

自分の生活習慣を考えながら

片付けや整理収納という

暮らしの場面での「行為」も

しっかりと意識できるように。

 

表面的な家造りではなくて

大切な暮らしの中身を丁寧に。

 

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