奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

空間を彩るカーテンやブラインドは機能性は勿論、インテリアや暮らしの趣に大切な要素。床や壁のトーン、部屋の用途や素材感を見極めて美しくてストレスを解消する住環境を実現できるように。

2025年03月16日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

注文住宅で家造りを行う場合細かい部分まで相談しながらの

「オーダーメイド」が魅力だったりします。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港SRをご案内してのカーテン類のご提案

カーテンやブラインドなどの「ウインドウトリートメント」もその一つで、

空間を演出する大切なインテリアとなります。

しかし、実際のところどのようなカーテン等を

選べば失敗のない空間づくりができるのか、

迷う方も多いかと思います。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームカーテン類展示

注文住宅での設計前には

僕はインテリアのコーディネートプランや

家具の打ち合わせと合わせて

カーテン類のご提案やご相談もお受けしています。

 

Instagram等をご覧になられて部屋の模様替え相談も

この時期は増えますので、

この機会にせっかくですので

カーテン類を選ぶときのポイント等も今回は少し書いてみたいと思います。

 

注文住宅のカーテンは

どこで買うべきなのか?。

まずは分かりやすく分類した範囲で

①ハウスメーカー

カーテンを探したり注文したりする手間を

省きたい場合は、ハウスメーカーに

家造りとあわせて依頼するのがよいかと思います。

 

家のプランや間取り、

工事と進む際にはどこまで工事に含むのかを

事前に相談しておけばカーテン選びのアドバイスから

カーテンレールの取り付けまで行ってくれるので、

スムーズに完成します。

 

その分、施工費や人件費などがかかるので、

自分でカーテンを手配するよりも費用がかかります。

 

またカーテンを取り付ける業者も

ハウスメーカーが手配するので、

オリジナル商品で検討する

というケースもあります。

 

②カーテン専門店

数多くのカーテンから

選びたい場合は、

カーテン専門店や

インテリアの専門店を

利用するのがおすすめです。

 

カーテン専門店等には、

海外製品やこだわり抜いたハイセンス・ハイブランドな

カーテンもラインナップしています。

 

オーダーメイド商品も

対応してもらえる

ケースもあるので、

既製品で好みのカーテンがない場合は

カーテン専門店等を利用してみると

よいかと思います。

 

カーテン専門店と直接やり取りすると、

様々なインテリア商品に

巡り合う事もあるので

付加価値もあるかと思います。

リーズナブルからハイセンスな

カーテン選びをしたい人に向いているかと思います。

 

③ホームセンター

カーテンにあまり予算をかけたくない場合は、

ホームセンターや家具量販店で

購入するのがよいかと思います。

 

カーテン専門店ではないため

グレードの高いカーテンは

あまりありませんが、

シンプルで使い勝手のよい商品が

ラインナップされています。

 

季節限定セールや

売れ残りセールなどが

開催されていることもあるので、

お得に購入したい場合は

セール時期を狙うのも手です。

 

ただし、ホームセンターや量販店で購入すると

カーテンレールやフックなどの部品も、

窓周辺の採寸からすべて自分で行い、

取り付けるケースも多いですので

あるいみ手間がかかる点は

デメリットとも言えます。

 

④インターネット通販

近年はお店に行かなくても購入できる

インターネット通販があります。

 

商品名や色、

予算などを検索欄に入力すれば、

候補のカーテンがラインナップされます。

 

予算に応じてイメージしているカーテンが

効率よく見つかるので、

忙しい人やお店に行くのが面倒な人は

インターネット通販を

活用するとよいかと思います。

 

一方で、実際の色味や素材感がわからないのが

インターネット通販のデメリットです。

光の入り方や透過率等部屋全体の

構成要素とのバランス等

想像できる範囲により

選択の結果が随分変わります。

 

勿論自分で採寸する必要もあるので、

念入りに下準備しないと失敗します。

 

カーテンを選ぶ際のポイント

 

注文住宅のカーテンを選ぶ際は、

最低でも以下の6つのポイントを意識すると

比較的問題なく仕上がる事が多いかと思います。

 

それぞれの内容を簡単に・・・・・。

 

ポイント①

床や壁の色と合わせる

住宅のカーテンの色は、

床や壁と合わせるのが

基本です。

 

例えば濃いめの床や壁には、

薄めの色のカーテンが

合うケースが多いです。

 

反対に薄めの床や壁には、

濃いめのカーテンを選ぶことで

バランスの取れた空間に仕上がるのでおすすめです。

 

※素材感や床フローリング

仕上げの向きにも

注意が必要です。

 

他にも床や壁と同系色を選んだり、

同じトーンの色違いを選んだりしてみても、

すっきりまとまった空間になることもあります。

 

床や壁に使われている色のカーテンを取り入れれば、

補色効果が効いてメリハリのある

印象になります。

 

ただ好きな色で選ぶのではなく、

床や壁の色に合うか周辺の要素とあわせて

どうかを考えてみると分かりやすいかと思います。

 

ポイント②

部屋のインテリアに合わせる

おしゃれでまとまりのある部屋を

コーディネートするなら、

インテリアに合わせて

色選びすると失敗しにくくなります。

 

空間のメインカラーに合わせれば、

悪目立ちすることなく馴染みやすいことが多いです。

 

空間全体が

ベージュ系やホワイト系、

ブラック系でコーディネートされている場合は、

別の色のカーテンを選んで

彩りをプラスするのもおしゃれです。

 

インテリアテイストにマッチするような

カーテンカラーを選んで、

すっきりした空間も

魅力的かも知れません。

 

ポイント③

部屋の用途を考える空間に馴染む

ーテンを選ぶためにも、

部屋の用途を確認するように。

 

リラックスすることを

目的としている空間に

派手な色の

カーテンを取り入れれば、

心から安らぐことは

できないと思います。

 

それぞれの部屋に

最適なカーテンを選ぶ際は、

その部屋で過ごす様子を

イメージしてみるのが

ポイントです。

 

どのような色なら

満足のいく

過ごし方ができるかを

考えれば、

失敗のないカーテン選びが

できるかと思います。

 

ポイント④

生地や性能にこだわる

デザイン性に

こだわるのと同じくらい、

生地や性能に

着目することも大切です。

 

立地や間取りによっては、

西日などの

日差しが強い部屋も

あるかと思ます。

 

そのような部屋には、

UVカットや断熱性の高いカーテン

選ぶことで快適な室内環境を

整えやすくなります。

 

外の人通りが多い部屋には、

視線を変え切りつつ

採光や通風を確保できる

カーテンがおすすめです。

 

カーテンには

外からの熱を遮

断するだけではなく、

プライバシーを守ったり

おしゃれな空間を

演出したりとさまざまな役割を

担っています。

 

さらには防音機能が備わっているカーテンもあり、

寝室に取り付けると快眠につながりやすくなる

ケースもるかと思います。

 

機能性にも目を向けて、

実用的なカーテンを選ぶことも大切です。

 

ポイント⑤

サンプルで色味を確認する

カーテンを選ぶ際はカタログだけで判断せず、

可能であればサンプルで色味や

肌触りを確認するように。

 

カタログに載っている

カーテンに好印象を抱いても、

実物を確認しないまま

取り入れてしまえば、

柄や色、素材感のギャップに驚くかもしれません。

 

インテリアショップやホームセンター等なら

実際のカーテンを確認できます。

 

オンラインショップで購入する場合は、

生地サンプルを取り寄せられないか

確認することもお勧めです。

 

事前に確認しておくことで

比較的後悔のないカーテン選びができるので、

しっかりサンプルをチェックしておくことが大切です。

 

ポイント⑥

優先順位を考えるカーテン選びでは、

優先順位をえることも大切です。

 

カーテンは居室と呼ばれる部屋に

取り付けるものですが、

すべてのカーテンにこだわりすぎると

費用がかかります。

 

予算オーバーにならないためにも、

どの部屋のカーテンをこだわるべきか

優先順位をつけるように。

 

家族や来客が長い時間過ごす

リビングダイニング等は、

カーテンのデザインや機能性にこだわりたいところです。

 

その他の人目につきにくい子ども部屋や寝室などは、

引越し前に使っていた

カーテンを活用したり

既製品で安く済ませたりすれば、

費用を大幅に抑えられます。

 

部屋別のおすすめのカーテン。

全部屋同じカーテンにするよりも、

用途によって使い分けることで

快適性が高まります。

 

①リビング

リビングは

家族が集まる

団らんの場所になることが

多いかと思います。

 

読書をしたりテレビを見たり

団らんしたりする場所なので、

どちらかといえば

明るくてリラックスできる空間づくりを

意識するかと思います。

 

カーテンも同様で、

奇抜な色よりもナチュラルな

アースカラーがよいかと思います。

 

ベージュ系やブラウン系、

グリーン系など自然な雰囲気を

演出してくれる落ち着いた色味を・・・・・。

 

カーテンレースも極端な白よりも

少しベージュ系が入った色を選べば、

安らぎのある空間に仕上がります。

 

②キッチン

キッチンは調理する空間なので、

清潔感あふれる雰囲気づくりが欠かせません。

LDKとして一体になっている場合も

ありますし部屋の構成により

随分考え方も提案内容も変わりますが

清潔感を表現するためにも、

キッチンには少し汚れても大丈夫な

カーテンがおすすめです。

 

キッチンの扉カラーや

家電カラーに合わせて、

同じ色のカーテンを

取り付けて統一感を出すのも一案です。

 

ただしキッチンは

火や水を扱う場所なので、

カーテン生地を選ぶ際には

防火機能や防水性の高いカーテンを

選ぶことを必要があります。

 

デザイン性を重視しつつ

安心できる機能性を持ち合わせている

カーテンを選べれば、

快適なキッチン空間も演出できるかと思います。

 

③寝室

1日の疲れを癒す寝室は、

リラックスできる環境づくりが大切です。

 

ぐっすり眠れる雰囲気にするためにも、

アイボリーやブルー系、

グリーン系でまとめるのおススメです。

 

目に優しい色合いなので、

日中でも安らぐ空間になります。

他にも、

グレーやピンクなどの

色合いも寝室におすすめです。

 

どちらもストレスが

和らぐ色なので、

カーテンに取り入れてみるのも

良いかと思います。

※壁紙等のカラーによって

考え方は変わるのでご注意を。

 

明るすぎる色や派手な色のカーテンは

睡眠の質を下げる可能性もあるので、

できるだけ避けたほうが無難です。

 

④子ども部屋

子ども部屋は成長とともに

好みが変わっていくので、

その都度変えるのが理想的です。

 

就学前の子どもなら、

明るくてフレッシュな

ビタミンカラーやポップな色のカーテンが

よいかと思います。

 

動物や星、

花柄など子どもが好きな

柄を取り入れてみるのも。

 

中学生や高校生になったら

勉強にも集中できるように、

ブラウンやブルーなどの色合いに

するとよいかと思います。

 

好きなインテリアテイストがあれば、

それに合わせてカーテンカラーを

変えるのもおすすめです。

 

⑤和室

和室にカーテンを取り付ける事は

ほぼないのですが、

※プリーツスクリーンなどは多い

 

質感や仕上げの内容によりそのあたりは要検討です。

 

畳や板張りに合わせて色を選ぶと

馴染みやすくなります。

 

自然をイメージさせる

ブラウン系やグリーン系を選べば、

風合いのある

落ち着いた和室を演出できるかと思います。

※内障子がある場合はカーテン類は設けません。

 

和モダンなテイストに

仕上げたい場合は、

ホワイトやブラックのカーテンを

合わせてみてもよいかと思います。

 

またカーテンの素材にも

こだわるのがポイントです。

 

やわらかい日差しを

取り込むために、

和紙のようなシワ加工がされた

カーテンを選べば、

より和室に馴染みます。

 

人気の高いブラインドの種類

 

カーテン以外にも、

ブラインド等のウィンドウトリートメントが

あります。

・ウッドブラインド

・ロールスクリーン

・シェード

・外付けブラインド

 

カーテン類は空間を構成する

重要な要素の一つです。

窓まわりを装飾する

カーテン類までこだわることで、

暮らしの空間は

心地よい空間に仕上がります。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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