日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

循 環・・・

2010-10-08 14:16:04 | Weblog
 自然界に存在する、ばい菌、細菌、ウイルス、病原菌。これらのものを、私たちは敵として扱いがちです。しかし、本当にこれらは私たちにとって、不要で悪いものなのでしょうか?
 どぶ川や、ゴミ捨て場など、ばい菌は汚いところにたくさん存在します。逆に、きれいな所には、あまりいません。これは、ばい菌が汚いものを浄化するために存在するからです。ばい菌がいるから汚いのではなく、汚い故にばい菌を必要とするのです。
 「風の谷のナウシカ」という映画をご覧になったことがありますか?この映画の中に、「腐海」という、マスクをして入らなければ死んでしまうような、菌だらけの森が出てきます。ナウシカは、この腐海の底にきれいな空間があることを発見し、腐海は人間が汚した大地を浄化するために存在していたのだということに気付きます。そう、ばい菌も腐海のようなもので、汚いものをきれいにするために存在するのです。
 では、体に病原菌が入るというのはどういうことなのでしょうか?体の中に、浄化されなくてはならないものがあるから、とは考えられないでしょうか?汚いどぶ川からばい菌を撤退するために、まずしなくてはならないのは、川が汚くならないようにすることです。殺菌の薬を撒いたとしても、根本的な解決にはなりません。それと同じように、私たちも、ばい菌が入ってきたらその都度殺すというような受け身な対処法ではなく、まず体をきれいにしていくことから始めなくてはなりません。
 大分県野津町で無農薬・無化学肥料で農業を営む赤峰勝人さんが、著書「ニンジンから宇宙へ」の中でおっしゃっています。「この宇宙に存在するもののすべてのものは、さまざまに支え合い、お互いを生かし合っています。水も空気も光も土も草も鳥も虫も、そして、人間も地球も、です」と。そして、今の地球で一番壊れていて、一番修復すべきものは、「循環」だといいます。赤峰さんによると、草も昆虫も微生物も、みんな野菜が育つために必要なのだそうです。草が土にカルシウムを蓄え、その草を昆虫や微生物が食べて土に返します。昔であれば、人間が出した糞尿も、堆肥となり土を肥えさせ、野菜や果物が育つための要素になりました。私たちは、この循環の中で生かされています。無駄なものは一つもありません。存在するものにはすべて、理由と役割があるのです。
 自然は完璧です。一見故障や誤作動に見えるものも、一歩下がって全体像を見てみると、必ず理にかなっているものです。体の不調や痛みも、私たちが生き方を見直す機会を与えてくれる、素晴らしい、ありがたいものなのです。それ無しでは、私たちは止まることを知らず、いつまでも暴走を続けてしまうでしょう。なのに、年だからとあきらめたり、薬でごまかしたり、他人に治してもらおうと委ねてしまったりするのは、本当にもったいないことではないでしょうか。
 私がカイロプラクターとして果たす役割は、あなたに代わって症状を取り除くことではありません。まずは、あなたが自分自身の体とつながるお手伝いをすること。現在先進国での生活は、自然のリズムから完全に逸脱しており、体からの訴えを無視することの連続です。それは、まじめな人であればなおさらでしょう。そういった中で、カイロプラクティックは、骨格のゆがみを取り除くことによって、脳と体の部位とのコミュニケーションを正常化させ、心と体をつなぐことができるのです。
 「癒される」ということは、単に痛みや病気が消え失せるといったことではなく、あなたが本来あるべき姿になることだと私は思います。あなたが宇宙という大きな循環の大切な一部であり、またその中で必要とされていることを感じ、そしてあなたに課されている役割を果たしていくこと。これが本当の意味での「癒し」なのではないでしょうか。心と体がつながることは、その「癒し」への道の、最初の第一歩なのです。
 この世に無駄なものは一つもありません。みんな必要だから存在するのです。そして、すべてはつながっています。人の体と心、人と人、人と自然、人と地球、人と宇宙、人と目に見えない大きな力。そのつながりを思い出し、感じてもらえるように、まずはあなたの体をあなたの心とつなぐことが、私の仕事だと思っています。
(あるカイロプラクターのブログから引用しました・・・)

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それなりに準備が・・・

2010-10-08 08:42:25 | Weblog
 不幸にして、妻から先立たれると、事態は極めて深刻。今の日本、そんな男性がどんどん増加する傾向にあって、社会問題化している。10月4日(月)のNHKのクルーズアップ現代でも、そんな男性が取りあげられていた。
 奥さんと死別しなくても、退職後に、事態は深刻なケース、多くなっている(昔は、家の大黒柱の男性は、退職後、10年以内に亡くなるケースが多かったが、今は、まだまだ、20~30年も長生きする時代・・・)。
 つい最近(まだ、1週間経っていないが)ある(仕事バリバリの55歳前後?の)女性が・・・、「もう、ホント、退職した男の人って、駄目ネエ、・・・家にゴロゴロいて、何もしなくて(家事も一切、手伝わなくて)、もう、こっちも、頭に来て・・・ホント、別れる人の気持ち、よく分かる・・・亭主元気で留守がいいって、ホントネー・・・」と言う。(頷く訳にもいかない立場だったが・・・)
 仕事中心で生きて来て、それ以外は、殆ど奥さんに任せっ切りだと、退職後、することがなくて、家でずっといるケースが多くなる。・・・→正にこれ、「主人在宅症候群」となって、奥さんが、凄いストレスを抱えてしまうことになる。
 そうならない様に、男性も、現役の時から、退職後も続けられる趣味を持ったり、地域デビューをしたり、料理もある程度出来る様になっておく必要がある。又、誰とでも、分け隔てなく気軽に話せる感じになっておく必要があると思います。
 渡辺淳一氏が、つい最近、団塊の世代の男性を主人公にして、「孤舟族」なる小説を執筆していますが、これを読んで身につまされる人も多いのではないでしょうか・・・?!
 確かに、現役の時からそれなりの準備が必要ですね。その点、今の若い男性は、家族を大切にし、仲間も多く、育児も手伝い、料理も出来て、心配ないですね(ただ、仕事が安定しないケースが多いのが、大きな問題ですが・・・)。

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