日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

聖徳太子・・・

2011-02-04 12:41:07 | Weblog
  聖徳太子と言えば、日本の紙幣でずっと出てきていた人(だったが・・・)、しかし、今は、出てない。(日本書紀等の聖徳太子像を虚構とする説もありますが・・・?!)
 聖徳太子と(女性天皇として初めての)推古天皇と曽我馬子の3人が、当時の大混乱を鎮めて、立派な政治をしばらく行ったことは、(日本の歴史上)超有名であるが・・・。
 聖徳太子は、「世間虚仮唯仏是真(せけんはこけにしてただほとけのみこれまことぞ)」と言う言葉を残している。(この世は嘘や偽りが取り繕う仮の世でただ仏のみが真実であるという意味)
 聖徳太子は、仏教を広めたり、小野妹子を遣隋使を送ったりしたことでも有名であるが、官僚を採用する際、家柄に関係なく、能力や手柄によって誰でも出世できる新しい階級制度「冠位十二階」を定めたことでも有名。
 そして、最も多くの人が今注目すべきは、「憲法十七条」ではないかと、(少し)思うのですが・・・。
 その内容とは・・・
1、背き逆らわず、和を心掛けよ。
2、三宝を厚く敬え。三宝とは仏・法・僧である。
3、君主の命令には、謹んで従え。
4、役人たちは、礼儀を基本とせよ。
5、欲を捨て、公明正大にせよ。
6、人の善きを見て、悪しきは必ず正せ。
7、賢人を重用し、任務は乱さず行え。
8、役人は、人より働いて公務に励め。
9、誠意をもって各仕事にあたれ。
10、人を怒らず、謙虚の心を忘れるな。
11、功績は必ず賞し、過失は必ず罰すること。
12、民衆から勝手に財物を奪ってはならない。
13、あらゆる職務を掌握し、いかなる場合でも公務を停滞させること。
14、才能ある者を嫉妬してはならない。
15、私情は捨て、公益を目指すこと。
16、民衆を使う場合、時節をわきまえて、本業を妨げぬこと。
17、重大なことは、必ず皆で議論して決めること。
(現在の一般的な法律と違って、役人や豪族たちの規範をしめしたもの)
 ムーッ、全部とは言えませんが、今でも、是非参考にして欲しいこと、確かにありますね。
 公務員は、あくまでも、政治家の下で皆の為に働く公僕民です。そんな大切な政治家を選ぶのは、国民一人一人です。
 1400年前のことなのに、ヒトって、絶えず失敗と成功を繰り返している感じですね・・・?!
*参考図書:まんがで読破 日本書紀 イースト・プレス 2010年発行


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救急搬送・・・

2011-02-04 08:33:44 | Weblog
 ヘリコプターまで行かなくても、救急車で来院したり、救急車で搬送するケース、医療をする上では、欠かせない。
 横浜市と言えば、人口360万程の大都市。そこでは、救急車が62台あり、普段、40台ほどが稼働している。
 で、何と、消防指令センターに、1日に650件もの電話の要請があるとのこと。つまり、2分に1件だ。しかも、それが増加傾向にある。
 高齢化の増加に伴って、急病での搬送が多くなっている。このまま行くと、対応が間に合わなくなる恐れもある。
 要請の中には、「鼻水が止まらない」「しゃっくりが止まらない」「便秘が3日も続いて、お腹が痛くてしかたない」ってケースもあり、時に、行くと、「ペットの動物!」だったりする。(動物は、救急車では、運べません!)
 約、4分の1が、救急でないとのこと。
 消防指令センターで対応する職員の深刻な悩みは・・・→連絡がはっきりとれない状態で、急に電話が切れてしまう場合。つまり、電話をかけて来た人が、連絡しようと思っても、状態が悪くて、・・・電話口に出れない状態を想定して、それを確認しないといけないこと。
 119に電話した人は、間違えたと思って、思わず切ってしまうことなく、その旨をしっかりと伝える義務がある。
 医療では、資源に限りがあります。救急医療はもちろん、救急車においても、それを利用する側にも、それなりの適切な判断が必要と思われます。


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