大学の英語の講義で、シェークスピアが書いた作品を、そのまま原語で読んでいたことがあった。現代英語と比較して、似た感じの所もあったが・・・自分にとっては、難しかった。
ところで、日本では、シェークスピアの時代よりもはるかに昔の作品を学校で学び、大学入試にも、万葉集時代のものまでがしばしば出題されている。
これが、ヨーロッパだったらどうだろうか?ヨーロッパの昔の作品を読むとなると、ギリシャ語を勉強したり、ラテン語を勉強したりして、大変なことになるのでは・・・?!
英語は、5世紀に、ブリテン島に移住してきたゲルマン小民族が話す地域言語に過ぎなかった。その後、独自の発展を遂げて、英語の基礎ができたが、ブリテン島がたびたび外部の征服を受けていた関係で、英語は、長い間、被支配民の言語とされてきた。
1066年のノルマン征服により、以後約300年間、英国の公用語は、英語でなくフランス語とされた。英国がフランスと戦った百年戦争が勃発すると、英語に対する国語意識が強まり、14世紀になって、フランス語を話していた英国の貴族が英語を話すようになり、1362年に議会の開会宣言が初めて英語で行われ、1399年になって、やっと英語を母国語とするヘンリー4世が英国王に即位するに至った。・・・→つまり、英国王が英語を話すようになって、まだ、600年余しか経っていないことになる。
そんな英語が、今や、世界人口の4分の1近くまで話す言語になっている。(・・・←イギリスが世界各地で植民地支配をしてきたから?!)
日本語のルーツは、どうなっているのだろうか?
ある本には、もともと「縄文語」が存在していた所に、揚子江下流域からオーストロネシア語系言語の影響を受けて「弥生語」が形成され、そして弥生時代から古墳時代にかけて、朝鮮半島から朝鮮半島西部の言語の影響を受けて「古代日本語」が形成され、そして飛鳥時代に漢語、江戸時代末期以降に欧米語が入って現在に至るとある。
又、別の本には・・・まず、疑われたのは、トルコ語、ツングース語、モンゴル語、朝鮮語などを含む「アルタイル語」。音節が母音で終わる、名詞に単数複数性別の区別がない、修飾される前に修飾語がくることなどが共通点としてあげられる。ナルホド・・・→トルコ語では、確かに、テニオハがあるし、ヨーロッパの人と違って、日本人には、習得しやすい言語となっている。しかし、発音が決定的に違うなあ・・・。
現在では、「アルタイル語に代わる別の言語で、日本語に近いものを探す説」か、「アルタイル語以前にもっと古い言語があり、そこから日本語は別系統で派生したと考える説」の2つに分かれている。
その中で、後者の研究から、「南インドタミール語説」も唱えられている。
一方、日本語の起源は一つとは限らないと言う説もある。アルタイル語に極めて近い「古極東アジア語」という言語が存在し、そこに南からインドネシア系、オセアニア系言語が伝わり、更にビルマ系言語が大陸から伝来て、混ざり合ったもの、つまり、アジア各地の言語が合わさった「混合語」と言う説。
ムーッ、APU(別府市にあるアジア太平洋大学)の学生さんの多くが異口同音に言っていたなあ、「大学での勉強、日本語が一番難しいデス!」と。(外国からの学生さんの話だと・・・→同じ漢字でも、読み方が沢山あるし、外来語のカタカナがそのままの発音になっていないので、とても難しい・・・?!)
*写真は、タミル語
参考図書:日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 竹田恒泰 PHP新書 2011年1月発行
参考図書:学校で習った日本史が信じられなくなる本 歴史の謎を探る会 夢文庫 2010年12月発行
ところで、日本では、シェークスピアの時代よりもはるかに昔の作品を学校で学び、大学入試にも、万葉集時代のものまでがしばしば出題されている。
これが、ヨーロッパだったらどうだろうか?ヨーロッパの昔の作品を読むとなると、ギリシャ語を勉強したり、ラテン語を勉強したりして、大変なことになるのでは・・・?!
英語は、5世紀に、ブリテン島に移住してきたゲルマン小民族が話す地域言語に過ぎなかった。その後、独自の発展を遂げて、英語の基礎ができたが、ブリテン島がたびたび外部の征服を受けていた関係で、英語は、長い間、被支配民の言語とされてきた。
1066年のノルマン征服により、以後約300年間、英国の公用語は、英語でなくフランス語とされた。英国がフランスと戦った百年戦争が勃発すると、英語に対する国語意識が強まり、14世紀になって、フランス語を話していた英国の貴族が英語を話すようになり、1362年に議会の開会宣言が初めて英語で行われ、1399年になって、やっと英語を母国語とするヘンリー4世が英国王に即位するに至った。・・・→つまり、英国王が英語を話すようになって、まだ、600年余しか経っていないことになる。
そんな英語が、今や、世界人口の4分の1近くまで話す言語になっている。(・・・←イギリスが世界各地で植民地支配をしてきたから?!)
日本語のルーツは、どうなっているのだろうか?
ある本には、もともと「縄文語」が存在していた所に、揚子江下流域からオーストロネシア語系言語の影響を受けて「弥生語」が形成され、そして弥生時代から古墳時代にかけて、朝鮮半島から朝鮮半島西部の言語の影響を受けて「古代日本語」が形成され、そして飛鳥時代に漢語、江戸時代末期以降に欧米語が入って現在に至るとある。
又、別の本には・・・まず、疑われたのは、トルコ語、ツングース語、モンゴル語、朝鮮語などを含む「アルタイル語」。音節が母音で終わる、名詞に単数複数性別の区別がない、修飾される前に修飾語がくることなどが共通点としてあげられる。ナルホド・・・→トルコ語では、確かに、テニオハがあるし、ヨーロッパの人と違って、日本人には、習得しやすい言語となっている。しかし、発音が決定的に違うなあ・・・。
現在では、「アルタイル語に代わる別の言語で、日本語に近いものを探す説」か、「アルタイル語以前にもっと古い言語があり、そこから日本語は別系統で派生したと考える説」の2つに分かれている。
その中で、後者の研究から、「南インドタミール語説」も唱えられている。
一方、日本語の起源は一つとは限らないと言う説もある。アルタイル語に極めて近い「古極東アジア語」という言語が存在し、そこに南からインドネシア系、オセアニア系言語が伝わり、更にビルマ系言語が大陸から伝来て、混ざり合ったもの、つまり、アジア各地の言語が合わさった「混合語」と言う説。
ムーッ、APU(別府市にあるアジア太平洋大学)の学生さんの多くが異口同音に言っていたなあ、「大学での勉強、日本語が一番難しいデス!」と。(外国からの学生さんの話だと・・・→同じ漢字でも、読み方が沢山あるし、外来語のカタカナがそのままの発音になっていないので、とても難しい・・・?!)
*写真は、タミル語
参考図書:日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 竹田恒泰 PHP新書 2011年1月発行
参考図書:学校で習った日本史が信じられなくなる本 歴史の謎を探る会 夢文庫 2010年12月発行