日本の心・さいき

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医療再考(入院編)

2018-05-21 13:28:25 | Weblog
 地球上の人間は、重力を受けています。
 あまり普段は意識してないですが、入院して、ベッドで2週間程、じっとしていると、筋力が低下して(筋肉が萎縮して)、リハビリがそれなりに必要ですね。長く宇宙にいた宇宙飛行士も、地球に生還して、カプセルから出る時、支えられて出て来ますね。脳卒中で倒れたケースでは、リハビリを出来るだけ早くした方が、予後がいいとのことですが・・・。
 義理の母が、老人施設に入って、言っていましたが・・・→「ここは、前の所と違って、毎日、運動が出来るのがいい。それで、体の調子がとても良くなっている・・・」と。しかし、その人に合った運動が出来るような広い設備を持った感じのゆとりのある老人施設何て、あまり多くないですね。
 私の父のことを考えると、入院してから、(動かないので)ホント、病人の顔になり、それから一直線に悪くなった感じで、入院して、1ヶ月余で帰らぬ人になりました。
 個室に入れば、尚更、運動量は少なくなるし、孤独との戦いにもなります。お年寄りにとっては、孤独は、つらいですね。入院した人の多くは、自宅の畳の部屋で亡くなりたいみたいですが・・・。
 韓国やニュージーランドやバングラデシュでも、老人施設を訪問して、演奏しましたが、そこでは、皆さん、笑顔で、明るかったですね。胃瘻を作っている人、見ませんでした。

 私の場合、ボランティア演奏で、しばしば、お年寄りの施設に行って、少なからず、いろんな姿を見ています。音楽で、入居者の顔の表情がどんどん変わってくるのを見た経験、少なからずあります。中には、涙を流している人も少なからずいました。君が代を最後の方で演奏すると、今まで横になって動こうともしなかった人が、急に半身を起こして、目を輝かして聴いている姿もありました。
 職員さん達、とても忙しそうですね。どんなにいい介護をしても、入居者に改善があまり見られないと、つらいでしょうね。少ないスタッフで一生懸命にしていても、家族からいろいろ言われることもあるでしょう。
 そんな中で、私のつたない演奏に協力して頂いていること、とてもありがたく感じています。
 音楽療法、まだ、点数になるケース、限られていて、一般的でないですが、もっともっとこれが多くの施設で積極的に取り入れられ、その効果が多くの人に認められる様になることを強く願っています。

https://www.youtube.com/watch?v=ioqmrihL6vY(←荒城の月)
https://www.youtube.com/watch?v=vVcRGXzZfu8&t=40s(←荒城の月)
https://www.youtube.com/watch?v=qll2ffwO7Ro(←荒城の月)

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