日本の心・さいき

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開き直りの人生観。

2018-06-25 13:19:45 | Weblog
 1点足りず、正確に言うと、0.5点足りず、浪人生活を2年間(2浪)しました。それから48年間余(半世紀程)、経過していますが、2浪して、Ⅱ期校を受ける時の試験場(鹿児島実業高校)での状況が、今でも、ありありと浮かびます。
 1浪の時の心境は、現役の時とは、全く違っていましたね。1年間の苦労、親への負担など、いろんな事が頭に浮かび、絶対に失敗は出来ないと言う心境で、受ける時は、大きな荷物を背負った感じでの受験でした。頭の中の記憶がグチャグチャになり、試験前夜は、殆ど眠れず、コンディション最悪って感じでの受験でした。
 浪人する何て、高校の時は、全く考えてなく、自分の受けたい大学を下げて受け、その時、クラスの5人が、同じ大学で同じ学部を受け、その中でも、自分が一番成績が良かったので、周りからは、少なくとも、自分は合格するだろうと思われていて、自分もそう思っていました(←慢心の塊)。しかし、結果は、現役5人全てが不合格でした。(引率の担任の先生も、こんなことは、初めての経験と言われていました。)
 そんな状況で、浪人することが決まり、頭がまだ整理されてない状況で、予備校も、二次試験にやっと間に合って、入りました。どんな風に浪人生活をすればいいのか、その時、全く、分かりませんでした。
 6回目の挑戦で(国立Ⅰ期、Ⅱ期以外、受けませんでしたが)、やっと合格した訳ですが、その時の試験を受ける時の心境、今でも、はっきりと覚えています。「開き直りの人生観」ですね。
 6回目の受験の時は、もう、なるようにしかならない、出来る問題を落とさない様にするだけ、これで落ちれば、又、同じ事を1年間繰り返すだけって感じでした。そうですね、2浪してのⅠ期の時と違って、ほぼ、平常心でしたね。7回目の模試として、受けました。もう、半ば、諦めていましたから。(←この開き直りが、自分にとっては、正解で、実力がそのまま出た感じでした。問題も、修猷学館の問題と似てました。)
 その後、いろんな困難な出来事に出くわした時、この開き直りの心境に直ぐにリセットする感じになっています。成就してもしなくても、自分なりに、計画的に努力したことって、悔いないですから。
 1年間って、短いですね。欲張って勉強しても、自分の満足する量って、出来ませんね。与えられた教材を確実にこなすこと、欲張らないこと、初めからダッシュしないこと、計画的に、確実に、時々休んで、気を抜かず(思い込み、慢心を捨て、情報をしっかりと掴んで)、最後まで、コツコツとペースを崩さずに行くのがいいと思います。人生も同じですね。




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大学入試

2018-06-25 06:40:14 | Weblog
 私が産まれた昭和24年、西暦1949年は、団塊世代で、それも団塊世代の最後で、少し数が少なくなる感じだったのに、大学受験の時は、浪人がドッと加わり、競争率が最高に難化し、1浪での受験の時には、予想もしない東大中止で、再び超難関となり、大学入学まで、ホント、競争競争って感じでした。
 今は、どんどん少子化の時代に突入し、浪人生がいなければ、全員大学に入れるって時代になっています・・・→数の上では、浪人生の数だけ、入学定員がオーバーして、あふれることになります。
 で、日本の場合、そんな大学を卒業して就職しても、会社が又1から教える感じになっているケースが多く、そうでないと思われる医学部や歯学部でも、卒業したばかりでは、(知識は豊富ですが、実践を伴っていないので)独りでは、(歯科)医師として、まだ、何も出来ないに等しい状態になっています。
 医学部など、人間相手の場合、ペーパーだけで入学を許可すると、この先、良くないってことに大学側もやっと気が付いた感じで、次第に、面接試験重視の傾向になってきてはいますが・・・。
 たった一度だけの試験で、それも、ちょっとの点数差で、合否が現実には決まる訳ですが、受験する大学の傾向や対策をしっかりとして、予想も立てて、バッチリ当たれば、番狂わせで合格ってこともなきにしもあらずでになっているのが現状です。(←反対に、今までの傾向とガラッと変わった内容になると、傾向と対策ばかりでしか勉強してこなかった受験生では、落ちることになるかと思います。)
 東大を筆頭に、難易度が事細かく分析され、それにより、自分の適性を無視して、受ける大学や学部も決まるケースもあり(本人の意思を無視して親が学校側が決める場合もあり)、後で、又、(浪人して)再受験ってこともありますが・・・。
 で、今の時代に即した選抜でないといけないってことに国も気が付き、近い内(2020年)に、大学入試が変わろうとしています・・・→つまり、今までの知識偏重の試験から、今の時代に合った選抜方法になろうとしているのです。
 でも、大学入試だけを変えても、それからがもっと問題で、大学で、どんな勉強をし、何を学んで身に付けたかが一番大切ですね。(大学自身が変わらないといけないですね!それに、会社が採用する時の条件も。)
 東大と言う最高のブランドを得ても、10年経てば、その(学歴だけの)価値は、半分になると言う人がいます。20年後には、更に半分の4分の1、30年後には、8分の1、そして、大学に入学して、定年の40年後には、16分の1の価値でしかありません。
 多くのことが、時間の経過と共に、そんなもんですよね。今や、人生、80年が90年、更には、100年近くになろうとしている時代です。それを見据えて、若い時からどんな風に生きて行くべきか、親も社会も、しっかりと考えておくべきだと思います。
 ある人が言われる様に、社会に出れば、「知識」だけでなく、それを応用する力「応用力」、更には、「人間力」、この3つが必要ですね。3つとも、甲乙付け難のですが、今まで一番重要視されてきた「知識」は、素早く正確に、AIロボットがしてくれますね。
 人生一度切り、今からは、面白い時代になりそうですね・・・?!

 https://www.youtube.com/watch?v=vActdfMKMqw

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