日本の心・さいき

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照ノ富士、優勝・・・

2020-08-03 07:31:25 | エッセイ
 令和2年8月2日(日)、大相撲七月場所の千秋楽で、照ノ富士(28)が、一気に寄り切って、3敗の御嶽海を下して、13勝2敗で、幕内優勝を成し遂げました。
 幕内の一番下の東前頭17枚目で。元大関で、何と、ケガで、序二段まで落ちていて、もう、諦めていたのに、伊勢ケ浜親方が、「病気を治して、その時に、又、するかどうか、考えたら」との助言で、親方を信じ、自分を信じて、見事に、夢を実現しました。
 今年の初場所の徳勝龍の、再入幕、幕尻優勝は、まだ、記憶に新しいですが・・・いつも、上位陣が勝ってばかりよりも、誰にもチャンスがあるって感じで、こんな内容の大相撲も、いいですね。
 モンゴル(ウランバートル)出身の照ノ富士は、192センチ、180キロの巨体と重い腰で、相手を強引に引っ張り込むような相撲を武器に、2015年夏場所で初優勝して、翌名古屋場所で大関に昇進しました。大関を14場所務め、横綱候補と期待されていたのに、両膝のけがや内臓疾患などで苦しみ、序二段まで番付を下げていました。
 「5回くらい親方(伊勢ケ浜親方)に辞めさせてくださいと伝えた」、「続けてきてよかったです。いろんなことがあったですけど、こうやって笑える日が来ると信じてやってきました。一生懸命やったらいいいことがあると思って。1日1番なんで、前向きで取っていきました。イケイケの時に優勝してますから、今は慎重に取ってます。落ちてる時も応援してくれてくれてる方々、みんなが支えてくれた人たちがいたから恩返しようと思って…」
 照ノ富士、異国の地で、いろいろ人知れずに苦労していると思います。副社長が新入社員になった様なもので、それも、相撲の世界ですから、それ以上に厳しかったと思います。大関の時は、持ち上げられても、序二段の時は、離れて行った人もいたと思います。誰も経験できない様な経験、人生の宝ですね。
 この日は、藤井棋聖も、NHK杯で戦っていて、谷川さんが上手に解説していましたが・・・途中まで、藤井棋聖、形勢不利かなと思って見ていましたが・・・やはり藤井棋聖、強く、最後、美事な寄せで、1回戦、勝ちました。次のNHK杯での2回戦の対戦相手は、王位戦で戦っている木村王位となっていますが・・・。



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