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県郷土文化会館があわぎんホールと呼ばれるようになったのはいつ頃から?と調べたら今年の4月かららしいですね。
以前にお話してました朗読活劇「江戸川乱歩」の観劇のために「あわぎんホール」に出向いたのですが、藍場浜の駐車場からエレベーターでホールのほぼ玄関近くまで繋がってまして、そこからホールまでは屋根が設置されてて、折から降り出した雨に濡れることなくホールに入る事が出来ました。
このエレベーターの設置も最近のものだと思うのですが、超ベンリ!グッドワークです。
ちょうど同ホールの3階で県華道展が催されていたので、そちらの方ものぞいて来ました。
写真はごくごく一部のものしか撮らなかったのですが、最初の写真の「サンダーソニア」、を目にした時はやっぱり瞳孔がぱぁっと開いた気がしました。
同行の友人もお気に入りの花らしく2人して女学生のようにはしゃいでしまいましたが。
さて、朗読活劇の方は第一部が「指」と「断崖」、第二部が「畸形の天女」という演目で、まずまず楽しめたかと思います。
子供の頃はラジオに親しんでましたので、いわゆる講談のおもしろさというものも知ってるつもりなのですが、舞台での朗読には空間力が加わる訳で、多分最小限の舞台装置と語り手と観客の三位一体的な立体感が魅力だと言えるんじゃないでしょうか。
主演の森優子さんがアナウンサーとしても活躍しておられるとかで、その朗読のリズムや声質が快く、知らぬ間に睡魔に襲われることも・・・。(おいおい)
しかし、この時代に「乱歩」の粘着質的というか妄想的というかちょっとくどいと感じる文章も(決して難解ではないがため)、レトロな色彩を帯びるものの、違和感は感じませんでしたね。
原作では「断崖」を読んでましたが、本を読んでいる、いないにかかわらず肉声に乗せられて物語が進行する臨場感は満足のいくものでした。
また、機会があればのぞいてみたいと思います。