8/28(火) 3日目続き
ドレスデンから約211km離れたポツダムにバスで向かっています。
フリーウエーは空いていて、途中トイレ休憩で一度止まりました。
日本の高速道路のサービスエリアとは全く違って、トイレ施設があるだけの殺風景な休憩所に、長距離のバスやトラック、乗用車などが休んでいます。
たまに小さなレストランやコンビニなどが併設していると、有料トイレだったりします。
必ずトイレに行く時は、コインを用意していく必要があります。
無料だと嬉しいけど、50セントコインを入れないと、扉が開かないトイレもありました。
だんだん慣れてきて、前の人が出てきた時に、ドアが閉まらないタイミングで中に入るという、グループならではの裏ワザでした。
余談でした~
ポツダム市内で遅めのランチは、市が経営している人気のレストランです。
ここが市直営レストランで、名物はロールキャベツです。
予約しているにもかかわらず、かなり外で待たされました。
レタスとキャベツのサラダ、シャキシャキ感とドレッシングがマッチして美味しい。
ランチでも必ず注文した美味しいビール、昼もディナーでもよく飲みました。
このビックロールキャベツ、日本のロールキャベツとイメージが全く違います。
写真では大きさが分からないかもしれませんが、日本人はみんな驚いて、男性も「食べられないよ」と言っていました。
ところが食べ始めてみると、キャベツが周りに何重にもなっていて、すごく柔らかく美味しい。
煮込んだ後にオーブンで焼いているのでお肉もソースも美味しい、私も9割近くは食べられました。
食べられないと言っていた男性陣はほとんどが完食していました。
たまにはいいけど、欧米人の体が大きいのが分かります。
ポツダム市内の街並みです。
世界遺産のサンスーシ宮殿です。
プロイセン王国のフリードリッヒ大王の居城だったサンスーシ宮殿です。
18世紀に建てられた、黄金色の建物がとても美しい、ロココ様式の華麗な宮殿でした。
少し空模様がおかしくなり、時々小雨がパラリと降っています。
庭園に向かって階段を下りてくると、両脇に葡萄が沢山植えられていました。
そして葉の間をよく観察すると、沢山の葡萄がなっていて色づき始めていました。
もう少したつと、食べごろになるでしょう。
ここの庭園も、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿をまねて作られたとのことでした。
奥行きがヴェルサイユ宮殿の庭園ほどありませんでしたが、あちこちに彫刻をあしらった雰囲気のある素敵な庭でした。
世界遺産のツェツィリエンホーフ宮殿です。
名前が難しい宮殿ですが、ここであの有名なポツダム会談が開かれました。
宮殿と言うより、田舎の別荘とでも思えるような、親しみある建物でした。
ポツダムとベルリンはドイツ人ガイドさん(手で入り口を差している方)が案内をしてくれました。
このドイツ人ガイドさん、大学生の時に日本語を専攻し、1年間日本にも留学したので、日本語がとても上手でした。
門をくぐると中庭です。ユニークな煙突が面白い素敵な宮殿でした。
花壇には第2次世界大戦末期のソビエト占領時代の名残り、「赤い星」がありました。
ここは旧東ドイツでした。
入場料とは別に、撮影料3ユーロを払うとストロボなしで撮影許可が出ます。
迷わず3ユーロ支払いました。
当時皇太子であったヴィルヘルム2世のために1917年に建設された宮殿です。
比較的新しい宮殿ですね。
リビングルームでしょう、日本の火鉢のような焼き物がありました。
1945年7月17日~8月2日、米国、英国、ソ連(現ロシア)の首脳が集まり、第二次世界大戦の戦後処理と日本の終戦について話し合われました。
正にこの部屋で、日本の戦後についても話し合われたのでしょう。
丸テーブルを囲んで、大きな椅子が3脚ありますが、その椅子にトルーマン大統領、チャーチル首相、スターリン書記長が座ったのです。
大きな椅子の間に、小ぶりな椅子が4脚ずつ配置されています。
3人の写真は、左からスターリン(ソ連)、トルーマン(アメリカ)、チャーチル(イギリス)です。
3つの部屋は、順にスターリン、トルーマン、チャーチルの各々の執務室でした。
一番奥まった所に、たぶんダイニングルームと思われる素敵な広い部屋がありました。
ポツダムはベルリンの郊外と言う位置にあります。
すぐ隣がドイツの首都ベルリンで、3日目のホテルがあります。
4日目はベルリン観光になります。 続きはまた~