ザイオン公園内にあるホテルは予約客で満室でした。
公園手前にある山のホテルというかロッジに宿泊し、無料のシャトルバスで公園内まで行きます。
ロッジから道路を横断するとバス停があります。
バスを待つ間に日焼け止めクリームを塗ってスタンバイ。
天気よし暑い日差しが降り注ぐ中をシャトルバスは走ります。
シャトルバスの終点で降り、キャニオン行きのバスに乗り換えます。
ミストが噴き出ている店先で涼んでいるレックス。
橋を渡ると公園入口です。
チケットを買っている間に写真撮影です。
バス停を目指して歩きだすと長蛇の列でした。
夏休みのハイシーズンでしかも土曜日だからなのか。
ザイオン3度目の娘たち、こんなに混み合うのは初めてだと。
木陰に入ると涼しいけど、30℃位ある炎天下は暑い。
そんな中でたっぷりと1時間は並びようやくバスに乗り込み、運よく全員座れました。
40分か45分位乗るので座れないときつい。
渓谷を目指して歩くこと30分。
ほとんどの人が川に入るのでショートパンツ姿。
生足でショートパンツを履く勇気がないので、スパッツにショートパンツを重ね着しているので暑い。
ザイオンのリスたちは人に慣れていて逃げない。
あちこちでチョロチョロ走る沢山のリスたちに出会いました。
少し開けた場所の川のほとりで、買ってきたサンドウィッチのランチを広げました。
お腹を満たしてから川遊びしよう。
レックスの足元に匂いを嗅ぎつけてリスが寄ってきました。
食べ物をやらないこと!
餌付けすると100ドルの罰金が科せられるそうです。
日本の猿やイノシシに餌付けする人たちにも罰則があればいいのに。
どこもかしこも高い絶壁に囲まれたキャニオンにこれから挑みます。
キッズは慣れた足取りで意気揚々と川の中を歩きます。
水は冷たすぎず気持ち良い温度。
キッズに負けずグランマも行きます~
水が濁っているので、川底の状態が見えない。
石に乗って滑らないように一歩ずつ確保しながら進みます。
前方に沢山の雲の流れが気になりながら歩きます。
午後に雷雨になることがあるので要注意です。
キッズたちの居場所を常に確認しながら歩きます。
細い滝が流れ込んでいました。
あれ? 雷が鳴りだしたねと娘。
耳が遠いグランマには聞こえないけど?
グランマにも聞こえてきた雷、上流の雲が黒くなりゴロゴロが大きくなってきた。
この先の上流の渓谷の幅が狭くなり見どころだと言うのだけど・・・
風も吹きだし雨もポツポツ降り出した。
迷うことなし引き返そう~
今日は雷雨の予報は出ていなかったようだけど、もしも上流で激しい雷雨になったら大変。
鉄砲水で犠牲になりたくはない。
「戻るよ~」とキッズに声をかけた時には雷が聞こえたらしい。
雷が大嫌いで怖いアクセルの逃げ足は速い。もうパニック!
そんなに慌てなくても大丈夫よ。
「誕生日にここで死にたくない」と言いながらアクセル。
その一言に後で笑ったけど~
空模様など気にせずにこれから上流へ向かって歩き出す人もかなりいました。
滝の傍でクライマーが懸垂下降をしていました。
昨日チャレンジしたばかりなので、気になり見て居たいけど置いて行かれそう。
川から上がり元の遊歩道に戻るころ、前方はいい天気。
でも後ろの雲は暗く、まだ時々雷鳴が聞こえていました。
何事も起きなかったけど、キッズがいるので折り返すいい判断だった思います。
狭い渓谷での鉄砲水ほど怖いものはないので。
水の中では元気いっぱいなのに、帰り道はアクセルも疲れ気味。
レックスは膝が痛いと更に遅れ気味でした。
再びバスに乗るための長蛇の列でした。
やれやれ~
帰りのバスも全員座れてラッキー。
絶壁を眺めながらバスに揺られ、再びシャトルバスに乗り換えてホテル前で下車。
ウォーター登山靴の中はまだ水でぐしょぐしょ。
歩きやすくて助かったけど、ロッジに戻ってくると一刻も早く脱ぎ捨てたい。
それにしても川歩きの準備をせずに、ビーチサンダルだったり普通の靴を履いていたりステッキなしだったり様々でした。
夕方ホテルのプールで気分転換を。
2階の右の部屋が私たちが泊まっていた部屋です。
水に入って生き返ったキッズは楽しそう。
隣に暖かいジャグジーで時々体を温めながら1時間余り泳いでいました。
水着の用意を忘れたグランマはパラソルの下で、ビールを飲みながら山を眺めのんびりしました。
贅沢な時間でした。
のんびりしている間に、HRさんはみんなの借りた靴とステッキを返しに。
いつもありがとう。
夕飯はピザ屋さんへ。
混み合っていたけど何とか席を確保。
キッズの目線の先を見ると、隣の席の5人兄弟でした。
2・3歳の男の子が一番下から小学校の高学年?のお兄ちゃんを筆頭の兄弟で女の子が一人。
食事がすむと外で遊びだした5人。
それに釣られてうちのキッズも外へ。
フレンドリーなレックスがすぐ声をかけて何となく仲間入り。
上の3人がトランプ遊びをしているのを見て話しかけ、仲間入りしていました。
5人の両親はまだレストランで豪快に飲んでいました。
下から2番目の女の子が下の子の面倒を見ていました。
ママから言われたとか、すごい家族だなと思いながら微笑ましく見守りました。
帰り道すぐそばにまた鹿を見かけたので、歩いて見に行くと立派な雄鹿でした。
近づこうとするレックスを止め、見守っていると雌が現れてつがいでした。
リスやシカがまじかに見られる自然豊かなザイオンでした。
夜9時ごろ、辺りが暗くなり始めたのでホテルへ戻ろう。
HRさんとアクセルは近くの石の専門店へ。
ふとレックスがいない?
やや、いつの間にかホテルの門の上に立って眺めていた。
いくら高い所が好きだって、どうやって上ったの?
危ないから降りなさい。
どうやって降りるのだろうと見ていると、慎重にレンガの出っ張りに手足をかけて降りてきました。
なるほどね~
さっき膝が痛いと言っていたのは誰?
油断がならないレックスでした。
3日目も何事もなく無事に終了。
4日目はひたすら自宅を目指して帰ります~