俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『霞ヶ浦』

2010-03-06 19:18:46 | Weblog
ぽかぽか陽気に誘われて、霞ヶ浦へ行って来ました。

霞ヶ浦は西浦、北浦、外浪逆浦、常陸利根川から成る茨城県の南東部に広がる湖です。
面積が220平方キロメートル、琵琶湖に次ぐ日本で二番目に大きな湖で、周囲の長さは249.5Kmもあり、日本一の長さです。

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           ♪若き血潮の予科練の
                七つボタンは桜に錨
            今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ
                でっかい希望の雲が湧く♪
                             (軍歌「若鷲の歌」より)

霞ヶ浦には、旧・海軍・予科練・霞ヶ浦航空隊がありました。
第二次世界大戦中、特別攻撃隊(特攻隊)としてここから飛び立って、多くの若き命が大空に散ったのでした。

現在は、陸上自衛隊土浦駐屯地になっています。
敷地内には戦没した予科練生たちを偲び、平和を祈って、「雄翔館」が建っています。
飛び立つ前に父母へ宛てた手紙や遺書、遺品などが展示されています。
今年の2月に、隣接して、阿見町の「予科練平和記念館」も開館いたしました。

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霞ヶ浦は「日本百景」にも選ばれていて、湖畔から筑波山や遠く富士山を望むことも出来ます。
残念ながら、春霞で、向こう岸も霞んで見えないぐらいでした。


・・・平和な時代です。
つり、ヨット、遊覧船、帆曳き舟などを楽しむことも出来ます。
ワカサギ、ハゼ、フナ、エビなどのつくだ煮や、コイのうま煮、うなぎのつくだ煮も名産です。

また、霞ヶ浦の周りには1,700haもの蓮田があり、日本一のレンコンの産地でもあるのです。
盛んだった鯉の養殖が、2003年にコイヘルペスウィルスの流行で壊滅的打撃を受けましたが、やっと去年、養殖自粛が解除され再開されました。
生け簀が並んでいます。


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ところが、霞ヶ浦の透明度は0.6m、過栄養湖なのです。
水質ワーストワンクラスです。
その主な要因が、養殖鯉のフンと、40万頭と云われる養豚、蓮田から流入する養分なのだと、湖畔の道で出会った自転車に乗ったお爺さんが憎憎しげに話すのでした。

でも、常陸利根川入り口の銚子屋旅館割烹部の「うなぎの佃」や、出島大橋のたもとの「行方市観光物産館」で買って来た「鯉のうま煮」、とっても美味しかったですよ・・・