四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

ありがとう、加川良さん

2017-04-07 14:41:41 | 音楽
加川良さんの訃報。
昨日の新聞で知った。
好きなフォーク歌手が逝ってしまった。

♪何がどうなり こんなにも
 葬式ってやつは こんなに高い
 俺たち 貧乏人
 おちおち死ぬことにもかかれない
  ※「赤土の下で」より

でも本当に死んでしまったんだ。

♪生まれるって つらいね
 死ぬってことは さみしいね
 だからその間に つかもう
 ちっとばかしの 愛するってのを
  ※「夜明け」より

やさしさに満ち溢れた歌(詩)を聴かせてくれてあいがとう。

♪悲しい時にゃ 悲しみなさい
 気にすることじゃ ありません
 あなたの だいじな 命に
 かかわることも あるまいし
 
 そうです それが運命でしょう
 気にすることじゃ ありません
 生まれて 死ぬまで つきまとうのは
 悩みというものだけなのですよ
  ※「伝道」より

悩んだ時、この歌で励まされた。
今でも心の応援歌でもある。

♪京都の秋の夕暮れは
 コートなしでは寒いくらいで
 丘の上の下宿屋は
 いつもふるえていました
 僕は だれかの笑い顔が見られることより
 うつむきかげんの
 彼を見つけたかったんです
  ※「下宿屋」

高田渡さんについて語りかけてくれている。
この語りが僕はとても好きだ。
高田渡さんとの交流が目に浮かんでくる。

語りと云えば東京キッドブラザーズとの共演作
「十月は黄昏の国」
♪秋になれば ぼくは幸せになれるだろうか
 ぼくはコーヒー豆を挽きながら考える
 十月になれば 君と結婚できるだろうかと

やさしく語りかけてくれる、この台詞が心に響く。

反戦歌もあれば庶民的な歌もあった。
メッセージソングもあった。
心に残る歌を聴かしてくれてありがとう。

そろそろ『春一番コンサート』に時期ですね。
天国に行ったら高田渡さんとおもいっきり歌ってください。
心からご冥福をお祈り申し上げます。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする