かぐや姫 『この秋に』

秋になると聴きたくなる歌があるのです。
かぐや姫の『この秋に』

♪君と別れて　三度目の秋
　ほんのささいな　出来事なのに
　傷つけあって　別れた二人
　心の何処かで　さよなら言って

　明日が来ない　小さな店で
　君の噂を　他人から聞いた
　雨を見ながら　朝まで飲んで
　指輪みつめて　やつれていたと

　昔の街まで　夜汽車にゆられ
　訪ねた下宿の　おやじが言った
　あの娘　こないだ一人で死んだ
　胸に真赤な　コスモスの花もえて

　僕は悲しい　少女に会った
　マッチ一つの　明かりの中で
　涙ぐんでた　少女を抱いた
　この秋　僕には子供ができる

初めてこの歌を聴いたのは中学のとき、
２ndアルバム「かぐや姫オンステージ ーこうせつ　パンダ　正やんー」
このアルバムに収録されていて、詩に感動したのです。

このアルバムを買ったのは南こうせつさんが、
ラジオで結構おもしろいことを喋っていたから。
まだ「神田川」」がヒットする前。
レコード店で見つけて少ないお小遣いの中から買ったのです。

このアルバム、今はＣＤでたまに聴いているけど、
ぜんぜん色褪せていない。
３人のトークもおもしろい。
じっくりと聴くと心が温かくなる歌が多い。
だから秋になると聴きたくなるのかな、かぐや姫の世界を。

このアルバムを聴いてから僕は、かぐや姫のファンになったのです。