四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

井上陽水 幻の『神無月にかこまれて』

2018-10-04 10:26:16 | 音楽
時が経つのが日に日に早くなっていく。
もう10月。神無月。

最近はもの忘れなども多くなってきた。
昨日の夜、何を食べたかも忘れてしまうときだってある。
なのに若かったあの頃に聴いた歌は頭の中の引き出しに入っている。

10月になるとこの歌が聴きたくなる。
井上陽水さんの『神無月にかこまれて』

♪人恋しと泣けば十三夜
 月はおぼろ淡い色具合
 雲は月を隠さぬようにやさしく流れ
 丸い月には流れる雲がちぎれた雲がよくにあう

 風がさわぐ今や冬隣り
 逃げるように渡り鳥がゆく
 列についてゆけない者にまた来る春が
 あるかどうかは誰も知らないただひたすらの風まかせ
 
 神無月に僕はかこまれて
 口笛を吹くそれはこだまする
 青い夜の空気の中に生きてるものは
 涙も見せず笑いも忘れ息をひそめて冬を待つ

この詩はアルバム「陽水Ⅱ センチメンタル」に収録されているもの。
でも幻の別バージョンもある。

♪月を見てた とてもよく見える 青く光り空に浮かんでいる
 雲は月を隠さぬように やさしく流れ 丸い月には
 流れる雲が ちぎれた雲がよく似合う

 月を見てた 君を前にして 君を見ると下を向いている
 僕が月を見てごらんと言うと 頭を上げた 丸い月には
 かわいい君も 小さな君もよく似合う

 君は僕をとても好きと言う 僕も君をすごく好きと言う
 それじゃ 別に依存はないネ
 流れる雲より丸い月には 二人の影が 寄り添う影がよく似合う
 Pa pa pa pa Pa pa pa pa・・・・・

この詩は、本人承諾もなくインディーズから発売され、
そして回収されたLPレコード「陽水生誕」に収録されているデモテープからである。

詩がかなり違っている。
レコード化するにあたって詩も書き直し編曲されている。

聴き比べるとおもしろい。
なんだかレコード化にするまでの苦労が伝わってくる。

このレコード「陽水生誕」。
中古レコード店で見つけ知人にCDにしてもらった。
ちょっとマニアックな話になってしまた・・・・。
コメント (6)
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