四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

ピンク・ピクルス 『一人の道』

2020-01-09 09:39:12 | 音楽
今年は東京オリンピックが7月に開催される。
その関連で過去の東京オリンピックの話題など
新聞やテレビなどで紹介されている。

中日新聞でも今年に入ってから
「聖火移りゆく五輪と日本」
『第一部 もう走れません』が連載されている。(今日は紙面の都合上休み)

マラソン選手の円谷幸吉氏の自殺の話しである。
何故自殺をしてしまったのか、詳細に書かれている。
遺書は新聞には掲載されていないが、ユーチューブなどで見ることはできる。

この円谷幸吉氏の自殺を題材にした歌がある。
ピンク・ピクルスの『一人の道』
♪ある日走った その後で
 僕は静かに考えた
 誰のために走るのか
 若い力を すり減らし

 雨の降る日も 風の日も
 一人の世界を 突っ走る
 何のために 進むのか
 痛い足を がまんして

 大きな夢は ただ一つ
 五つの色の 五つの輪
 日本のための メダルじゃない
 走る力の 糧なんだ

 父さん 許して下さいな
 母さん 許して下さいね
 あなたにもらった ものなのに
 そんな命を 僕の手で

 見てほしかった もう一度
 表彰台の 晴れ姿
 だけど 身体は動かない
 とっても もう 走れない
 これ以上は はしれない 

新聞記事を読んでいるといつもこの歌が頭に浮かぶ。
とても悲しい “詩” である。

前回の東京オリンピックは小学校1年生ぐらいだったかと思う。
あまり記憶に残っていない。

このピンクピクルスの『一人の道』が流行ったのが中学3年の頃だと思う。
歌で円谷幸吉氏を知った。
そしてメダルの重圧に負けて自殺したことも。

ピンク・ピクルスの元メンバーで現在ソロ活動されている茶木みやこさん。
以前テレビで言っていた、この『一人の道』は東京オリンピックまでは歌い続けたいと。

マラソン、華やかな競技。
でもその裏側には過酷な試練が待ち受けている。
この歌には、そんなことを教えてくれる。

今年、この歌が再び注目されることを願っている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする