四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

僕のラジオの青春_1

2024-07-16 16:07:50 | 僕のラジオの青春
吉田拓郎さんがTAKUROブログで『ラジオの青春』を
この7月から綴っている。
高校生のころの話し。
そして当時の若かりし頃の写真。

これを読んでいたら自分もあの頃を思い出しながら
自分なりの「ラジオの青春」を綴ってみようかと思った。
いつまでも続くかわからない。
拓郎さんほど文章力はないけど、
お時間があればお付き合いのほどよろしくお願いします。

『僕のラジオの青春_1』
中学入学式のあと教室に行き自己紹介があった。
クラスの中には小学校からの友だちもいれば、
他の小学校からの生徒もいる。
初めてみる顔。
なれない空気感。

自己紹介、自分の番になった。
当時テレビっ子だったから、
「テレビを見るのが好きです」と言ったような気がする。

そして後ろの席のB君。
好きなことは「ラジオを聴くことが好きです」と自己紹介をした。
あの頃、ラジオなんて全く興味はなかった。
深夜放送が流行り始めたころである。
僕にとってB君がものすごく大人にみえたのである。

B君は勉強もできるし運動もできる。
僕は勉強もできないし運動もできない。
真逆の二人だったがなぜか気が合う中になった。

席が前後ということで放課のときにラジオの魅力を聞かせてもらった。
そうかラジオってそんなにも面白いのか。
家にあったトランジスタラジオ。
そこから僕はラジオを聴くようになったのです。

ある夜、勉強をしながらラジオを聴いているとハーモニカの音が流れてきた。
耳を傾けると 
♪私は今日まで生きてみました
と歌っている。

誰の歌なんだろう。
曲が終わるとDJ(当時はパーソナリティという言葉はなかった)さんが
「吉田拓郎さんで、『今日までそして明日から』でした」
と紹介されていたことを今でもはっきりと覚えている。

なんだか自分自身の応援歌に聴こえてしまった。
一度聴いただけで好きになってしまった。
ラジオが教えてくれた1曲。

この歌を50年以上自分自身の応援歌として聴き続けることは
中学生の自分にとって全く考えてもいなかったのである。

今日までそして明日から





コメント (4)
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