前回は “ちゃんちゃこ” の『空飛ぶ鯨』
今回は大瀧詠一さんの『空飛ぶくじら』
♪街角に ぼくは ひとり
ぽつんと 佇み
ビルとビルの隙間の
空を見てたら
空飛ぶくじらが ぼくを見ながら
灰色の街の空を 横切っていくんです
そこで ぼくは ふと
きみのことを思い出して
急ぎ足の通りを
渡るところ
空飛ぶくじらが ぼくを見ながら
灰色の街の空を 横切っていくんです
大瀧詠一さんの歌を聴き始めたのはあの名盤「A LONG V・A・C・A・T・I・O・N」から。
はっぴえぃえんどやソロになってからの曲はこの頃から聴きはじめた。
ちょうどこの頃にレンタルレコード店が世に出てきた。
これはうれしかった。
レコードは高価だった。
貧乏な僕はそんなにも買えない。
本当に聴きたいもの、手元に残しておきたいものを吟味して買っていた。
暇があるとレンタルレコード店に行って
聴いてみたいものを何枚か借りてカセットテープに録音。
カセットテープは山のように増えて行った覚えがある。
１回しか聴かなかったものもあれば、テープが擦り切れるぐらい聴いたものもあった。
大瀧詠一さんのカセットテープは後者である。
昭和はレコード、カセットテープが主流。
平成はＣＤ，そしてすでに無くなってしまったＭＤ。
令和はユーチューブ、そして配信。
何か音楽の重さが軽くなったような気もする。
音楽の使い捨てを感じる。
最近の歌は、あまり記憶に残らない。
青春時代に聴いたあの頃の歌は、今でもしっかりと覚えている。
レコードやカセットを大切して聴いていたから覚えているのだろう。
ちゃんちゃこの『空飛ぶ鯨』のブログを書いていて
大瀧詠一さんの『空飛ぶくじら』を思い出した。
だから今日は大瀧詠一さんなんです。
空飛ぶくじら [Single Version] - 大滝詠一
勉強不足で「外山喜雄とデキシーセインツ」は知りませんでした。
『空飛ぶくじら』につて教えていただきありがとうございました。
今後とも拙いブログですが、よろしくお願いします。
がまた違う「そらとぶくじら」をNHKの5分間番組
「みんなのうた」で歌われ、今日の昼下がり、目的の番組を見ようと5分ばかり早くスイッチを入れたら流れてきて、こちらへ来ました。
外山喜雄とデキシーセインツは、日本のデキシー
ランドジャズのベテラングループで、リーダーの外山さんは、「日本のサッチモ」という異名をとるほどジャズの巨匠ルイ・アームストロングを敬愛する個性豊かなボーカリスト＆トランペット奏者。
こちらの「そらとぶくじら」は大瀧さんやちゃん
ちゃこと違ってメジャーコードの夢のある冒険的で
コミカルなクジラの歌です。
タイトル表記の異なる３つのこの歌は、どれも
素直に大人、子どもの心に入ってきてわかりやすく
できていて、初回放送時の案内を見た時点では、同じデキシー＆ニューオリンズ風の大瀧さんのカバー
かと思っていました。
それにしても、トランペット、トロンボーン、
クラリネットのデキシー独特の響きは、主人公の
動物の気持ちをリアルに代弁できるものですね。
同名異曲。
聴き比べるとおもしろいかなと思って、大瀧詠一さんの歌を紹介しました。
ちゃんちゃこも大瀧さんもそれぞれ個性があって好きな歌です。
大瀧詠一もこの曲歌っていたんですね。
オリジナルは誰なのか。分からなくなって
来ました。