四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

三上寛 『誰を怨めばいいのでございましょうか』

2020-03-30 11:02:18 | 音楽
東京オリンピックが延期と決まったら
急激に東京のコロナウィルスの感染者数が極端に増えた。
偶然か。何か不自然さを感じる。

東京へ向かう新幹線はガラガラ。
飲食店は昼食時も夜もガラガラ。
繁華街もガラガラ。

売り上げはがた落ち。
コロナ不況の始まり。
中小企業の倒産や廃業。
誰を怨めばいいのか。

耳を澄ませば聴こえてきそうだ。
だみ声のあくの強いあの人の歌が。
三上寛さんの『誰を怨めばいいのでございましょうか』

♪前を向いたら おそすぎました
 後ろを向いたら 早すぎたのです
 生まれてきたとき 泣きました
 堕ちていくとき 泣きました
 誰を 誰を 誰を・・・
 誰を怨めばいいのでございましょうか
 叫んでいるうちは幸せなのでしょうか
 ガンバリましょうと 言えないのが
 とても残念です
 だから心が痛むのです

三上寛さん、とても個性的なフォーク歌手。
テレビやラジオなどインタビューなどは普通なのに
歌を唄い出すと彼の感情(メッセージ)が胸に突き刺さってくる。

今の20代では考えれないような歌を
70年代の若者たちは作って歌っていたんだな。
今、当時の若者たちの歌を聴くとそう思ってしまう。




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2 コメント

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三上寛さん (三代目店主)
2020-03-31 11:30:02
最初に映像で拝見したのは11PM・・・。
角刈りの肉体労働者を彷彿させる風貌。 
「しょんべんだらけの湖」「パンティーストッキングのような空」の二曲で当時の僕の頭の回路はぶっ飛びました・・・。
友人からレコードを借りて聴くと、彼独特の言い回しでのメッセージが盛り込まれていたのに気づいたんですな・・・。
おっしゃる通り、当時の20代の彼達はずーっと前を向いて理不尽な物事に詩(うた)で戦っていたんですね・・・・そして今も。
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三代目店主さんへ (四代目桶屋金之助)
2020-04-01 10:03:24
あの頃のフォーク歌手といえばほとんどが長髪。
三上寛さんは角刈り。
僕も最初見た時は肉体労働者の方が歌っているのかと思いました。
最初に聴いた歌が「三上寛の夢は夜ひらく」
藤圭子の歌がヒットしたからフォーク歌手ではなく演歌歌手だと思っていました。
個性のあるシンガー、いつまでも歌い続けていてほしいです。
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