今年の成人式。
コロナの影響で中止や延期の自治体。
開催したところは十分な感染対策で実施。
ニュース映像は、一生に一度しかない晴れ姿を映し出している。
あの頃のぼくは、こういうイベントが嫌いだった。
お役所の偉いさんが壇上からあいさつ。
決まりきった文言。
眠くなりそうな式辞。
あの頃のぼくは、反体制だったかもしれない。
だから、成人式には行っていない。
還暦を過ぎた今、あの頃のぼくを思い出す。
古いアルバムは、なんだか照れくさくて見ようとは思わない。
あの頃の思い出は頭の引き出しにしまってある。
引き出しを開ければ、あの頃のぼくは・・・。
悩んでいた自分がいる。孤独を感じた自分がいる。
友と語った自分がいる。明日を夢見た自分がいる。
あの頃、還暦を過ぎた人たちはおじいさんに見えた。
時が経ち還暦を過ぎた今は、「若さだけは大事だね」と思っている。
なつかしいフォークソングは、あの頃を思い出させてくれる。
『あの頃のぼくは』 伊勢正三さんの詩が心に響く。
イルカさんの歌もよく聴いていたなぁ。
あの頃のぼくは/イルカ
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