四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

ソルティー・シュガー 『ハナゲの唄』 

2021-12-22 10:05:32 | 音楽
『ハナゲの唄(ハナゲの伸長度に関する社会科学的考察 )』
♪ハナゲが伸びる
 ジワジワ伸びる
 剃っても抜いても伸びる
 伸びて縮んでまた伸びる

 息をするたび伸びる
 米を食ったら伸びる
 パンに変えても伸びる
 何もしないと余計に伸びる

 お金がなくても伸びる
 お金があっても伸びる
 未経験でも伸びる
 もちろん経験者はよく伸びる

還暦を過ぎると髪の毛も薄くなってきた。
髪の毛も伸びるのスピードが遅くなってきた。
床屋へ行く回数も減ってきた。
ハナゲもそんなにも伸びなくなってきた。

♪ハナゲが伸びる
 ジワジワ伸びる
 剃っても抜いても伸びる
 伸びて縮んでまた伸びる

 道行く人は誰も彼も
 ハナゲを胸までモジャモジャ
 女の子はポニーテールでブラブラ
 首にかけてリボンをつけて歩いている
 
 伸びる 伸びる 伸びる

 ハナゲが伸びる
 ジワジワ伸びる
 剃っても抜いても伸びる
 伸びて縮んでまた伸びる

 海の彼方の離れ小島
 ゴロゴロ墓石並んでる
 その日の記録はこう記す
 ハナゲで一億人窒息死

コロナ禍のマスク生活。
道行く人は誰も彼もマスク。
口と鼻はマスクで見えない。
ハナゲが伸びようが気にしない。
しかし一日中マスクをしていると苦しい。
いつまで続くのかな。

山本コウタローさんが在籍していたソルティー・シュガー。
ヒット曲「走れコウタロー」の次に発売した『ハナゲの唄』
京都を拠点に活動していたフォーク歌手ひがしのひとしさんの
作品をカヴァーしてレコードを発売したが売れなかった。
大気汚染の影響で人々の鼻毛が長くなっている、という報道をもとに、
公害問題を風刺した内容の歌と言われている。
またこの歌で山本コウタローさんは、 環境問題に関心を持つきっかけとなったいう。

70年代初頭は社会を風刺する歌があった。
今はそういう歌は流行らないのが少し寂しい。

ハナゲの唄 ソルティ・シュガー

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