大前研一が定義する
ザ・プロフェッショナルとは・・・
感情をコントロールし、理性で行動する人。
専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、
例外なき顧客第一主義、あくなき好奇心と向上心、そして厳格な規律。
これらをもれなく兼ね備えた人材。
例えれば
イチローや
松井秀喜がプロフェッショナルと呼ぶに
ふさわしい人物のようです。
それは、状況が変わっても、変わらぬ力を発揮しているからです。
これは日本のスキルを持ち込んだのではなく、アメリカに適応した
新たなスキルを身につけたからと思われます。
スペシャリストは与えられた環境に適応して、その場その場において
定められたやり方では誰よりも正しく、早く、上手に仕事をこなします。
ゼネラリストはどんな職能についても業務遂行能力だけは抜群です。
スーパー・ゼネラリストは地位が上がっても地域が変わっても、
ゼネラリストとしての能力は変わりがあません。
プロフェッショナルは、どんなに大きく前提条件が変わっても
その底流にある変化の本質を読み取り、誰よりも能力を発揮します。
また、組織の長としては、当該組織を誤りなき方向に導き、発展させます。
いまはあらゆる業界、あらゆる組織が過渡期にあります。
我々一人ひとりがイチローや松井のように新しい環境に立ち向かう
気概が必要なのです。《本文 「プロフェッショナルの定義」より》
世間を騒がせている「マンション耐震強度偽装問題」、「ライブドア証券取引法
違反事件」、「米国産輸入牛肉問題」・・・
彼らの中に顧客は存在していません。建築設計士や取締役や米国農務省は
資格や肩書きを持ったアマチュアだったのです。
最高の価値を献身的に提供すると誓約できない人たちだったのですから。