米軍ヘリの墜落

　沖縄沖で米軍ヘリが着艦（ハードランディングしてしまった）に失敗して墜落したというニュースが流れています。

　速報では「沖縄沖で米軍ヘリ墜落」というものでしたので、海上に墜落したと思っていたのですが、その詳細が伝えられるにつれて、海上ではなく着艦に失敗したという事実が明らかになりました。

　負傷者は６名で、そのうちの２名は研修の一環として参加していた自衛官だったようです。

　折しも、沖縄では菅官房長官と翁長沖縄県知事の「普天間基地移設に関する集中協議」が始まる矢先の出来事で、翁長知事は「基地があるから事故が起きる」と菅さんに訴えたそうです。

　「辺野古移転を推し進めようとしている政権」にとっては痛い出来事でしたが、知事側にとってはある意味「攻撃の手段」になりましたね。

　しかし、昨日の協議では「これまで通り、双方の主張が食い違ったまま」終わったようです。

　沖縄での米軍機の事故は、たくさんあり住民はその度に怖い思いをしてきました。

　先日のセスナ機の墜落、米軍ヘリの墜落と続けて航空機事故が起こり、３度目はどこであるのか心配です。

　昨日は「日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落してから３０年目」…。

　多くの遺族が御巣鷹山での慰霊式に参加したという記事が載っていました。

　原発事故じゃないけど「人間が作った科学技術には事故はつきものだ」というけれど、当事者以外が犠牲になってしまうものも多いのが現実です。

　沖縄の米軍基地の周辺は、まさにそんな危険地帯。

　沖縄県民が声を揃えて「米軍基地の県外移転」を訴えるのも分ります。

　以前は「政府の交付金を増額するために反対している」のではないかと思っていた時期もありますが、翁長県知事が当選してから「沖縄県民は、本当に米軍基地に出て行ってほしいんだ」とじいちゃんは思うようになりました。

　一部の県民で「基地に依存している人」もいるでしょうが、多くの人々は基地に頼らないで生活したいと願っているんでしょう。

　政府も「ごり押し」ばかりしていないで、もう一度アメリカ政府と「基地移転」方法を検討してみてはどうでしょうか？

　でも、今のアメリカべったりの安倍政権では「そんなことできないんでしょう」。

　ハトポッポ元首相は、韓国に行って植民地支配時代に独立運動家を収監したソウルの西大門刑務所跡地を訪問し、拷問した人に土下座して謝罪するというパフォーマンスをしています。

　これは「私は、戦争の謝罪を拒んでいる（戦後７０年談話で）安倍首相とは信条をことにしている」ということでしょうか？

　安倍さんは「２０１８年まで頑張る」と地元の山口で総裁選への出馬を表明しました。

　後３年も安倍政権が続くと、日本の立憲主義はズタズタにされてしまうんではないかと不安です。