ayameじいちゃんの日記かな?

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安倍首相の戦後70年談話

2015-08-15 11:58:16 | 日記
 今日、8月15日の終戦記念日に向けて発表された安倍首相の「戦後70年談話」。

 「歴代内閣の談話を継承しない」とか、「談話」を出さないとか、バタバタしていましたが、結局中国や東南アジア諸国との関係をブチ壊さないようにいろんな話題をまき散らせて、何を言ってるのか判然としないものになりました。

 この談話の全文を新聞でじっくりと読んでみて、じいちゃんなりに気になったのは「痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」と「先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」という言葉です。

 村山・小泉両元首相の談話で『(侵略への)「痛切な反省」と「心からのお詫び」を表明してきた」から俺はしないよ!』と聞こえてしまいます。

 そして、「将来の世代には、謝罪させないよ」という意志が込められています。

 しかし、「戦後の周年談話」とは、そもそも何なんでしょう?

 社会党の村山元首相が、仲が良かった中国に「いい顔をするために反省と謝罪をした」のがいけなかったんでしょうか?

 小泉元首相が、靖国問題で八方ふさがりだった局面を打開するために、中国で評価の高かった「村山談話」を継承したのがいけなかったんでしょうか?

 大体、戦後の周年談話、そのものが戦争で迷惑をかけた近隣諸国に未来永劫「謝罪」していかなきゃいけないことを時の政府首脳が表明するもんじゃないでしょうか?

 日本人として生まれたからには、この「苦い過去」を忘れる訳にはいかないし、将来の子供たちが背負っていかなければならないものです。

 だからこそ「日本は二度と戦争をしない国であり続ける」ことが必要です。

 世界情勢がどんなに変化しようとも、「平和国家・日本」は頑なに「戦争を放棄」していくんです!

 安倍政権は「侵略戦争なんかしてない」「慰安婦なんて連れてきてない」などなど、近隣諸国が癇に障るようなことばかり言うネオ自民党支持者(結党時に「改憲論」を訴えてた主流派集団の末裔)に支えられています。

 だからこそ、社会党出身の村山さんや反主流派出身の小泉さんが表明した「軟弱な談話」なんて絶対に継承なんてできないと最初は思っていたんでしょうが、「安保関連法案」などによる支持率の低下で、またまた外交問題でもヘンなミソをつけるといけないから、「何だか訳の分らん談話」を出したんでしょう。

 こんなんだったら出さなきゃいいのに…。

 今後も「戦後周年談話」を出すなら、どこの党の誰が発表するのか分りませんが、「侵略戦争の痛切な反省と心からのお詫び」だけは、きちんとして欲しいと思います。
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