櫻田五輪相の醜態…

　こんな面白い大臣を据えた安倍内閣って本当に大丈夫なのかと思わせてくれるような質疑が昨日の参院予算委員会で行われました。

　立憲民主党の蓮舫議員が櫻田五輪担当相への質疑で「この５年間の櫻田大臣のホームページを見たがオリンピックの一文字もない。どうして五輪相に選ばれたと思うか？」という質問に「なぜ選ばれたか私は分かりませんが…」と言っちゃいました。

　さらに「東京オリンピック・パラリンピックの３つの基本コンセプトは何でしょう」との質問には、官僚のレクチャーにもかかわらず読み間違えて「政府のコンセプト」を述べたり、違う質問に前と同じ答えをしたりと無茶苦茶ぶりを発揮…。

　シドロモドロになってオリンピックの国家予算を「１５００円…、いや１５００億円」と言い間違えたりして、これには居並ぶ大臣たちも笑いを隠せず、安倍首相は苦虫をかみつぶしたような顔をしていました。

　ダメ押しは蓮舫（れんほう）の名前を「れんぽーさん」と間違えて、蓮舫議員から「れんほうです」と指摘されてしまうなど…。

　審議中には委員長が「速記をとめてください！」と何度も叫び、審議の中断がありました。

　ここまで行くと「アホな人だなぁ～」というのを飛び越えてカワイク見えてしまいます。

　国会議員になって１２年間も大臣になれなかった人だから、その資質は分っていたのでしょうが、安倍さんは総裁選応援人事という奴であまり責任のない大臣に据えたんでしょうが、あまりの無能さに「やらなきゃ～良かった人事だぁ～」と思っているでしょう。

　今回の安倍内閣でたった一人の女性大臣片山さつき氏は「１００万円を貰った」「貰っていない」という週刊誌ネタになっていて、自民党内でチャンとした身体検査が行われていたのか疑問です。

　櫻田さんを五輪相に選んだのは他ならぬ安倍首相なんだから、彼が「東京オリンピック・パラリンピック」の重要性をとってもアマ～く考えているのでしょう。

　こんなことだから、五輪の関連予算がドンドン膨らんで、下手すりゃ～五輪予算に来年アップされる消費税が使われてしまうかもしれません。

　もしかしたら五輪予算を賄うために、どうしても来年１０月の消費税アップは外せないと考えているのかもね。

　現在でも、各省庁が五輪名目で関係性の薄い予算を潜り込ませているのに、それを助長することになりはしないか心配です。

　こんなアホな審議をやってる予算委員会なんて「よさんかい！」と思わずバカなダジャレが浮かんでしまいます。