東京などで「緊急事態宣言」が出て、小池都知事が「ネオンなどを消して」と要請し20時に街の灯が消えましたが、蠢く人々の姿がそこかしこで見られているようです。
公園や街のあちこち、貸会議室などで、若者たちが集まって飲み会しているらしいし…。
いろいろ鬱憤は溜まっているでしょうが、宣言が出てる間くらい我慢できないもんでしょうか。
朝の電車の混み具合も相変わらずです。
こんなことでは、政府や自治体が何を言っても感染なんて治まらないでしょう。
東京や大阪では分散乗車を狙ってか、ラッシュ時の電車の本数を減らしたり、終電時間を早めたりという対策を行うそうですが、少ない電車や終電に大勢の人が乗り込んで、さらに密になったりしないのでしょうか?
こうした訳の分からん対策ばかりをトリッキーに行っているから、何もしてないと国民は感じてしまうのでしょう。
アホなことばかり喋ってると言われて世間から非難を浴びてる京大のウイルス学の准教授がTVで「ワクチンを作るための優秀な研究者は国内に大勢いるのに、それができないのが悔しい」と言っていました。
これまで日本のワクチン開発は世界でもかなりのレベルだったのに、ワクチンによる国家訴訟が相次いで政官界がビビってしまい、今では国内でのワクチン開発は風前の灯です。
昨年、緊急事態を出すのと同時に国内でのワクチン開発に大規模な予算をつけてたなら、海外製のワクチンに頼らずに済んだかも知れません。
今はヨーロッパで生産されるワクチンが頼りで、それも政府が言うように本当に輸入できるかは分かりません。
ECなんかが日本にワクチンを中々送ってくれないのは、日本での感染者数が世界各国に比べると少ないからでしょう。
でも、多くの日本人、特に死にたくないという願望を抱く老人たちがワクチン接種の受付電話やネットに殺到してパンク状態です。
政府はワクチンの集団接種を自治体に丸投げし、自治体は人手が足らないと及び腰…。
一体どこが責任を持ってるのかも分からずじまいです。
今後も起こるであろうパンデミックに備えて、自前のワクチン開発が迅速にできるような法整備を行い、開発予算を研究者に出し続けて下さいな。
成果主義ばかりが先行して、人の命は蔑ろにされています。