賃上げを叫んでいるが…

財界の新年会で、岸田首相や財界の大物たち、連合の会長らが賃上げを叫んでいますが、新年会に集まった人たちは、いづれも大企業の重役ばかりです。

中小企業を追い詰めて儲けている大会社では賃上げができるかもしれませんが、円安による原材料の高騰と部品などの値上げを拒む大企業の狭間で苦しんでいる中小企業が果たして賃上げができるのか。

大体、支持率が思うように上がらない岸田内閣にとって、賃上げをことさら叫んでいるのは、統一地方選で連合の協力を仰ぎたいからでしょう。

連合会長もこれまで20年以上も賃上げが思うようにできなかった反省からか、女性会長になってから与党への急接近で何とか賃上げの方向に持っていきたいという思いが強いのでしょうね。

旧統一教会の選挙応援を頼みにできなくなった与党は、ここぞとばかりに連合にすり寄って、地方選挙での勝利を掴みたいという魂胆がミエミエです。

物価上昇以上の賃上げをと叫ぶ首相は、「俺様が賃上げの道を作る」と誇らしいでしょうが、その裏に隠されているのは賃上げにより所得税が増えて、防衛費増額の道も見えてくるからでしょうね。

まったく、何をしているのやら。

賃上げ分から所得税を差っ引いて苦しい生活費に回せないように、うまいこと防衛費増額分を取り上げてやろうと政府は考えています？。

その後に待っているのは、安倍さんとトランプさんの約束で大量の防衛装備品を日本に売りつけたいアメリカ政府とそれを守ることしか考えていない日本政府の思惑しか見えてきません。

経済でアメリカに迫ってきた中国を世界中の自由主義国が寄ってたかって潰そうとしているのに、中国は日本のようにアホみたいに従順ではなく敵対しようとしてるから厄介です。

そりゃ～、自国が危機に陥るかもしれないと思えば、中国じゃなくても（まあロシアだけど）何とかしようと思うでしょう。

それにマンマと引っかかって、ロシアは多くの若者たちを戦場で亡くしています。

日本政府もアメリカの意向に従って「中国は脅威だ」というイメージを国民に植え付け、独断専行的にアメリカから大量の武器を買うために増税計画を立てています。

国民にとって何が大切なのかを忘れたように、軍備増強に走る与党とそれを食い止められない弱小野党の選挙戦は、一体どうなるんでしょうかね。

兵器をチラつかせて、日本に迫ってくる中国は確かに脅威ですが、そんな構図を作ったのは一体誰なのかを、もう少し考えた方がいいような気がしますが…。

政治家がだ～れも真実を話さないのはなぜなのか（上記したのは、じいちゃんのたんなる妄想か）。

兎に角、みんなと仲良くやっていこうよ。

絶対にその方策はあるはずだからね。