子ども予算倍増に、消費税UP？

「子ども予算を倍増するには消費税増税も」という自民党の甘利前幹事長の発言に、増税論に意見する安倍派議員らから異論が出ているようです。

「防衛費増額には増税が必要」と言った矢先に、今度は「子ども予算の倍増には消費税UP」という発言が飛び出して、政府は円安で苦しむ国民をどこまでバカにしてるのかという思いでいっぱいです。

バカみたいに国債を発行し続けた後は、国家予算のプライマリバランスを考えてか、増税論ばかりが噴き出すこの状況は、一体どういうことなのか？

過去最高額の税金を集めておきながら「まだ足りません」というのは、雪だるま式に借金を重ねる債務者のようです。

国民にも生活があるのだから、その大切なお金を自分勝手に分捕っていくような政治家たちは、金は無限にあると信じているのか？

子ども予算の使い道が決まっていないのに先に増税論が出てきて、ある意味「金が確保できなきゃ~何もしない」と言ってるようです。

防衛予算の倍増も中味が決まってないのに、「GDP比２％に」という話ありきでNATO諸国と肩を並べるためだけにしか思えないし、少子化対策も今聞こえてくるのは選挙目当ての一時的なバラ撒き予算や限定的な施策ばかりが上がっているんですからね。

真剣に少子化対策を考えるならそんな付け焼刃的な発想ではなく、生まれてから高校までの医療費や保育費・学費（公立の）・給食費などすべての経費の無償化をしてくれれば、親も安心して子づくりしようと思うでしょう（今親が困っているのは、教育費に金が掛かりすぎること）。

大学の授業料は国公立は無償化し、私学はそれなりの援助をすれば教育の機会を失うことなく、すべての子供たちは幸せに育っていくでしょう。

それが政治家が少子化対策を考える時の最大のポイントです。

それをしないのは、子ども成長するまで自分の票には繋がらないためですね。
でも、発想を大転換した大改革に携われば、すべての親たち（国民）から称賛されて当選確実！
莫大な税金が必要でしょうが、親も教育費や医療費を心配しなくて済むなら、消費税が上がっても文句を言わないでしょう。
そして、少子化なんてのもぶっ飛んでいくでしょう。
それをやろうとしないで、従来通りのアホみたいなバラ撒き対策などで消費税UPなんてホザクから文句が出てくるというもんです。

自民党は、こういう大事なところに金を使わず、選挙に勝つために1次産業に補助金をバラ撒いてきたツケ（結局、補助金に頼るばかりの情けない親を見て育った若者たちは、将来に希望のない田舎を捨てて都会に出て行ってしまった）が今、日本社会を完全に狂わせているのに、世の中の変化に気づかないアホな政治家たちは、自分の選挙のためだけに同じように税金を使いまくっています。

国民の幸せのためにとか、口では言っても、裏に回れば自分にチャンと返ってくるために税金を使おうとしか考えてないんだから…。

アメリカから大量の防衛装備品を購入するのも、米国の圧力と巨大な利権にあやかろうとする彼らの思惑が見え隠れしてるように思ってしまいます。

国民の幸せを願って政治をするならバカみたいに軍事力を増強するより、外交での対話を尽くすべきでしょう。

お互いに相手のことを考えながら話し合えば、必ずいい方策が見つかるはずです。

抑止力だとかナンだとか言っても、それを使わないなら「ただの捨て金」でしょうに…。

もっと大事なところに金を使おうと思わんのかいな。

戦争を知らない政治家2世や3世の登場で、歯車が完全に狂ってる今の政界にモノを申し続けても、権力者たちが反応してくれなければ、ただの暴言になってしまいますよね。