昨日、福島第一原発事故で東電旧経営人三人の責任を問う刑事裁判の第二審で、法的な責任はないという第一審に続く無罪判決が出されました。
第二審では、「津波の対策工事などをすれば回避できた」と指定弁護士側は訴えましたが、裁判所は東京高裁は「後知恵のバイアスだ」と主張を退けました。
この事故が起こる前に政府の地震調査研究推進本部は、東電管内では最大15.7mの津波が原発周辺を襲うと予測していたのに、経営陣はこれを無視するかのように堤防などの工事は行っておらずに事故が発生してしまいました。
これまで何度も津波が襲ってきた地域ですから、チャンと考えすぐに対策を講じていれば、もしかしたらあの原発建屋の屋根が吹き飛ぶ大爆発を私たちは見なくて済んだかもしれません。
そして、放射能汚染が広がる地域から脱出する多くの住民の姿も…。
これを見て、対策を実行に移さなかった旧経営陣に責任がないとは、だ~れも思わないでしょう。
それを裏付ける判決が東京地裁で出ていて、東電株主らが旧経営陣に総額22兆円の支払いを求めた民事訴訟では、昨年7月に13兆円の支払いを命令する判決が出ています。
民事では賠償責任を認め、刑事では御とがめなしの無罪???
民事が東電を支える株主の訴えだから?
一般人の原発事故被害者の訴えには「根拠がない」と突っぱねる裁判所のオカシナ判事は、一体どこを向いてるのか。
最近、岸田総理が「地球環境に取り組むため、電力供給を安定的にするためと称して、原発の再稼働や稼働期間の延長、さらには新型原子炉の開発と建設」を述べましたが、どう見てもそれに引っ張られた判決としかみえません。
金を出す株主の主張は聞くけど、補償しなきゃ~いけない原発被害者の主張は聞かない(有罪判決がでれば、旧経営陣に刑事罰と当然被害者への莫大な補償金などの責任も出る)のは政治的な意図も隠されていて、政府に迎合した判決だと識者たちが述べています。
これが、公正な裁判というなら日本の司法は歪んでいるとしか思えません。
刑事と民事で、判決の同じ内容のはずの根拠が異なってしまったのはなぜなのか?
そのあたりを裁判官は明らかにして欲しいです(絶対に話さんだろうけどね)。
まあ、巨額の献金で自民党の東電応援団が裏で暗躍したんだろうけど…。
世の中、本当にひどい裏表があるんだよね。
こんなのこれから日本を支えていく子供たちに、きちんと説明できるのか。
政治がらみの訴訟になると、どうしても政府の意向が裁判官の将来に関わってくるから彼らも二の足を踏んでしまうんでしょう。
ああ~、情けなや~。
※記載した一部に朝刊記事を使っています。
第二審では、「津波の対策工事などをすれば回避できた」と指定弁護士側は訴えましたが、裁判所は東京高裁は「後知恵のバイアスだ」と主張を退けました。
この事故が起こる前に政府の地震調査研究推進本部は、東電管内では最大15.7mの津波が原発周辺を襲うと予測していたのに、経営陣はこれを無視するかのように堤防などの工事は行っておらずに事故が発生してしまいました。
これまで何度も津波が襲ってきた地域ですから、チャンと考えすぐに対策を講じていれば、もしかしたらあの原発建屋の屋根が吹き飛ぶ大爆発を私たちは見なくて済んだかもしれません。
そして、放射能汚染が広がる地域から脱出する多くの住民の姿も…。
これを見て、対策を実行に移さなかった旧経営陣に責任がないとは、だ~れも思わないでしょう。
それを裏付ける判決が東京地裁で出ていて、東電株主らが旧経営陣に総額22兆円の支払いを求めた民事訴訟では、昨年7月に13兆円の支払いを命令する判決が出ています。
民事では賠償責任を認め、刑事では御とがめなしの無罪???
民事が東電を支える株主の訴えだから?
一般人の原発事故被害者の訴えには「根拠がない」と突っぱねる裁判所のオカシナ判事は、一体どこを向いてるのか。
最近、岸田総理が「地球環境に取り組むため、電力供給を安定的にするためと称して、原発の再稼働や稼働期間の延長、さらには新型原子炉の開発と建設」を述べましたが、どう見てもそれに引っ張られた判決としかみえません。
金を出す株主の主張は聞くけど、補償しなきゃ~いけない原発被害者の主張は聞かない(有罪判決がでれば、旧経営陣に刑事罰と当然被害者への莫大な補償金などの責任も出る)のは政治的な意図も隠されていて、政府に迎合した判決だと識者たちが述べています。
これが、公正な裁判というなら日本の司法は歪んでいるとしか思えません。
刑事と民事で、判決の同じ内容のはずの根拠が異なってしまったのはなぜなのか?
そのあたりを裁判官は明らかにして欲しいです(絶対に話さんだろうけどね)。
まあ、巨額の献金で自民党の東電応援団が裏で暗躍したんだろうけど…。
世の中、本当にひどい裏表があるんだよね。
こんなのこれから日本を支えていく子供たちに、きちんと説明できるのか。
政治がらみの訴訟になると、どうしても政府の意向が裁判官の将来に関わってくるから彼らも二の足を踏んでしまうんでしょう。
ああ~、情けなや~。
※記載した一部に朝刊記事を使っています。