北、またミサイル発射

北朝鮮がまたもICBM級のミサイルを発射して、日本のEEZ内に落下しました。

防衛省の分析では、最高高度は約5700キロでおよそ900キロを66分間飛行したということです。

高角度で発射する「ロフティッド軌道」で飛ばしたらしく、通常の高さならアメリカ全土が射程に入る距離だとか…。

岸田総理は、「国際社会全体への挑発をエスカレートさせる暴挙だ」と北朝鮮に厳しく抗議したと話しました。

北朝鮮は、米国が北朝鮮対応に絡み国連安保理を強行招集したことで「米国の策動がもはや許されないレベルに達した」と話し、米韓が北朝鮮の核使用を念頭に置いた机上での「拡大抑止手段運用演習」をけん制する意図もあるということです。

まあ、北の将軍様もよほどアメリカが怖いのでしょうが、同盟国とはいえ日本のEEZ内に落ちるようなミサイル発射をしないで欲しい。

もし、落下した地点で漁船が操業していたり、落下の途中で民間機に当たったりしたら、どんな責任を取るのでしょうか。

「そんなの関係ねぇ～」ということでしょうが、国際社会からもの凄い批判の声が出て、それこそ国家の存亡に関わる事態になるでしょう。

このミサイルの落下の様子が北海道などからTVカメラで撮影され、赤い火の玉が落ちていく様子を見ることができました。

もし、あれが国土に落ちてきたらと思うと怖いです。

日米韓が共同で軍事力を増強してるから、北朝鮮もその軍隊がいつ攻撃してくるか分からないから「とにかくイッチョウ脅かしてやろうか」と考えているんでしょうね。

軍拡には、寝た子を起こすような（中国も北も全然寝てないけど）側面もあり、抑止力という名で軍事衝突の危険を高めるということもあります。

お互いに、平和にやろうという気概が脆弱で、米国なんて何とか中国を覇権争いに巻き込んで、弱体化させたいだけでしょう。

日米同盟でどうしてもアメリカに追随しなければならない日本としては、本当に危なっかしい話ばかりです。

中国だって、北朝鮮だって、手近な日本をまず狙ってくるでしょうからね。

ハッキリ言って、これ以上巻き込まれたくないと国民のほとんどが思っているのに、政府は何だか前のめりに事を進めています。

自民党を支持してる4割の日本人は、戦争ができる日本になって欲しいのでしょうかね。

中国や北朝鮮が、軍備を増強するなら日本も同様に対抗しなきゃ～いけないという政府の受け売りまがいの考えでは、危ない道に踏み込んでしまいます。

些細なことで喧嘩は始まりますし、兵器を持ってれば使いたくなるのが人間の歴史です。

日本人は、どっちかというと戦いが好きな種族ですから（というか古来から勢力拡大を求めて隣国を攻めたてる：貴族たちも戦国武将も、そして領国民は生きる道がないから嫌だけど仕方なく殿に従ってきた）、今は国家の起こす騒動に巻き込まれて死ぬのは嫌だよと一般国民は思ってるのに！

※朝刊記事の一部を引用しています。