首相、政治資金規正法改正を明言するも…

派閥の政治資金パーティーでの裏金問題について、国会では野党の追及が続いていますが、政治資金規正法の改正を「今国会で実現する」と岸田総理は明言しました。

しかし、論点である罰則強化や透明性の確保などの具体的な言及はなく、相変わらず本当にやる気がるのか、ないのか分かりません。

その物言いが内閣支持率を下げている要因になっていることを自覚してないんでしょうね。

野党側は、裏金の収支報告書不記載は脱税の疑いがあると追及しましたが、首相は課税に消極的でした（なんせ裏金なんだから課税しようとしても実態が分からんもんね）。

また、不記載があった議員名と訂正額の一覧を立憲に提出しましたが、岡田幹事長は「何に使ったかが分からない。極めて不十分だ」と非難しました。

さらに、二階元自民党幹事長が在任中に約50億円の政策活動費を受け取ったことも問題視し「領収書の要らない巨額で合法的な裏金」と指摘し、使途公開を求めました。

これに対して岸田さんは「党の活動と関わりのある個人のプライバシーや企業団体の営業秘匿を侵害する。党の方針が他の政治勢力や諸外国に明らかになる」と否定的な認識を示しました。

我ら一般の国民には、一体何をホザイテいるのか全然わかりませんし、理解できません。

要するに、既得権益を受けてる人（政治家を含め）や企業に有利なように隠し事をしてるだけで、それが全国民のためになるかと言えばなりません（税金で公共工事を請け負った業者や裏でその業者に賄賂を貰ったり、選挙運動を援助してもらったりする政治家のためになるだけじゃ）。

まったくのご都合主義でしかない物言いに呆れてしまいます。

一体何を考えて政治をしているのか？

裏でコソコソやるのが本当の政治なんでしょうかね。

国民に分かりやすく説明しながら政策を実現するのが本来彼らのなすべきことでしょう。

それを明らかにしないで「個人のプライバシー」だの、「企業の営業秘匿を侵害する」だの、「党の方針が他の政治勢力や諸外国に明らかになる」だの、訳の分からん言い訳をするのはいい加減に止めて欲しい。

自民党政治家として国民の前で、選挙に勝つために大風呂敷を広げるなら、隠し事のないすべてを明るみに出した演説こそが有権者の心を掴む大切な要素ではないかと思うのです。

政党がやろうとしてることが諸外国に明らかになるのを避けたいということなら外交なんてできないでしょう。

そんな裏があるから、ちゃんとした外交ができずに、いつまで経ってもアメリカの陰に隠れてると言われるんです。


政治資金の使い道はもちろん、日本の防衛関連事項以外は、すべて明らかにして国民に信を問うような自民党の政治家はいないもんかと思うのですが…。

※内容の一部に新聞記事を引用しました。