花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

フクロミモクゲンジ

2014年09月17日 | 小石川植物園
木が大きすぎて~ どんな花なのか分からないです
黄色い花がいっぱい咲いた巨木が!というようにしか見えない~




できるだけ大きく撮ったつもり






花は随分落ちてしまっているようで全体が緑色に見えます。





英語名は golden-rain tree (黄金色の雨)と言われるように どんどん どんどん 
黄色の花が落ちてたちまち地面は黄色の雨粒が降ってきたように染まっていました。
花がらがいたるところに落ちていてこの木が近くにあるということは見上げなくても分かります。






どんな花なのか落ちているのを見るしかないです。
雄花と雌花と両方が混ざって咲くそうです。雄花はいっぱい見えるのに雌花はとうとう分からないまま
花弁の長さは 7mm程度 
反り返って咲く4枚の花弁の基部に「付属体」と呼ばれる朱色をした突起がある
雄しべには白い細かな毛がいっぱいあるように見えます。花糸とその基部






フクロミモクゲンジ(袋実木欒子) 中国雲南省原産  ムクロジ科モクゲンジ属
ホオズキのような袋状の果実が落ちていたら拾って中身を見てみたい!


2010.6.29 に見てきた東御苑でのモクゲンジ  観察するのに適した場所にありました。 
枝が下のほうにも下がっているので目の前で花を見ることができとても好都合
この後袋状になった果実の観察もできました。中の種子は数珠になるそうです。
花はフクロミモクゲンジとそっくり  モクゲンジの葉には鋸歯がある 




オケラ

2014年09月16日 | 小石川植物園
もっと咲くのかな~・・・結局この程度で終わり   ♪期待度も半分くらいオケラかな♪


筒状花の先は5裂する  これは雄花みたい





総苞は2列に並んだ針状に羽裂する苞葉に包まれる・・・とのことなので針のかごのような
魚の骨のようなものは苞葉なのでした。
雌株は両性花、雄しべはなく、花柱がつきでる・・・そうです。この株は? 見分けにくいです~
雌しべの柱頭は2裂する  そういうのは見えないので結局雄株ばかりなのかとがっかり






イチモンジセセリに遊んでもらった時間のほうが長かった!




後日のオケラの様子  すっかり枯れ果てていました。




オケラ(朮) キク科オケラ属 雌雄異株  根茎は白朮(びゃくじゅつ)という生薬(健胃作用など)

ボタンボウフウ

2014年09月15日 | 小石川植物園
ボタンボウフウ  セリ科カワラボウフウ属  海岸性植物
名前の由来は葉の形がボタンの葉に似ているから。
若い葉や根は食用になることから別名ショクヨウボウフウと呼ばれる
沖縄では 長命草(チョーミーグサ) 1株食べると1日長生きするって!




これ以上花は開くのかどうか・・・

アップで見ても丸まったまま


気になったのでその後に行ってみたら開きました! シベがちょんちょん飛び出して!!!
全開になっても先っちょは内側に丸まったままです。






花びら落とした後はふくらんだ子房だけ残って可愛い形♪



葉がとっても気に入りました。  厚みがあります




花の後はこんな風に・・・





カエデドコロ

2014年09月13日 | 小石川植物園
カエデドコロに可愛い花がついていました!見たかった花のひとつ♪
ヤマノイモ科ヤマノイモ属   雌雄異株



カエデドコロの葉を見ていたら品評会のように個性が前面に出てる!


この形がオーソドックスなのかな♪


咲いていたのは雄花ばかり~ ここには雄株ばかりいくつか集まっているようでした。









ボケて削除寸前だった名前の分からなかった昆虫
こいもちゃんがちょうどアップされて名前を知ることができたので記念に入れておくことにしました。
「ミフシハバチ」科の ルリチュウレンジ  
櫛のような触角と光って見える青い色が気に入り夢中で写したのにブレブレで話にならない
これでボケていなかったら自慢できるのに~




ヌスビトハギ

2014年09月12日 | 小石川植物園
ハギの花の季節を迎えました。ヌスビトハギは早くから咲いていたみたい♪
小さな花なのによく見るとひょうきんな顔して オモシロカッタ!








サングラスの豆が!




返り咲きというのか 今が旬なのか分からなくなりました。
7/21に見たとき全くこれと同じように咲いて とっくに散ってしまったのに・・・
またしても前回と遜色なく9/3時点で花盛りでした。  タニワタリノキ です!










9/3 の散歩のときにもまた見つかりました♪ 4枚花弁のムラサキツユクサ



ワレモコウ

2014年09月10日 | 小石川植物園
上から順番に花を咲かせる ワレモコウ    バラ科 ワレモコウ属





ワレモコウといったら!葉が気になって・・・朝早くだったら縁についた水玉がきれいでしょうに!

せめて朝日に透かした葉を見て想像してみましょ
ワレモコウ自らの水分が葉の縁に水滴となっていっぱい並んだ様相を!





丁度とがった先に水分が集まるような葉脈になってる~


花は失敗ばかりでがっかりでした。咲き始め





咲き始めてから1週間くらい後


萼片だけが残った姿になりました。



薄緑色したクモがいます!  (コハナグモ?)




こっちは白い全く得体のしれないものがついて・・・未確認生物?・・・未確認物体?



ナツメ ハマナツメ

2014年09月09日 | 小石川植物園
ナツメ  花を見たのは初めてで小さくてちっともうまく撮れなかった。クロウメモドキ科ナツメ属
夏に入ってから芽が出るので ナツメ となったそうです。7月頃に咲いていました。






韓国料理のお店で蜂蜜入りのナツメ茶をご馳走になりお代わりしたいくらい美味しかったです。
小さな花がたくさん咲いていた割に実になる確率は低いみたい・・・赤くなるまでついていますように♪






ハマナツメ  この花も相当枚数撮って成功率が低くぼんやり写ってる
クロウメモドキ科 ハマナツメ属 枝に棘があるため トリトマラズ という別名がある。
ナツメの木よりずっとずっと大きく横にも広がっていました。





ハマナツメの果実はナツメとは全く違っていました。
※果実は食べることはできない 種子はコルク質で水に浮き海に流されたりして分布を広げる
歴史は古く、百万~数十万年前の化石が発見されており、生きた化石と言われている※
ということが調べた結果でした(^^♪  中の種はどんなかな~ 熟したら見てみよっと!








ピネリア・ペダティセクタ

2014年09月08日 | 小石川植物園
どうしても頭の中のもやもやがとれなくて頭痛の種だった不明の植物
名前が分かりました!!!下の写真を印刷して植物園へ持っていき調べていただきました。
後日行ってみたらいとも簡単に名前を知ることができました。
ピネリア・ペダティセクタ   Pinellia pedatisecta  サトイモ科 ハンゲ属
peda のあたりに下線がついていて 手の意味 だと記されていました。原産地は中国だそうです。




薄暗いところを好むようで林の木の下にたくさんあります。


あらためて葉を見てみたら中々おしゃれに見えます!オオハンゲと同じように縁どられています~





中国名は「虎掌」 その由来は 塊茎を生薬に加工したものが虎の掌のような形状に見えるから
和名があるといっていいのかどうか分かりませんが ショウヨウハンゲ と呼ぶことがあるそうです。
その意味は 葉は細かく掌状または鳥足状に分かれているから。
葉だけを見るとテンナンショウ属(マムシグサやウラシマソウの仲間)に間違えられることがある。


葉はウラシマソウ似  仏炎苞はオオハンゲ似 の ピネリア・ペダティセクタ



仏炎苞の基部を開くと付け根に雌花 その上に雄花があるそうです。
この状態からのちに見たときは特に色は変わりなくぽろぽろと丸い果実が落ちました。
よく結実するそうで瞬く間に増えるようです。


なんだろう なんだろう という悩みが解決できてすっと晴れやかな気分になれました。
植物園の係の方はにこやかに応対してくださってこれも気分がよかった♪

メハジキ果実

2014年09月06日 | 小石川植物園
あれっ! こんな風になってきた♪ メハジキ  薄茶色とグリーンのグラデーションになってた♪


ボケてる~ でも4つに分果ということは分かりました。



花が咲いているときも撮ってありました。   シソ科メハジキ属





※全草を乾燥させたものが益母草(やくもそう)で漢方薬に使われる 降圧剤としても薬効がある


アシタバなの?~  一株だけつんっと立っていました。







ゴシュユ カワラケツメイ

2014年09月05日 | 小石川植物園
薬用植物   2014.4.19のゴシュユ(呉茱萸)の様子
ゴシュユの木が1本あることを知って花が咲いてくるのを心待ちにしていました。
調べていたら日本には雌株しかないということが書かれていましたがそうなのでしょうか・・・





サンシュユの親戚がゴシュユ? なんて!・・・しっかりミカン科となっています!
最初は枯れてしまっているのかと思うほどいかにも老木で瀕死状態に見えました。



葉が順調に出てくれてからおよそ4ヶ月くらいで花が咲きました。
目の上にしか花がないので片手で枝を支えながらやっと撮影できました。雌花でした♪


できればもう少し早かったら!という思いがどうしてもぬぐいきれない・・・散々待っていたのに




当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は漢方薬では冷え性の薬として
よく処方されるようです。寒くなったらお世話になるかもしれない。



この後行ってみると花弁が落ちたためみかんのような果実が目立ちました。
植物園へ行くたびに春から待ちわびていた呉茱萸の観察は一応クリアーできたかな♪







カワラケツメイ  見たかったのに花が小さくてちょっとだけしか咲いてない しかもボケてがっかり
マメ科カワラケツメイ属  これも薬用になる植物








2週間くらい後サヤがつきました!