NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

2006年04月06日(木)

2006-04-06 | 休み
 録っておいた『マンガノゲンバ』を見た。自称芸能界一のマンガ通、細川茂樹が司会を務めている。構成は「マンガノゲンバ」なる読み手の側、書き手の側からマンガを読み解くといった趣向。そして合間にゲストとのトークやマンガ業界の現状?ニュースが挿まれる。

 
 自称芸能界一のマンガ通はゲストとたわいもない話をするだけ。「マンガノゲンバ」なる視点も読み手側と書き手側という視点こそ面白みがあるが、読み手側が読み解く漫画の作者と書き手側として取り上げられている作者が全く別であるので、30分が薄まる印象がある。無理だとは分かっているけれども、どうせなら同一の作品を読み手と書き手の両方の側面から読み解いた方が確実に重層的な読みにつながると思う。

 確かにね。そう、確かに。なんだか分からない民俗学者やマイナーな漫画家、マンガコラムニストな人やオタキングな人よりも俳優の方が人目は引くんだろうけれども、ちょっと違うんじゃないのんかなぁ。明らかにこの番組の下敷きにある『BSマンガ夜話』が広く受け入れられ、放送回数が100回を超えたのはコアなものをエンターテイメントに落とし込めたところにあるのだと。で、翻って『マンガノゲンバ』がどうであったかというと、全くその逆で、普通のバラエティ番組の水準にまで濃度が低下しているように感じる。切り取り方が普通。まぁ出演している人が比較的普通とされる人だから。

 でも最も足りないのはライブ感。もっと見たいのだけれども、またアニメ夜話をやるらしい。いい加減やらないなら、番組の権利をGYAOにでも売ったげて。ニャンチューの元相方の仕切りが見たいんだよ!!