この夏、振り返って気付いたのは夏休みなのに、あぁ夏休みなのにどの局を回しても「夏休み子供アニメスペシャル」みたいな番組を一切やっていなかったこと(よく考えれば去年の夏もそうだった)。
僕が東京に居た頃、小学校6年までは夏休みには朝10時くらいからTBSとかでちょっと前のアニメの再放送をやっていた。『少年アシベ』だったり『仮面ライダー』だったりあんまり詳しく覚えていないけれど、何かのアニメや特撮番組見ていたことは覚えている。
島根に引っ越してからも、夏休みなど東京に帰った際にも放送していたような覚えがあるが、何時の間にやら「夏休み子供アニメスペシャル」は無くなってしまった。強いてそれらしいものがあったとするならば、ドラマ版『花より男子』の再放送をやっていたくらいか。
島根に引っ越してショックだったことの中に「夏休み子供アニメスペシャル」が放送されていないことがあった。放送局が少ないため番組を詰め込む必要があり、そういう”遊び”な部分には注力できなかったのか(以前島根ではTBS系列の局で『テレビチャンピオン』木曜の朝10時頃から放送していた。)。それとも教育県気取りだったからか。何であれまぁショックだった。
まぁ今の時代ケーブルテレビが普及していたりするのでアニメを朝からぶっ続けで見ると言うことが夏の風物詩ではなくなったからなのかな。それともゆとり教育批判がらみで悪者にされたのか。どうなのだろう。
少なくとも言えるのは、今の子には「夏休みアニメスペシャル」の記憶や、あれが終わった後の、火曜日に放送されていた『サザエさん』のエンディングに通じるやり切れない切ない感じは分からなくなったのだろう。火曜日の『サザエさん』ももう通じないか。