NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年003月017日(土)タイなんか行かなきゃよかったよ!!!

2007-03-17 | 授業

 6時間のフライトの果てに着いたのはバンコク、入国審査の時、目の前のおじさんに「fright number!」って言われたですよ。で頭の悪い僕はですね、言うわけです。「××××」ってクラス番号を頭悪く書く。明らかに怪訝な顔のおじさん。良く分からず、戸惑っていたら、おじさんがウッすらと切れてるご様子。keep on 怪訝でチケットの半券をペンで差し示し、サイレントに切れながら僕の書いたfright numberじゃないclass numberを訂正して書いて下さいました。ました。そんなこんなの初海外で、初タイさ♪

 2日目。アユタヤ遺跡に行く。昨日に行った王宮とかバンコク市内の観光地とは異なった”作られてない感”が心地良い遺跡群。ところどころ修繕はされているのだけれども、良い具合にデカダン感が漂っている。傾いているレンガ造りの遺跡。赤レンガにところどころ混ざった黒い部分は遺跡が作られた当時のものらしく良い具合のコントラストォ~♪

 近くのファミリーマート(!!)で買った酒とジュース(合計1200円!!安っ!)で部屋で飲み会。何を喋ってたかは良く覚えて居ないけど、良く笑ったことと失礼なこと言ってたのはウッすら覚えてる。ありがとう、そして申し訳ありません。色んな意味で色々微笑ましいものを見れた。飲みの場って面白い。それもホテルでの飲みって。

 ってか、空気読めないちゃんです。ちゃんとかつくような可愛いものじゃねぇや。とにかく空気読めない。いや空気は読めていたとしても、話が詰まんない。ホントに致命的に話が面白く無い。山も谷も無い緩急の無い平坦な話。ネタ的にキャッチーでも話の構成が良くないので、尻つぼみ感が否めない。本人が言うのだから間違いない。詰まんないなぁ、落語でも聴きまくるしかないか。
 
 まぁ、だからこそ人の話を遠巻きに聴いている方が心地良いんだと思う。皆の話し聞いてるだけで楽しいし、うなずきちゃんで行こうと思う。無理にしても終局的には仕方が無いし。



 3日目。この日はしくった。しくじった。観光会社から「このツアーは子供向けですよ」と念入りに釘を刺されてにもかかわらず、決行してしまったツアー日程。海に入ると体がかゆくなるので、動物園ツアーに同意しちゃったけれど、後悔することに。始めに行った「Thai calture show」というショー。ぶっちゃけごった煮、五目煮。冷蔵庫に在った残り物でご飯みたいなショー。女の人は結構頑張っていたのだけれど、男の人はほぼ皆やる気無し。すげーだらけた感じのショーに凹む。ガック氏です。僕は。その後、動物のショーがったのだけれど、そこまで行って今更ながらに気づいたのは、僕自身がああいう類の動物ショーが苦手だったと言うこと。やっちゃった…猿回しとかも苦手なのにだるいトラのショーとか駄目だな。駄目。
 水族館に行ったら、行ったで、ちっちゃい水族館。サメの稚魚が付加する過程の展示にぎょっとする。おもしろいけど。おまけに展示を見ていると前方に白人の初老の男性とグラマラスな現地の女の人。しかもwith刺青。絶対あっち方面ご職業の女の人。そんな女の人がいきなし「コンニチハ」って片言の日本語で、続けざまに「オゲンキデスカ?」とご質問。本当に瞬発力がないおつむだなぁといつも思う僕の脳は突発に「ご機嫌に良いですよ」と一切の面白排除の切り替えし。そのあとなんだか書けないことを言われる。足早にそこから退散してみた。
 そのだるいショーとかのせいで、夜最後の夜だから飲むつもりだったのに、皆食当りはしなかったのだけれど、タイの暑さや匂いに当たってしまったらしく、僕を除いた皆の夕食はハンバーガーにスパゲッティと言った洋食。空気を読めない僕は一人牛肉のオイスターソース炒めと海鮮タイ風焼きそば。しかも皆が生野菜や氷にまで木を使っている中で、焼きそばには牡蠣が入っていて。
 で、食事後。ぐだぐだに散会。その後に部屋に集まったのは8人中5人だけ。最後の夜だのに。幹事とあと一人が飲み集まれるのは今のところ最後だったのに。残念ちゃん。でもなんだかホンワカシテシマッタ。

 4日目。疲れた、熱いや、みな不調。そんな感じの3日間。みんなパクチーやレモングラスやパクチーみたいなタイ独特の街の匂いやタイ料理特有のエスニックスメルにどうにかなってしまったよう。んが、最終日やっとバンコク市内のしかも都心部を巡る。ホテルの傍や今まで巡った地方のすさんだ情景とは打って変わったにぎやかな都市。コンビニばかりではなく、マックもマックストアみたいなやつもスタバもあるし、そればかりかドデカクてめちゃくちゃ綺麗なモールや伊勢丹のモール!!もう皆の空気が違った。今までの疲弊した感はどこえやら、冷房の効いた涼しいモールの中を嬉々とお買い物。何時も通り僕は一人で行ってみる。日本でもあんまりないくらいに良さげなモールだったので、お値段もそれないで。CDなんかも輸入なのでそれほど安くなくOK,GOのアルバムを買おうと思ったけれど399バーツだったので止めてみて、propagandaっていうタイのオサレ系雑貨店で土産を買う。電気店を覗いてみたら家電製品は日本の方が安かったのにびっくら。PSPとかipodなんかは確実に日本の方が安かった。

 しかもそんな嬉々とした状況に、プラスの方面に追い討ちをかけたのが奇跡と言うかなんと言うか必然のめぐり合わせ。というか、僕がモールでの待ち合わせ時間に遅刻したために(暑さでどうかしていたんで4時集合のところを5時集合と勘違いした奴がいたのです。うっすらさんです。うっすらさん。)、予定よりも20分遅くの移動と相成り、それで駅に移動。皆が構内でちょっとグダグダしていたら、幹事に話しかけてきた一人のおば様が。ちょっと遠巻きに見ていたのだけれど、その直後幹事が超驚いた顔。周りの子も驚愕の表情。聴けば今回の旅行に行けなくなってしまった子のお母様ぁえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっっっっ!!!!!人数と男女比だけはその子に聴いていたらしく、もしやと思って尋ねてみたらビンゴだったと言う恐ろしいめぐり合わせ。驚愕と言う以外には何とも言えない巡り合わせ。

 その後、その子のお母様にアメ横を思わせるお土産屋街に案内して貰った後に、伊勢丹でタイスキをご馳走になってしまった。申し訳なくも、美味しく頂きました。ありがとうございました。でダッシュでホテルへ。汗だくだくでホテルへ戻り、急いで顔を洗って空港までの迎えを待つ。そして空港へ。席替え半券抜きの結果3列の真ん中席と言うドン外れのお席を賜った。正直、始めは寂しかったけれども、これはこれで良かった。空気悪くならなかったから、良かった。ある意味あたり。というか、この席をあたりに出来たのは一人だけだと思う。『man of the year』は最初は良かったのに、途中からありふれたサスペンスになっちゃって…。





 で今。今日17日の夜。正直タイ旅行に行かなければ良かったと心底思ってる。ホント行かなきゃ良かった…だって凄い寂しくて、悲しいだもの。あんなにみんなで騒いでいたのに。それを6日くらい繰り返してきたのにさ、終わっちゃったんだよ。もう2度といけないんだよ。タイ旅行を目指してバイトしてきたけれど、もう終わっちゃったんだよね…日本に帰国してからも解散するのが惜しくて、惜しくて。結局6時に空港に到着したのに空港を皆で出たのは11時過ぎ。

 今の心境を的確に表す言葉が見つからないんだけれど、パッと頭に浮かんだのは「ペットロス」。いやペットじゃないんだけれど、心にぽっかり穴が開いてしまった。これを何で埋め合わせればいいんだろうって言うくらいになっちゃってる。今のところ音楽でもスキマスイッチでも埋められてない。撮り貯めしていたバラエティ番組を見ても空しくなるばかりで。何すりゃ、この空白を埋め合わせるんだろうか。


 日常にどう切り替えていこうか。今ならどんな詐欺にも会っちゃいそうだ。笑うセールスマンに「どーっん!!」ってやられちゃうよ…。本当に、本当に泣きそうだ。いや、もう泣く。泣いてやる!!いや、泣いてるよ…。タイなんか行かなきゃ良かったよ!!