NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02008年012月010日(水)リベンジ

2008-12-10 | 休み
山崎まさよしさんことまさやんが1999年頃、NHKBS2の番組でアメリカのデルタ地帯を訪ねるというドキュメンタリータッチの音楽番組が放送されました。その中で度々言及されたのが、Robert Johnsonでした。いまでは『BECK』に挿話として登場したり、単体でコミックになってます。


延々と同じリズムの楽曲が続き、昔は画期的だったかも知れないフレーズも今ではブルーズの古典も古典のフレーズなので新鮮味を持って聞けるはずもありません。同じブルーズでもTHE MUDDY WATERSの方がはるかに新鮮に聞けました。ので、買ったものの、全部聞けず途中で寝落ちの繰り返しでした。良さは分からないという奴です。

一方で近年、Eric Claptonが『ME and MR.JOHNSON』というRobert Johnsonのカバーアルバムを出しましたが、オリジナルと比べてアレンジが豪華(Robert Johonsonはもちろんギター1本だけでしかもものすごく音源が悪い)で聞きやすく眠くなりにくい反面、オリジナルにあった”味”が感じられずすぐに投げ出したくなりました。しかもCCCD。

(Robert Johnsonのオリジナルが天日干しのいかするめだとしたら、Claptonのこのアルバムはだしをとった出がらしを甘辛く味付けしたいかの駄菓子みたいです。)


それではRobert Johnsonが分かったのかと言えば、未だに全然分かりません。ただ、何か味がするのは分かってきたような気がしないでもないです。先日、萩原健太さんが「何度も聞くうちに分かるようになる」と仰ってましたが、まだ聞き込みが足りないみたいです。精進していけば、いつかある日突然に開眼出来る日が来るやもしれません。「They're red hot」とかを聴くと、遠い昔にPPMかだれかのカバーを聴いた記憶が懐かしく思い出されますが、分かる分からないとは別の話なのが残念です。