NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

ヘビーレイン

2010-02-18 | 休み
『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』(SCE)
HEAVY RAIN
お金無かったけど、買ってしもうた…


プロローグまでちょこっとやってみての第一印象(ネタばれ含む)。以下に箇条書きと感想。


・操作形態はR2で「前進」、左スティックが方向決定(首を向ける)。この2つの操作を併せて移動する。
・右スティック、ボタンで歯磨きや髭剃り、着替えなどさまざまな動作・行為・行動を行う。QTE的。
・L2でキャラクターの思考確認。その時キャラクターが何を考えているのかをプレイヤーが確認出来る。ということはプレイヤー≠キャラクターであり、プレイヤーはキャラクターと乖離した存在。
・従来のADVのように会話の選択肢は存在するが、ウインドウではなくキャラクターの思考として表現されている。(前述のキャラクターの思考と同様にキャラクターの周りを文字が浮遊している。)

・演出。1つの部屋に2人以上居るとき、その人たちが離れると『24』的な画面を分割する演出処理がなされる。
・誕生日会前のシークエンスからモールのシークエンスへの場面転換に大いに問題がある。ブツっと切り替わるので、誕生日会前の自宅とモールがつながらない。


操作形態はかなり癖がある。『バイオハザード』のラジコン操作的でも有るけど、移動にしてもスティックだけでは許さないどちらかというとリアリズム的な操作形態のアプローチを見ると『ブシドーブレード』を思い起こさせる。人間は首から先に体を動かすのでこの操作形態は人体的には非常に正しい。またQTEにしても、単なるボタン押しにならないように入力する方向やボタンの組み合わせにやはりリアリズム的なアプローチを施している。

かなり攻撃的なアプローチ。これが成功しているか失敗しているのかはまだ分からないけれど、プロローグをプレイした限り製作者の意図は伝わってくるし、何より慣れてきた。後は最後までプレイしてどう感じるか。演出周りなどはかなり頑張っていて良い雰囲気。結構期待できるかもしれない。

引っかかったのが子供の1人、ジェイソンが買い物中に居なくなる場面。何故かいきなり弦楽器を多用した恐怖感をあおるBGMに切り替わってしまう。ゲームの情報を事前に仕入れていたプレイヤーにとっては、その後どういう展開が待っているのか知っているのでこのBGMの意味合いを理解できるが、子供が迷子になった程度でこのBGMは少し強引な気がする。モールの外の道路でジェイソンを見かけた時ならこのBGMもわかるけど。


とりあえず最後までプレイしてみよう。