NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

ホタルノヒカリ2

2010-07-12 | 休み
期待が大きかっただけに何と言うか…綾瀬はるかが可愛ければ良いんだ!可愛ければ…



「ホタルノヒカリ2」(日本テレビ)
UFO



前作のラストで、晴れて恋人関係になった蛍と部長。でも今作では現実通りに作品中でも3年亜という時間が過ぎていて、しかもその3年の間2人は蛍の海外転勤によって遠距離恋愛に。しかもそのために蛍はすっかり干物女に戻っていたという設定。これはさすがに頂けないなぁ。

前作での主人公の成長をまったく無視し、リセットし、今一度、過去の成功体験の再現をするというのはエンターテイメントでは良くあるパターン(例:『ドラえもん』劇場版の野比のび太)だけれど、それをドラマの続編でやって良いのか?かなり酷い出来。


分かりますよ、気持ちは。成長してしまった後に成長譚は難しいしありえない。だから達成したはずの成長をリセットして、もう一度以前と同じような問題を設定して、それを主人公になぞらせれば、今一度視聴者が望んでいる展開を作り出すことが出来る。

けれどそのために前作の部署の人間をすべて入れ替えるという荒業。そしてそもそも建設会社のクリエイティブ部門のような部署から、24歳の女性社員を3年間も海外赴任させる会社なんてあるわけ無いと思うのだけど…一応左遷というエクスキューズは付けていたが…どちらもかなり無理やりな設定。

部署の人間をすべて入れ替えたことで、再び部長と部下が一つ屋根の下に暮らしているという秘密を再度作り直している。蛍の貯金残高をほぼ0円にし、部長の家に住まざるを得ない状況にしてる。そしてホタルと部長それぞれに友人以上恋人未満的なキャラクターを配して、障害を作ってる。


干物女の復活は嬉しいけど、思いっきりファンを裏切ってるよな、このドラマ。無理やり状況をすべてリセットし、主人公の成長を無視し、過去の成功体験をなぞる為だけに作ってる…そしてあまり演技派とは言えない綾瀬はるかと藤木直人のボケやノリ突っ込みを織り交ぜた絡みの下りは前作以上にお寒い。。。もう綾瀬はるかの眼福を味わう意外無いのかもしれない、期待していただけにかなり残念なドラマになってる感じがする。。。



綾瀬はるかだけはとっても可愛いです。

RED DEAD REDEMPTION

2010-07-12 | 休み
今更ながら、買ってしまった…


『RED DEAD REDEMPTION』(RockstarGames)
RED DEAD REDEMPTION

サンディエゴとはいえ、さすがはロックスター。オープンワールドゲームのパイオニアだけあって、他社のオープンフィールドゲームとはグラフィックのクオリティが半端無い。というか、ノースの『Grand Theft AutoⅣ』より全体の雰囲気が好きだ。『GTAⅣ』とは異なり車も無く、ラジオも無いので基本的には西部劇的BGMのみ。世界観が確固としてある。

そういう世界の中でオープンワールド。メインミッションでストーリーを展開し、サイドミッション、ランダムミッションでボリュームを出す基本的な作り。メインミッションに関しては、失敗しても直近のチェックポイントからすぐにやり直すことができ、ストレスが溜まり難い。移動は基本は徒歩と馬。でも電車や馬車、キャンプから任意にショートカットも可能。

ゲームプレイの大きな要素を閉める射撃も2回エイムボタンを押せば、オートエイムになるのでその点でもストレスは回避され安楽にプレイできる。けれどそれが単純化による陳腐化をもたらしているかと言えばそうではなく、2回のエイムというゲームデザインで単純さを回避している。馬の移動にしても、キャンプでの移動にしてもワンクッション挟むことで単純化を退けている。

快適な操作周りであるのに、それが単純操作による難易度の低下、陳腐化に津ながらさせない施策を施せる全体のゲームデザインは本当にさすがとしか言いようの無い出来。下手なメーカーがやると、移動や射撃がやたら面倒でストレスフルなゲームデザインになったり、逆にユーザーフレンドリーすぎて全体が簡単化、単純化し、ゲーム自体の難易度が下がって陳腐になってしまうのに。


ストーリーテリングも秀逸で(とはいっても、リスニングが無理なので、字幕を大雑把に理解)、ミッション内容のバリエーションと共にユーザーを飽きさせないように、自然に物語とゲームプレイが癒合している。そしてこの物語も展開も演出も非常に映画的で良く出来ている。単純にムービーを垂れ流すだけの映画的ゲームとは一線を画している。(ただ一部の部分で危うい所もあるが)

物語的には、元アウトローが政府に強制される形で昔の仲間やらさまざまな敵と戦っていくという典型的なアクションモノのストーリー。そこにタイトルが意味する物語の本質を内包したり、文明移行期の話なりが組み込まれていて単純には帰さない。(英語力が無いので、ここをいまいち理解できなかったのが残念)それをロックスターならでは灰汁の強すぎるキャラが転がす。

それにしても話も演出も描写もエグイ。近代化以前のあけすけなセクシャルな描写やカニバリズム描写。バンディッツたちの振る舞いなどなど。本当にエグイ。でもこれこそ大人向けのゲームなんじゃないか。別に擬似セックスやパンツを晒すのがレーティングの使い方じゃないだろうと。重要なシーンの後で挿入される歌の演出なんかも大人味の秀逸さ。あそこは本当に素晴らしい。

ストーリーのラストも「赤き死の購い」らしくとってもビターで格好良い!


ただオープンワールド系として最高の出来ではあるけれど、自由に世界を歩き回って何でも出来るゲームって確かに素晴らしいんだけど、自由だからこそ飽きやすい(プレイヤーの意思や詰まることで展開から降りることが出来てしまう)のは気にかかった。面白いんだけど、やはりやってることは基本的に同じで、ストーリーテリングをするジャンルとしては必ずしも向いているとは思えないところも有る。