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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

トイストーリー3

2010-11-06 | 仕事
まぁ、ヤバイよなぁ。


『トイストーリー3』(ディズニー公式)
トイストーリー3


ぶっちゃけ基本的なストーリーラインは前2作と同じで、アンディの元から引き離され、そこからの脱出を図るというお馴染みのもの。1作目は近所のサイコ少年で、2作目はおもちゃマニア。そして3作目は同じおもちゃ。でもここは水戸黄門的な王道であればこそのべたであり、繰り返しであり、問題は無いんじゃないかと。やはり重要なのはラスト。

『トイストーリー3』で一番重要なのはラストのけりの付け方。ウッディたちの持ち主であるアンディは結局大学へ行くときにウッディだけを連れ、他のおもちゃたちは屋根裏に置いて行こうとする。そして最後にはウッディもおもちゃたちもアンディのその決定を認めて、それぞれの人生を受け入れる。受け入れるんだけれど、『1』からの主題歌が想起される。

最後の最後でウッディは仲間たちと別れることを再認識してしまい、受け入れたはずのアンディの意思を翻して、アンディ宛にメモを残す。それは仲間との未来を選ぶ行為だったけれど、一方で一番の友達で、相棒だったアンディとの別れを意味しちゃう。というか、そんなことをおもちゃ自体が差し向けちゃう。でもアンディもそれを受け入れる。

アンディはウッディの提案を受け入れて、アンディたちおもちゃたちをおもちゃを大事にしてくれる子供の元へ届ける。ある種大人な対応で、おもちゃを手放す青年な様子をアンディは見せるんだけれど、大学にも連れて行くはずだったウッディが子供へあげるおもちゃの中に見つけて逡巡。子供がウッディに手を伸ばすと、拒絶する反応を見せる。


でも結局アンディはウッディたちがおもちゃを大事にしてくれる子供たちといることが幸せだと考え、彼らを手放す。確かに良いシーンなんだけど…アメリカだからこういうラストしかありえなかったのかなぁとも思うけど…不可避な別れなのかなぁとか大学の寮にまで自分の年齢以上のビンテージなプーさんを連れて行った身としてはちょっと思うところがあるのです。日本だったら、他の選択肢もあるんじゃないのかなぁとか思うんです。


『トイストーリー』を観ると、おもちゃを大事にすべきと思うと同時に、軽々しくおもちゃを買えないよなぁって思うのです。ペットを飼うのと同じで最後まで面倒を見る責任があるんじゃないかと、神様ことUFOキャッチャーで取ったたくさんの人形を捨ててきた人間としてそう思います。

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