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水曜シアター9、終了

2010-08-19 | 休み
テレビ東京の映画部門を担当されている社員さんのツイッターアカウントで衝撃の発表。


ダークボ(Twitter)
水曜シアター9
【残念なおしらせ】「水曜シアター9」は、9月いっぱいで終了します。うち、映画の放送は来週を含めて残5回。この5回をもって、「木曜洋画劇場」以来42年半続いたレギュラー映画番組は、テレビ東京のゴールデンタイムから一旦姿を消します。無念です。ファンの皆さま、申し訳ありません。


まぁ、木曜洋画劇場枠が廃止され2時間ミステリーとの交互枠として現在の水曜シアター9になったころからこの兆候はあったけれども、まさか現実になるとは…このところテレビ東京に限らずテレビでの映画放送の視聴率は良くないらしい。もちろんDVDが普及してツタヤやゲオなどのDVDレンタルが一般化したので、別にテレビでの映画放送を待たずとも自分の好きな時に好きな映画が観られるもの。もっと言えば家から出ずともストリーミングでも観られる。



「水曜シアター9」終了のまとめサイトのコメントで一際面白かったのは「解説が必要」というコメント。DVDが普及し、100円でレンタルできる今、今一度必要なのはまともな知識や感性を持った映画評論家による解説付き映画放送なんじゃないのか。間違っても自称映画好きの薄っぺらな解説などではなくて。おとこおばさん(苦笑)の解説などはなくて。

昔の映画のテレビ放送には各局、水野晴男さんや淀川長冶さん、エロい妙齢の女性が居たけど、今は居ない。金曜ロードショーは放送直前のミニ番組でアナウンサーが解説しているが、あれはただの情報で解説じゃない。今映画のまともな解説をテレビでやってるのは「松嶋・町山の未公開映画を観るテレビ」の町山智弘さんくらいか。ただあの番組で取り上げる映画はドキュメンタリー映画しかないけれど。

それにしても何で地上波映画は最新作ばかりになったんだろうか。昔は結構旧作名画を放送していた気がするんだけど。自分では借りるつもりが無い映画を観るかもしれない誤配可能性が留保されているのがテレビに残された意味であり、可能性であると思うんだけど。観る気も無い、借りる気も無い映画がたまたまテレビで放送されていて、不意を突かれるって経験は結構あるはず。



ポール・ニューマンの『暴力脱獄』なんか町山さんの解説があるなしじゃ、ぼくみたいなもんはまったく楽しめなかったと思う。あれはラジオだったけど。「バリシネ」ばかりじゃなく「水曜シアター9」も終わってしまうテレビ東京。あのネット層を意識した悪乗りCMは苦手だったなぁ。それでも映画枠がこれ以上減ってしまうのは残念だなぁ。

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