今更『ALAN WAKE』をプレイ。
―『ALAN WAKE』(マイクロソフト)
冒頭、主人公の小説家、アランの悪夢の中でアランは黒い影のような何かに襲われる。人型をしたそれはアランに怨み言を吐きながら、斧で襲ってくる。当初怖かったこの演出も次の瞬間台無しになる。その”何か”は「俺はお前の小説の登場人物だ!よくも殺してくれたな!殺してやる!」とその出自を明確にして、「彼は私の小説の登場人物だった」とアラン自身の独白がそれに拍車をかける。
舞台となる町は開発者が散々言及していたようにスティーブン・キングの作品群(個人的には『ミザリー』っぽいなぁと思うけど、スティーブン・キングで良くある作家缶詰モノ)やデヴィット・リンチの『ツインピークス』にかなり影響を受けている。というか、そのもの。特にダイナーや不思議でシュールな”丸太おばさん”的登場人物たちは『ツインピークス』そのものだったりする。保管官事務所などもそのまんま。「熱海の捜査官」と同じ。
ゲームの構成はプリレンダムービーとアドベンチャーパートを細かく行きかう演出。そして肝心のアドベンチャーパートはTPSスタイルのアクションアドベンチャー。普通のTPSと異なるのは戦闘のシステム。敵に懐中電灯のライトを当てることでバリアのような”影”を取り除くことができ、有限な銃弾をかけずとも倒すことができる。一方でライトにはバッテリーの概念があり有限。考えられた良いバランスだと思う。
システムは良いバランスだとは思うんだけど、調整に難があるような。TPSはTPSだし、視点は所謂『バイオハザード4』の”肩越しTPS”なんだけど、普通のそれとは違って微妙にその”肩越し”がわざとずらされてる。このちょっとしたズレがプレイしづらくなっちゃってる。それだけじゃなくてアイテムやインタラクティブなものを見つけたときにボタンのマークが表示されるんだけど、そのタイミングがほんのわずかだけシビア。
こういうので小さなストレスが溜まる一方で、HUDの下には次にすべきタスクが表示され続ける(少なくとも難易度ノーマルでは)。「○○に行け」とか「××を取りに行け」など表示される。迷わないのは確かに良いんだけど、次に何をすべきかが常に表示され続けるってユーザーにとって良いことなようでいて、必ずしも良いことではないように思えるんだけど…2時間ばかりプレイして変わりばえしない山道を延々とお使いアクション。
最近は買ったゲームはアクションやアドベンチャーなら必ず1回はクリアしているんだけど、『アランウェイク』はちょっと無理だった…世界観は影響を受けたというよりもパクリに近い。リアルタイムとレターボックスサイズになってしまうムービーパートとの落差やアクション部分での調整不足感。そこにお使い感が強く、変わり映えのしないアクションシークエンス…コアゲーマーならちょうど良いんだろうけど、ぼくには無理だった…
―『ALAN WAKE』(マイクロソフト)
冒頭、主人公の小説家、アランの悪夢の中でアランは黒い影のような何かに襲われる。人型をしたそれはアランに怨み言を吐きながら、斧で襲ってくる。当初怖かったこの演出も次の瞬間台無しになる。その”何か”は「俺はお前の小説の登場人物だ!よくも殺してくれたな!殺してやる!」とその出自を明確にして、「彼は私の小説の登場人物だった」とアラン自身の独白がそれに拍車をかける。
舞台となる町は開発者が散々言及していたようにスティーブン・キングの作品群(個人的には『ミザリー』っぽいなぁと思うけど、スティーブン・キングで良くある作家缶詰モノ)やデヴィット・リンチの『ツインピークス』にかなり影響を受けている。というか、そのもの。特にダイナーや不思議でシュールな”丸太おばさん”的登場人物たちは『ツインピークス』そのものだったりする。保管官事務所などもそのまんま。「熱海の捜査官」と同じ。
ゲームの構成はプリレンダムービーとアドベンチャーパートを細かく行きかう演出。そして肝心のアドベンチャーパートはTPSスタイルのアクションアドベンチャー。普通のTPSと異なるのは戦闘のシステム。敵に懐中電灯のライトを当てることでバリアのような”影”を取り除くことができ、有限な銃弾をかけずとも倒すことができる。一方でライトにはバッテリーの概念があり有限。考えられた良いバランスだと思う。
システムは良いバランスだとは思うんだけど、調整に難があるような。TPSはTPSだし、視点は所謂『バイオハザード4』の”肩越しTPS”なんだけど、普通のそれとは違って微妙にその”肩越し”がわざとずらされてる。このちょっとしたズレがプレイしづらくなっちゃってる。それだけじゃなくてアイテムやインタラクティブなものを見つけたときにボタンのマークが表示されるんだけど、そのタイミングがほんのわずかだけシビア。
こういうので小さなストレスが溜まる一方で、HUDの下には次にすべきタスクが表示され続ける(少なくとも難易度ノーマルでは)。「○○に行け」とか「××を取りに行け」など表示される。迷わないのは確かに良いんだけど、次に何をすべきかが常に表示され続けるってユーザーにとって良いことなようでいて、必ずしも良いことではないように思えるんだけど…2時間ばかりプレイして変わりばえしない山道を延々とお使いアクション。
最近は買ったゲームはアクションやアドベンチャーなら必ず1回はクリアしているんだけど、『アランウェイク』はちょっと無理だった…世界観は影響を受けたというよりもパクリに近い。リアルタイムとレターボックスサイズになってしまうムービーパートとの落差やアクション部分での調整不足感。そこにお使い感が強く、変わり映えのしないアクションシークエンス…コアゲーマーならちょうど良いんだろうけど、ぼくには無理だった…
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