二〇二五年二月七日(金)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
タマさん、猫の消化器官を整えるフード買い足してきたよ。
ありがとう。お外はどうだった?昨日の気象予報見てたらえらく冷えるようなこと言ってたけど。
あったかい服装で行ってきたからさほど気にはならなかったよ。
よかった。飼い主がもし倒れたりしたらタマの命にかかわるからね。
もっともなんだけ、ちょっと引っかかる言い方だな。
タマ言葉なんだ。
猫の罪はないってところか。でも何でちょっとしか引っかからないかっていうと比べてしまうからだってわかる?
どういうこと?
人間の食料品がますます値上がりしててね、飼い主はそっちのほうがずっしり体にこたえるってこと。
それならタマ思うんだけど「物価高」っていう犯罪はなんでないのかな。テレビで見たけど今や世界中でたくさんの人たちが心身の不調を訴えて病院通いしてるってのに。
それね、たまに国会議事堂に響き渡る「ますます複雑化する世界情勢がどうしたこうした」っていう無駄遣い丸出しの空っぽ発言が覆い隠してしまうわけなんだけど、同時に空っぽ発言自体の底なしぶりを利用して空っぽ発言に依存しまくる議員の無力の自爆吐露でもある。何かもっと考えないとね。
猫の手を貸してあげるよ無利子で。でなきゃタマの生涯がかかってる。
またちょっと引っかかったぞ。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。FKAツイッグス。アルバム「LP1」の頃はとてもユーモラスな演出で好感を持って聴いたわけだがそんな中にもどこか痛々しさの欠片のようなものを漂わせてはいた。わざわざ大げさなまでに自分の顔面にべたべたペイントするだけでなくぐにゃぐにゃ変形させて見せるMVなど。けれども黒人アーティストの作品はジャズにせよブルースにせよヒップホップにせよまるでどこにも痛みのないようなものはない。かといって自虐性ばかりを売りにしてきたわけでは全然ない。それにしても今作はアルバムのアートワークからしておぞましいホラーさながら。ところが歌声は相変わらずFKAツイッグス。